【ペットシッターが解説】ジャックラッセルテリアとの暮らしで注意すること

ジャックラッセルテリアの性格と性質

性格

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ジャックラッセルテリアは、様々なものに興味を持ち、疲れ知らずの好奇心を持っています。

小型犬でありながら、そのパワーはとても強く、しつけをしていないと、部屋の中にある物をどんどん壊されてしまうほどです。特に遊びのスイッチが入ってしまうと、その興奮状態はなかなか抑えることもできなくなります。実際に、初心者には飼うのが難しいと言われるほどのパワーをもった犬種です。

しかしながら、家族に対してとても忠実で一緒に遊ぶことが大好きなジャックラッセルテリアは、家族の一員として楽しい時間を過ごすことができます。なんでもおもちゃにできるかのように、遊ぶことが大好きですが、興奮していない時はとても穏やかな様子です。子供と遊ぶこともできますので、しつけさえ行えば、よい遊ぶ相手になるでしょう。

他の犬と仲良く遊ぶことも基本的には好きですが、時に攻撃的になってしまうこともあります。特に自分よりも強そうであったり、優位な姿勢を見せらせると、興奮状態のスイッチまで入ってしまうことがあります。子犬の頃から社会経験を積むことがとても大切でもあります。

性質


ジャックラッセルテリアは、もともと猟犬の血が入っている犬種です。

テリアは、もともと狩猟本能がとても高く、動くものに反応し、山の中を走り回っていました。その為、小型犬とは思えないほどのパワーと気性が強い面も持っています。それほどのパワーを持っているジャックラッセルテリアは、運動が欠かせません。家族とたっぷり運動し、なおかつ、お部屋の中でも遊ぶことが大好きなのです。

普段からの運動、体重管理、しつけとがとても大切な犬ですが、その賢さから、リーダーの行動をとてもよく観察しています。リーダーが一貫した態度を取れていない場合、あっという間に立場が逆転し、お部屋の中でいたずらされ放題になってしまうこともあります。そればかりか、興奮時の制止が効かない場合や攻撃性が出てきた場合は危険を伴います。

好奇心旺盛なジャックラッセルテリアを理解し、たっぷりの運動やトレーニング、リーダーとのコミュニケーションがとれている場合は、とても穏やかな生活を送ることもできるようになります。しかし、なかなかその時間が取れない飼い主さんにとっては、犬も飼い主さんもストレスになってしまうことがあります。それほどに、家族との暮らし方や日々の習慣が影響することをふまえて、一緒に生活を送ることが大切なのです。

ジャックラッセルテリアの飼育の注意点

室内環境

ジャックラッセルテリアは、基本的は、人が室内で快適だと感じる温度で過ごすことができればよいでしょう。

26~28℃前後が快適ではありますが、運動が大好きなジャックラッセルテリアは、お部屋の中で走り回っていて体温が上がってしまうこともあります。特に夏は熱中症の危険性もありますので、23~25℃ほどにしておいてもよいでしょう

夏は暑さとともに湿度に注意しましょう。もともとイギリス生まれのジャックラッセルテリアは、暑さには比較的強くても、湿度の高い蒸し暑さが苦手です。快適な湿度は40~60%ほどで、湿度が上がると、熱中症の危険性はさらに高まりますので、注意しましょう。また、冷房をつけっぱなしにしておいても、停電などで消えてしまう場合もあります。

日陰になる場所に冷感マットを置いておく、凍らせたペットボトルを置くなど、体を冷やすことができる場所を作っておくとよいでしょう。ジャックラッセルテリアは、興味を持った物を壊してしまうこともあります。マットやペットボトルを気づくとかじっていたということもありますので、誤飲事故等には十分注意しましょう。

狩猟で山の中を走り回っていた犬の祖先をもつジャックラッセルテリアは、冬の寒さにも比較的強いとされています。その為、特に防寒をする必要はありませんが、人が快適に過ごせる温度で、室温が下がり過ぎないように注意しましょう。

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ジャックラッセルテリアは、運動や遊ぶことが大好きな為、お部屋の中を思いっきり走り回ることも日常茶飯事です、しかし、膝蓋骨脱臼など関節の病気になりやすい傾向もあります。

また、お部屋の中でソファなどの段差から勢いよく飛び降りるなどジャンプによって関節を痛めてしまったり、骨折の原因になってしまうことがあります。

フローリングは滑りやすく、関節を痛める原因になりやすいものです。カーペットを敷く、ペット専用の滑り止めつきマットを敷く、コルクマットを敷くなどして、滑って怪我をしないように対策しておきましょう

ソファや椅子、室内にある段差にも注意が必要です。高齢になると、関節はさらに弱くなってしまいます。飛び降りて骨折をしないように、ステップをつける、低めのソファなどを使う、そもそもしつけをして上がっていいところといけないところを区別するなど、ケガをさせないように日頃から注意することが大切です。

家具の配置

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ジャックラッセルテリアは、非常に頭がよい犬種でしつけもとても重要になります。狩猟本能がとても強いことで様々なものに興味を持ち、お部屋の中で自由にさせているといたずらをしてしまい、思わぬ事故につながることもあります。また、家族の中のリーダーとの関係も非常に大切になり、ハウスのトレーニングも大切になります。

本来、犬は体を休めるときは巣穴で休んでいました。犬にとってパーソナルスペースはとても重要です。ジャックラッセルテリアが安心して過ごせる場所を確保する為、ケージやサークルで過ごす習慣を作るとよいでしょう。サークルを置き、その中にベッドやトイレ、食事場所を作っておくとよいでしょう。ジャンプ力のあるジャックラッセルテリアですので、サークルの高さには注意して選ぶようにしましょう

家族と一緒に過ごすことが大好きなジャックラッセルテリアですので、リビングなど目が届くところにサークルは設置してあげるとよいでしょう。ただし、直射日光やエアコンの風が直接当たらない場所、転倒のおそれのある家具やインテリアのそばに置かないなど、サークルの設置場所には十分注意するようにしましょう。

運動

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もともと、小動物を捕まえていた狩猟犬の血を受け継ぐジャックラッセルテリアは、とにかく元気に動き回り、運動しても疲れ知らずの体力を持っています。その為、たっぷりの散歩と室内での遊び、そしてクールダウンさせるというメリハリが必要になります。

散歩は、1日2回、30分以上たっぷりとしてあげましょう。小型犬でありながら、大型犬のようなパワーを持つジャックラッセルテリアですので、散歩の中にトレーニングを取り入れる習慣をもつこともよいでしょう。また、定期的にドッグランなどで思いっきり走らせてあげることもストレス発散になります。室内で遊ぶ際も、ボール投げやロープでの引っ張りっこなど、体を思いっきり使えるように工夫しましょう。

ジャックラッセルテリアは、個体差はあるものの興奮しやすい性質も持っています。その為、運動する時間の後に、体も精神状態も安定させるクールダウンの時間を作ってあげるとよいでしょう。たっぷり運動した後は、サークルの中で休ませるなど、メリハリのある時間を過ごすことによって、家族も愛犬も安心して過ごすことができるようになります。

しつけ

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ジャックラッセルテリアのしつけは、容易なことではなく、非常に賢いからこそ、良いことと悪いことをしっかりと分けてしつけなくてはいけません。少しでも、甘やかしの態度が出ると、それをあっという間にわかってしまうのが、ジャックラッセルテリアなのです。

非常に賢く、好奇心旺盛なジャックラッセルテリアですので、まずは、トレーニングやしつけを一緒に楽しむという姿勢がとても大切になります。上手にできた時に褒めながら、ご褒美を与えてさらにその行動を強化していきます。一方で、悪いことをした時は、しっかりと怒るということが必要になります。時に厳しさを持ちながらのしつけが必要になる犬種でもあるのです。

好奇心旺盛で時に自己主張も強くなるジャックラッセルテリアですので、散歩中も、「オスワリ」や「マテ」、何かが起きた時の為に呼び戻しなど、しっかりとしつけを行うことが必要になります。本能的に何かを追ってしまう、攻撃的になってしまう、そういったことがある犬であることを理解しながら、根気よくトレーニングしていくことが必要になるのです。

ジャックラッセルテリアのケア方法

ブラッシング

ジャックラッセルテリアは、抜け毛が多い為、ブラッシングを日々の習慣にすることがとても大切です。毛並みを整え、新陳代謝を活発にし、皮膚病を予防することにもつながりますので、子犬の頃からブラッシングを行うことを習慣にしておきましょう。

ジャックラッセルテリアには3毛種あり、それぞれにブラッシングのお手入れの仕方も異なってきます。3毛種に共通していることは、バリカンでトリミングはしないほうがよいこと、日々のブラッシングで死毛を取り除くということです。

スムース

ジャックラッセルテリアのスムースは短い毛がよく抜けますので、ラバーブラシなどでしっかりとブラッシングする必要があります。直毛の為、衣服にも刺さるようによく抜けます。日々のブラッシングによって毛艶をよくしていきます。

ブロークンコート

ブロークンコートは短い毛と長い毛が混ざっています。身体の部分によって、長い毛と短い毛がありますので、ラバーブラシや獣毛ブラシで手入れをするとともに、ストリッピングという古い毛を抜き、新しい毛の発育を促す手入れが必要になります。

ラフコート

ラフコートは長毛ですので、さらにしっかりとしたストリッピングが必要となり、固い毛が生えそろうように手入れすることが大切です。

ジャックラッセルテリアの場合は、本格的な手入れはトリマーさんにお願いしたり、手入れの仕方を学ぶなどするとよいでしょう。普段は、遊ぶことが大好きなジャックラッセルテリアですので、体を清潔に保ち、ブラッシングで整えることが大切です。

爪切り

運動が大好きなジャックラッセルテリアですので、毎日のお散歩や運動で爪は削れていくことも少なくありません。しかし、きれいに整える為にも、やはり、定期的に爪切りを行う必要があります。伸びすぎると、歩き方にまで影響したり、肉球を痛めてしまうこともありますので、注意しましょう。

自宅で爪切りをする場合は、まず爪切り自体に慣らすところから始めましょう。爪の中の血管や神経を切らないように少しずつ爪切りで切るようにしましょう。焦って力が入ると、緊張が犬にも伝わってしまい暴れてしまうこともあります。また、自己主張の強いジャックラッセルテリアですので、一度嫌になると、爪切りを見ただけで大暴れしてしまうこともあります

爪切りは少しずつ1か月に1~2回程度でよいですが、まずは爪切りを爪に当てるだけ、1本だけ切ってみるなど、工夫して徐々に慣らしていくようにするとよいでしょう。

もちろん、爪切りが難しいと感じた場合は、トリマーさんや獣医師にお願いしてもよいでしょう。

肛門腺絞り

ジャックラッセルテリアの肛門絞りは月に1回程は習慣にしたいものです。普段たくさん遊んでいる時に、地面にお尻をこするようなしぐさをした時、肛門腺にすでに分泌物が溜まっていることがあります。そのままにしておくと、炎症が進んでしまったり、さらに溜め込むと破裂してしまう危険性もありますので、注意が必要です。

肛門腺絞りは自分で行うことができます。人差し指と親指で犬の肛門をつまみ、4時と8時の方向で下から上につまみ出すように絞ると分泌物が出てきます。分泌物はとても臭いので、衣服つかないようにティッシュなどで抑えながら行ったり、シャンプーの際に一緒に行うとよいでしょう。

肛門周辺はとてもデリケートな部分でもあります。無理に絞ると、敏感な肛門周りの炎症を起こしてしまうこともありますので、トリマーさんや獣医師に定期的にお願いしてもよいでしょう。

耳掃除

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ジャックラッセルテリアの耳は、半直立耳ですが、垂れ耳になっている状態の場合もあり、個体差があります。耳のお手入れは1週間に1度の目安程度で行いましょう。耳掃除を自分でし過ぎてしまうと、汚れを中に押し込んでしまって外耳炎を引き起こしてしまうこともあります。また、すでに耳をかゆがっている場合や、黒い耳垢が出てきた時は早めに獣医師の診察を受けましょう。

普段のお手入れとしては、犬用のイヤークリーナーを耳に垂らし、あとは外から耳を挟んでクチュクチュ音がするのを確認しながらマッサージするようにしていきます。その後、出てくる汚れをコットンなどで優しくふき取ってあげましょう。あまり強く拭いてしまうと、耳の皮膚を傷つけてしまうことがありますので、優しく丁寧に拭きとる程度でよいでしょう。

目の手入れ

ジャックラッセルは、目の周りに長い毛も生えていますので、ストリッピングという手入れを体全体と同様に行うとよいでしょう。ただし、これは定期的なことですので、普段は丁寧に汚れを拭き取ってあげる程度で十分です。

毛が白と茶色の為、涙やけが目やになどの汚れは目立ちやすいものです。涙やけは涙に含まる脂質成分が酸化することで、目の周りの毛の変色が起こるものです。衛生的にもよくありません。日々のお手入れをしっかり行うようにしましょう。涙やけ専用のシートを利用してもよいでしょう。目やにが乾燥している時は、コットンやタオルにぬるま湯を含ませて優しくふき取ってあげましょう。

日々の目の手入れをしていても、涙が多い場合は、目の病気や炎症が考えられます。早めに獣医師に目のチェックをしてもらうようにしましょう。

歯磨き

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ジャックラッセルの歯磨きは、子犬の頃から日々の習慣にしてあげたいものです。歯磨きは子犬の頃から習慣にすることで歯周病を予防することができます。歯垢や歯石が溜まってしまう前に、歯磨きを習慣にしていきましょう。

最初から無理に口をおさえて歯磨きをしようとすると、やはり嫌がってしまうことが多いものです。歯磨きに慣れていない場合は、歯磨きシートやガーゼなどを指に巻いて、歯の汚れをふき取ってあげるだけでも効果があります。また、デンタルガムなどを与えることを習慣にしてもよいでしょう。できる範囲で少しずつ、口のチェックや歯茎のマッサージ、コミュニケーションをかねて1日1回の習慣にしてあげるとよいでしょう。

ジャックラッセルテリアがかかりやすい病気

膝蓋骨脱臼

ジャックラッセルテリアは運動が大好きで走り回る一方、遺伝的に膝蓋骨脱臼も起こりやすいと言われています。先天性でなることも多く、軽度の場合は脱臼しても自然に戻ることも少なくありません。しかし、グレードがあり、重度になると、常に脱臼していたり、歩行異常が出るようになることもある為、早期に発見し、対策をしていくことが必要になります。

先天性の場合は、生まれつき形成異常がある為、手術が必要になることがあります、一方後天的にケガや事故などで起きてしまうこともあります。成長段階にある子犬の歩行状態には注意するとともに、室内では、フローリングで滑ることがないようにカーペットなどを敷くようにしましょう。

マラセチア皮膚炎

ジャックラッセルテリアは体が丈夫で病気にもかかりにくいと言われていますが、皮膚疾患になりやすいことがあります。特に皮膚の常在菌マラセチアが増えて、皮膚の炎症やかゆみが出るマラセチア皮膚炎には注意が必要です。

マラセチア皮膚炎の原因として、アトピー性皮膚炎や食事のアレルギー性皮膚炎が起きていることもあり、投薬やジャンプー、食事の切り替えなど、総合的な治療が必要になってくることもあります。日々のブラッシングを行う中で、皮膚のチェックも行うことが大切です。フケが出ていたり、赤みが見える、体をかゆがるなど、気になる様子があれば、早めに獣医師に相談するようにしましょう。

子犬期の注意点

ジャックラッセルテリアは想像がつかないほどの体力があり、遊んでも遊んでも疲れ知らずと言ってもよいほど遊ぶこと運動することが大好きです。ただし、遊び過ぎによる体力低下や脱水症状には十分注意するようにしましょう。興奮性につながらないよう落ち着かせることも大切です。休ませてあげるタイミングと遊びの時間をもつようにしましょう。

ジャックラッセルテリアは体力がありますので、子犬の頃から毎日の食事管理がとても大切になります。子犬の時期は食べたいだけ食べさせるのがベストですが、塩分や脂肪分が過多にならないように工夫して、できるだけ食べたら運動をさせることも大切です。毎日の食事管理で病気を予防したり、異常や病気の早期発見にもつながります。オヤツのあげ過ぎなどには十分注意しましょう。

ジャックラッセルテリアは、非常に賢い上に興奮すると噛みつくことも得意としています。ワクチン接種が終わり、獣医さんのOKが出たころには、体力もかなりついています。お散歩デビューと共に、トレーニングを本格的に始める時期でもありますトイレのしつけなど基本的なしつけは継続して行い、甘噛みや無駄吠えをしないように、お散歩も落ちついていけるようになど、たくさんのことを褒めながらひとつひとつ覚えさせていきましょう。

シニア期の注意点


運動が大好きで活発なジャックラッセルテリアですが、シニアになるとその運動量は減り、きめ細やかな健康管理が必要になってきます。激しい運動によって心臓病や関節の傷みなどが出てきやすい犬種でもあります。定期的な健康診断と共に、愛犬のペースに合わせて適度に運動するようにしましょう。

また食事の内容も見直すようにしましょう。運動量や代謝が落ちる分、低カロリーの食事が必要となりますが、食事を制限すると体力低下にもつながります。消化しやすい食事、愛犬が食べやすい食事、病気に合わせた療法食など、健康状態を見ながら愛犬に合わせたフードを与えるようにしましょう。

シニア期になると視覚や聴覚などの衰えも出てきます。お部屋の中で遊ぶ場合は安全に遊べる場所を確保してあげることも大切です。危険なものは片づけておき、床も滑りにくいようにマットなどを敷いておくと安心です。また室温の管理にも注意し、寝て過ごすことが多くなる愛犬の為にもゆっくり休める環境を作ってあげるようにしましょう。

季節ごとの注意点

ジャックラッセルテリアにとって春はとても過ごしやすい季節ですが、気温の変化に注意しなくてはいけません。子犬や老犬は特に注意しましょう。また冬の間は皮下脂肪が必要ですが、春になってもそのままカロリー多めの食事をしているとあっという間に太ってしまいます。運動が大好きな犬種ですので、食事と運動のバランスに十分注意するようにしましょう。

春になって、外にお出かけすることも多くなります。しかし、一方でノミやダニの寄生虫、また腸内寄生虫の感染など感染症に十分注意したい季節でもあります。動物病院で検査を行い、適切な予防薬を服用するようにしましょう。春は狂犬病予防接種の時期でもあります。飼い主さんの義務にあたりますので、必ず受けるようにしましょう。

春から夏にかけての換毛期は抜け毛が非常に多くなるシーズンです。抜け毛や死毛をそのままにせずに、毎日こまめにブラッシングするようにしましょう。刺さるような毛が抜けますので、洋服を着せて対処することもよいでしょう。

ジャックラッセルテリアは暑さに弱い犬種なので、特に熱中症に注意しなくてはいけません。しかし冷房の風が直接当たってしまうと、体調を崩す原因にもなってしまいます。人間が快適に過ごすことができる温度が適温ですので、エアコンを上手に活用して快適な室温を保つようにしましょう。運動が大好きで、ついつい外に出ると興奮してしまう場合も危険です。お散歩の時間も夕方以降涼しい時間にするなど、生活スタイルを改めて見直すようにしましょう。

暑い夏は新鮮な水がいつも飲めるようにしておくことも大切です。水やよだれによって、ブロークンコートやラフコートのジャックラッセルの場合、顔周りや口周りの被毛が変色しやすくなります。湿気が多い夏は不衛生になりやすいので、被毛の手入れをしっかり行いましょう。

夏バテによって体力や食欲が減退してしまうこともあります。食欲が低下してしまった場合は水分量が多く嗜好性も高いウェットフードを与えてみるなど、少量であっても栄養補給できるような食事を心がけてあげるとよいでしょう。ただし、梅雨の時期から夏にかけては食べ物が非常に傷みやすくなります。しばらくしても食べないフードは早めに片づけるようにしましょう。

秋は気温が下がって春と同じくジャックラッセルテリアにとっては過ごしやすい季節になります。冬に向けてしっかりと食べて体力を回復させておきたい季節でもありますが、注意すべき点は食欲と肥満です。急に食欲旺盛になってしまい、欲しがるままに与えていると、肥満になってしまってしまいます。気温も下がって、お散歩も気持ちよい季節です。運動が大好きなジャックラッセルテリアの為にも、お散歩や運動の機会を増やし、筋力アップ肥満予防に努めましょう。

外に行く機会が多くなる季節です。春夏と同様に、秋になっても、フィラリア症の予防薬とノミの駆除薬は続けるようにしましょう。また、乾燥が始まる季節ですので、お散歩のブラッシングも念入りに行ってあげるとよいでしょう。

冬の寒さには比較的強い強いジャックラッセルテリアですが、室内であっても気温が下がると体調不良の原因になってしまいます。特に子犬や老犬は注意が必要です。暖房をつかって、室内の温度に十分注意しましょう。また、暖房を使うことによって乾燥にも注意しましょう。室内の乾燥は、ウイルスの蔓延や気管支炎、被毛の乾燥などを引き起こしてしまいます。暖房とあわせて加湿器を上手に使うようにしましょう。

暖房器具を使用すると、気づかないうちに体が温まりすぎて脱水症状を起こしてしまうことがあります。特にヒーターやこたつによる火傷、電気コードによる事故などには特に注意しましょう。特に好奇心旺盛な子犬の時期は、様々な物に興味を持ってしまいます。危険な物は片づけておくようにしましょう。

子犬期に気を付けたい病気とその兆候

膝蓋骨脱臼

小型犬に多い病気で、成長段階にあるジャックラッセルテリアも注意が必要です。先天的な形成異常で膝蓋骨が外れやすくなってしまっています。子犬の頃のワクチン接種や健康診断のタイミングで、関節もしっかり診てもらっておくとよいでしょう。

先天的な原因が多いものですが、関節に負担がかかることで発症してしまうこともあります。成長段階にある子犬の骨は、毎日十分な栄養をとっていても思わぬ事故から骨折や脱臼につながってしまうことがあります。

室内外関係なく活発なジャックラッセルテリアですので、ソファーや階段からジャンプした時に、そのまま骨折してしまうこともあります。抱っこしていたのに、突然ジャンプしてバランスを崩し骨折や脱臼ということもあるのです。普段の生活には十分に注意し、なんらかの異常を感じたら早めに獣医師に診てもらいましょう。

レッグペルテス

ジャックラッセルテリアも含め小型犬の子犬によくみられる病気で、股関節の骨が変形してしまうものです。足のつけ根にある大腿骨頭にある血管が傷ついて、血液が正常に流れなくなり、骨頭が壊死してしまいます。詳しい原因はまだわかっていませんが、お散歩の時に足を引きずって歩いていたり、片足を上げている様子があった場合は、注意する必要があります。脱臼の症状と似ていますが、手術が必要になる場合もあり、遺伝的な要因がありますので、早期発見してあげることが大切になります。

シニア期に気をつけたい病気とその兆候

糖尿病

ジャックラッセルテリアは、テリア系のいくつかの犬種がなりやすいとされている糖尿病に注意が必要です。特に肥満になると、そのリスクはさらに高くなります。インスリンの働きが悪くなると、血糖値が高い状態となってしまいます。

糖尿病になると、水をよくのみ尿の回数や量も多くなります。また、また尿が出ていても色が薄い場合も糖尿病が疑われます。普段から排泄のチェックを行い、尿の変化に気づいた場合は早めに獣医師に診断を受けましょう。重症化すると嘔吐や食欲不振、元気消失など様々な症状が出てきます。また、口臭も気になるようになります。

命に関わる糖尿病ですので、安心できるフード選びも重要になってきます。愛犬がシニアになったら、健康診断と共に、フードを改めて見直すこともよいでしょう。先天的な要因のほかにストレスが原因になっていることがありますが、多飲多尿の症状が出たら注意が必要です。

白内障

人間と同様、高齢になると、犬も目の病気を発症しやすくなります。白内障は、人間の白内障と同様、眼の水晶体が白くにごる病気で、高齢のジャックラッセルもなりやすい病気のひとつです。

暗いところで見えにくくなり夜の散歩を嫌がる、部屋の中でぶつかるなど、様々な症状が出ますが、重症化すると失明してしまいます。早期発見・早期治療が大切な病気で、早い段階であれば、目薬で進行を遅らせることもできます。普段から、愛犬の目の様子を気にかけてあげるようにしましょう。

健康に過ごすためのボディチェック

体全体のチェック

まずはジャックラッセルテリアの体全体を触ってあげる習慣をもちましょう。ボディチェックは、コミュニケーションの一環としてもとても大切です。背中や胸など、愛犬が気持ちよいところを触ってあげながら、たくさん褒めていきましょう。

体を触ることに慣れてきたら、被毛のチェック、皮膚のチェックもしてあげましょう。種類によって異なりますが、特に長毛の場合は、しっかりブラッシングを行い、日ごろから炎症や脱毛などがないか、また掻いてしまった跡がないかなど皮膚の状態をチェックしてあげましょう。

足先は嫌がる部分でもありますが、散歩後などに足の裏のパッドが傷ついていないか、何か異物が刺さっていないかなどチェックすることも大切です。また、爪が伸びていないかもしっかりチェックしてあげましょう。

お尻付近やしっぽの周辺も触られることを嫌がる部分ではありますが、優しく声をかけてあげながら見るようにしましょう。ジャックラッセルテリアが地面にお尻をこするようなしぐさをしている時は、肛門腺絞りが必要なサインです。その他、お尻周辺が汚れていないか、下痢の跡や肛門周辺の炎症はないかなどチェックしてあげましょう。

顔周りのチェック

非常に利口でアイコンタクトが大好きなジャックラッセルテリアの目の輝きを見てあげましょう。健康な目はイキイキしていますが、目の病気にもなりやすい犬種ですので、炎症が起きている、いつもよりまぶしそうにしている、痛がっているなどの様子があれば、早めに獣医師に診てもらいましょう。涙やけの原因にもなりますので、涙が出ている場合は丁寧にふき取ってあげましょう。

ジャックラッセルテリアの耳は半分立っている耳や完全な垂れ耳になっているものまで様々です。特に垂れ耳になっていると、耳が汚れやすいものです。においがする、耳周辺が汚れている、耳垢が出てくるといった場合は、外耳炎や耳ダニの感染などを起こしている場合があります。

また丁寧に耳掃除をしようとしたあまり、耳を傷つけてしまっていることもあります。においや耳の炎症、赤みが気になる場合は早めに獣医師に診てもらいましょう。耳の炎症は、アレルギーや皮膚病の一環として引き起こされていることもありますので、注意してみるようにしましょう。

口のチェックも大切です。犬は歯周病になりやすく、特に老犬は注意が必要になります。毎日の歯磨きが効果的ですが、難しい場合は、指先に布を巻いてふき取るようにマッサージしてあげるだけでも効果があります。愛犬が口を触ることに対して嫌がったり、恐怖を感じているようであれば、少しずつ慣らしてあげるようにしましょう。

健康な犬であれば、鼻は適度に湿っています。乾いてしまっている、鼻水が出てしまっている場合は体調不良になっている場合があります。早めに獣医師に相談するようにしましょう。

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