猫種(猫の種類)一覧

アビシニアン

プロフィール

英語表記 Abyssinian
原産地 イギリス・エチオピア
平均体重 2.5kg~4.5kg
体型 フォーリン
毛種 短毛種
毛色 ラディ・レッド・ブルー・フォーン
目色 ゴールド・グリーン

歴史

はっきりした裏付けはありませんが、アビシニアンは1868年、戦争でエチオピアに遠征していたイギリス兵のひとりが故郷に持ち帰った「ズーラ」という雌猫に端を発していると言われています。エチオピアは当時、アビシニアと呼ばれており、発祥の地の名前がそのまま猫の名前になったようです。「ズーラ」はイギリスで他の猫と交配され、今のアビシニアンに。その後、アメリカに持ち込まれ、正式に猫種として認定されました。

しかしながら、アビシニアンの歴史には諸説あり、イギリス兵が「ズーラ」を見つけたのはアレクサンドリアの港だという説や、同じような猫がリビアからアメリカに持ち込まれた可能性もあるなど、その起源は謎に包まれています。

特徴

アビシニアンの特徴はほっそりとしたスタイリッシュな体と毛の1本1本に複数の色が入ることで生まれる美しい毛の色です。長いムチのような尻尾や筋肉質な体躯も魅力的で猫界のアスリートのようです。吊り上った目と大きな耳はエジプトで神とあがめられた猫に似ています。

性格

運動量が多くアクティブなため、気の強い猫だという印象がありますが、多くのアビシニアンは穏やかで人懐こい性格です。飼い主さんとも濃厚なコミュニケーションを好みますし、頭も良いため一緒にいて楽しめる猫と言って良いでしょう。鳴き声は小さく、しかもあまり鳴かないため、マンションなどでの飼育にも向いています。

普段は飼いやすい猫ですが、たまに他の猫への嫉妬や飼い主さんの過剰なスキンシップなどが原因で、凶暴になることもあります。その場合はあえて構わずにしばらく放置すると良いようです。

お手入れ

短毛種ですので、面倒なお手入れの必要はありませんが、アビシニアンの特徴である美しい被毛を楽しむためにも1日1回はブラッシングしてあげましょう。水を怖がらないため、シャンプーするのもラクな猫種です。

気をつけなければならないのは肥満傾向。ほっそりした体のアビシニアンを太らせてしまうと糖尿病や関節の疾患になりやすいと言われていますので要注意です。

アビシニアンの記事一覧はこちら

アメリカンカール

プロフィール

英語表記 American curl
原産地 アメリカ
平均体重 3kg~5kg
体型 セミフォーリン
毛種 短毛種、長毛種
毛色 すべての色
目色 すべての色

歴史

アメリカンカールは猫の中では比較的新しい品種。1981年にカルフォルニア州で長毛の黒い子猫が保護されましたが、この子猫は耳が外側にカールしていました。子猫はシュラミスと名付けられて、ルガ夫妻の家で暮らし始めましたが、シュラミスが生んだ4匹の子猫のうちの2匹も耳が外側にカールしていました。

この珍しい猫の存在が広まり、数年後には繁殖計画がスタート。現在のアメリカンカールはシュラミスから生まれた子孫に品種改良を重ねて、正式な猫種として認定されました。つまり、すべてのアメリカンカールはシュラミスに連なるのです。

特徴

アメリカンカールの特徴である外側にカールした耳は突然変異から生まれましたが、これは優性遺伝。そのため、アメリカンカールから生まれる猫の半分は耳がカールしていると言われています。子猫の時には普通の耳で生まれ、生後数日すると耳がカールし始めますが、一度カールしても元に戻ることもあり、カール耳の猫になれるかどうかは生後4か月ぐらいまで分かりません。

耳にばかり注目されるアメリカンカールですが、大きな目、ふさふさとした被毛も特徴。自然変異から生まれたためか罹りやすい疾患もなく、比較的長寿で飼いやすい猫と言えるでしょう。

性格

見た目もキュートですが、性格も明るく活発です。人見知りも少なく、飼い主さん以外の人との接触や他の動物、子供との同居も厭いません。野性味の少ない猫ですので飼い主さんとのおもちゃ遊びで充分、満足してくれます。時には犬のように飼い主さんと戯れることもあり愛猫家からの人気が高い猫です。

お手入れ

長毛タイプにはシングルコートとダブルコートがいますが、ダブルコートでも下毛が短いためお手入れはラクです。逆に短毛タイプの多くはダブルコートなため、抜け毛が多いのが特徴です。ブラッシングはできるだけ頻繁にしてあげましょう。

特徴的なカタチゆえに、耳には耳垢が溜まりやすい傾向がありますので、しっかりしたお手入れが必要ですが、耳掃除の際に耳を引っ張ったりしないよう気をつけてください。

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アメリカンショートヘア

プロフィール

英語表記 American Shorthair
原産地 アメリカ
平均体重 3.5kg~4.5kg
体型 セミコビー
毛種 短毛種
毛色 シルバークラシックタビーなど全30種以上
目色 被毛に準ずる

歴史

アメリカンショートヘアは10世紀にローマ人がイギリスに持ち込んだ猫が発祥だと言われています。この猫はしばらくの間、ブリティッシュショートヘアとしてイギリスで繁殖されていましたが、イギリス人が新天地を求めてメイフラワー号でアメリカに渡った時に船内でネズミを捕る仕事を与えられ、一緒にアメリカに上陸。しばらくはアメリカでドメスティックショートヘアと呼ばれていましたが、アメリカ国内ではあまり人気がありませんでした。

しかしながら1966年に名前がアメリカンショートヘアに変更されてから人気が出始め、現在では猫種の中でももっとも人気のある猫のひとつになっています。働く猫から高貴な飼い猫への華麗な転身だったと言えるでしょう。

特徴

アメリカンショートヘアの特徴は何と言っても体全体に入った綺麗な縞模様でしょう。もともとネズミを捕るハンターだっただけに体もがっしりしていてたくましく、雌でも6キロ近くになることがあります。被毛の色も目の色も種類が多く、自分の好きな色柄を選ぶ楽しみも大きい猫です。

性格

もともとネズミを捕るハンターだっただけに好奇心旺盛で活発な猫です。おとなしい猫種と違って、運動量が多く、いたずらも大好き。家の中では走れるくらいの広い場所を取り、飼い主さんがしっかり遊んであげる必要があるでしょう。性格は社交的ですが、個体によってはゴーイングマイウェイで、抱っこや過剰な触れ合いを嫌がる猫もいます。猫それぞれの性格を把握して付き合った方が良いでしょう。

お手入れ

短毛ですので被毛のお手入れは比較的ラクですが、毛の密度が高く、抜け毛が比較的多いので、毎日ブラッシングしてあげた方が良いでしょう。食欲旺盛で太りやすい体質ですので、食事のコントロールはシビアに考える必要があるでしょう。
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アメリカンボブテイル


画像出典:torbakhopper

プロフィール

英語表記 American Bobtail
原産地 アメリカ
平均体重 3.5kg~7kg
体型 ロング、サブスタンシャル
毛種 短毛種
毛色 シルバースポッテッドタビーなどすべての毛色
目色 被毛に準ずる

歴史

1960年代にアリゾナを旅行していた若い夫婦が尻尾の短い猫を見つけ、ヨディと名付けて飼い始めたのが、アメリカンボブテイルの始まり。夫婦がヨディをシャム猫の雌と交配させたところ生まれた子猫の中にヨディと同様のボブテイルの子猫が数多く生まれたことから、本格的に繁殖が始まったと言われています。

1970年代に最初のアメリカンボブテイルの品種が確定しましたが、この時のアメリカンボブテイルには健康に問題がある個体が多かったため、再度、交配をスタート。1980年代にはさまざまな品種と交配することで短い尾を持ちながらも健康に問題のない品種として生まれ変わり、今に至っています。

特徴

一番の特徴は短い尻尾です。尻尾のカタチは折れていたり、巻いていたりなど一定ではありませんが、すべてアメリカンボブテイルの尻尾として認められています。

交配の過程でメインクーンを掛け合わせられたことが多かったため、「尻尾の短いメインクーン」と呼ばれるほど、メインクーンに似ています。体は筋肉質で大きく、雄だと7㎏ぐらいになることもあります。目も耳も大きく、鼻筋が通っていてはっきりした顔つきが特徴です。

また、1年で成猫になる他の猫種とは違って成猫になるのに3年ほど掛かるため、やんちゃな子猫時代を長く楽しめるのもアメリカンボブテイルの魅力です。

性格

大きな体で野性的なルックスですが、性格はいたって穏やか。初心者でも飼いやすい猫と言えるでしょう。社交的で好奇心が強く、遊ぶのが大好きで、飼い主さんが遊んであげればあげるほど、懐いてきます。

感受性が豊かなため飼い主さんが体調を崩したり、気分が落ちていたりするとそばに寄ってきてくれる猫もいるくらいですので、コンパニオンアニマルにピッタリでしょう。

お手入れ

他の猫同様に1日1回、ブラッシングしてあげましょう。アメリカンボブテイルには長毛種と短毛種がいますが、長毛種は特に毛が抜けやすいため、より丁寧なブラッシングが必要です。

アクティブな猫ですので、室内飼いの場合も運動できるようにキャットウォークやキャットタワーの設置がおススメです。飼い主さんが頻繁に遊んであげる必要もあるでしょう。
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アメリカンワイヤーヘア


画像出典:Heikki Siltala

プロフィール

英語表記 American Wirehair
原産地 アメリカ
平均体重 3kg~7kg
体型 セミコビー
毛種 短毛種
毛色 シルバークラシックタビーなどすべての毛色
目色 被毛に準ずる

歴史

1967年にアメリカ、ニューヨーク州の農場でアメリカンショートヘアが生んだ猫の1匹は親猫とは全く違うちょっと変わった姿の猫でした。被毛が固く毛先が折れ曲がった縮れ毛だったのです。「アダム」と名付けられたこの猫はブリーダーに引き取られましたが、再度アメリカンショートヘアと交配させたところ、同様の縮れ毛の猫が生まれ、優性遺伝だということが分かりました。

その後、さまざまな猫との交配が行われ、1970年代にCFAにアメリカンワイヤーヘアとして認定されるに至りました。いま生きているアメリカンワイヤーヘアは「アダム」の子孫。「アダム」という名ははアメリカンワイヤーヘアの始祖としてピッタリの名前だったのです。

特徴

何より猫には珍しい、縮れた被毛が特徴です。毛そのものも堅くて弾があり、まるでタワシのようだと評する人もいます。子猫の頃はそれほど縮れているわけではありませんが、生後半年ほどで成猫と同じ毛質になります。猫種の中では数が少ないため、なかなか出会えるチャンスの少ない猫でもあります。

性格

アメリカンワイヤーヘアはもともと、アメリカンショートヘアから生まれた猫ですので性格はアメリカンショートヘアに似ていて、愛情豊かで人懐こい性格だと言われています。

ただし、若干、警戒心が強い傾向がありますので、他の動物との同居は慎重に考えた方が良いでしょう。先住猫がいる場合は慣れるのに時間がかかったり、喧嘩が絶えなかったする可能性があります。多頭飼いするよりは単独で飼うのに向いている猫です。

お手入れ

アメリカンワイヤーヘアの特徴は縮れ毛ですが、見た目に反してそんなに面倒なお手入れを必要としません。しかしながら、飲み込んで消化器官に入ってしまうと詰まって毛球症になりやすい傾向があります。ブラッシングは最低でも1日1回、できればなるべく頻繁に行うと安心でしょう。
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エキゾチックショートヘア

プロフィール

英語表記 Exotic
原産地 アメリカ
平均体重 3kg~5.5kg
体型 コビー
毛種 短毛種
毛色 ホワイト、ブルーなどすべての毛色
目色 被毛に準ずる

歴史

もともとは1960年代にペルシャ猫とアメリカンショートヘアの交配から突然変異的に生まれた猫で、比較的、歴史の浅い猫種です。もともとは、アメリカンショートヘアのような毛色のペルシャ猫を誕生させようとした試みから始められた交配でしたが、その過程で生まれた短毛のペルシャ猫に注目が集まるようになりました。

ただ、多くのブリーダーがトライしたこの掛け合わせには不誠実な繁殖も少なくなかったようで、ペルシャ猫とアメリカンショートヘアの繁殖に反対するブリーダーも多かったようです。このことからバーミーズ、ペルシャ猫、アメリカンショートヘアのみの掛け合わせに限るというルールのもと、エキゾチックショートヘアの繁殖が行われる世になり、1966年にCFAに登録されました。

特徴

フラットな顔に丸い目とつぶれた鼻というペルシャ猫の外見をもちながら、短い毛をもつのがエキゾチックショートヘアの特徴。独特のルックスと貫録のある姿に熱烈なファンが多い猫種です。

被毛はペルシャに比べて短めですが、上毛と下毛があるダブルコート。柔らかい手触りもエキゾチックショートヘアの魅力と言えるでしょう。

性格

物静かで穏やか。ゆったりと構えてあまり動揺しないのがエキゾチックショートヘアです。鳴き声をあげて要求したり、活動的に走り回ったりすることが少ないので、年配の飼い主さんでも落ち着いて飼うことができます。物静かではありますが、愛情深い性格ではありますので、飼い主さんとの信頼関係も問題なく築くことができますし、多頭飼いにも向いている猫種と言えるでしょう。

お手入れ

ペルシャ猫と違って長毛ではないので、被毛のお手入れはラクですが、ダブルコートで毛の量の多い猫ですので、頻繁にブラッシングして抜け毛を取ってあげる必要があります。穏やかな性格ですので、爪切りやシャンプーなども難なくやらせてくれます。
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エジプシャンマウ


画像出典:liz west

プロフィール

英語表記 Egyptian Mau
原産地 エジプト
平均体重 3kg~5kg
体型 セミフォーリン
毛種 短毛種
毛色 シルバー、ブロンズ、スモーク
目色 淡いグリーン

歴史

古代エジプトでは猫を神の使いとして奉り、その姿が壁画などに数多く残っています。エジプシャンマウは、カイロで見つかった猫をもとに、この古代エジプトの猫を再現させた猫種です。

1956年にイタリアに滞在していたロシアのナタリー王女はエジプト大使館で、壁画そっくりの猫を見て一目ぼれ。エジプトから同種の猫を数匹取り寄せて交配を試みました。王女が交配したエジプシャンマウはイタリアのキャットショーを通じて、多くの愛好家に知られる存在となりました。

その後、王女がイタリアからアメリカに亡命した際に飼っていたエジプシャンマウを一緒にアメリカに連れて行ったことからアメリカに渡り、広まりました。1977年にはCFAにより正式に公認されています。

特徴

チーターのようなはっきりした斑点模様、黒く縁どられたアーモンド型の目、筋肉質の体…エジプシャンマウはどこを見ても野性的です。斑点模様は交配や改良により作られたものではなく、自然に生まれたもの。エジプシャンマウは自然発生型の斑点模様をもつ唯一の猫で、毛を刈ると皮膚にも同じ斑点があります。毛の模様は子猫の頃には若干ぼんやりしていて、2歳頃からくっきりし始めます。

額にはエジプトの有名な虫「スカラベ」を思わせる「M」字の模様があり、これもエジプシャンマウの特徴です。

筋肉質な体には並はずれた運動能力が秘められていて、時速50kmで走ることも可能。わき腹から後ろ足にかけての皮膚が弛んでいますが、これはベリーフラップと言って、体を極限まで伸ばすことで長いストライドを取り、早く走ることを可能にしています。個性的かつ野性的な猫を求めている人にはピッタリです。

性格

野性的な外見ですが性格はおとなしく、むしろ人見知りするタイプです。頭がよく飼い主さんにはよく懐きますが、知らない人や未知の場所に対しては警戒し、ストレスを溜めてしまうことがあります。

どちらかというとマイペースで一人遊びが好きですので、家の中にエジプシャンマウが遊べる器具をたくさん用意してあげると良いでしょう。

お手入れ

エジプシャンマウのお手入れは比較的簡単で、1日1回のブラッシングでOKです。ブラッシングで毛艶が出ると自慢の斑点模様が一層際立って見えます。
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オシキャット

プロフィール

英語表記 Ocicat
原産地 アメリカ
平均体重 3kg~6kg
体型 セミフォーリン
毛種 短毛種
毛色 レッド、グリーム以外の色にスポット
目色 被毛に準ずる

歴史

1964年、アメリカ、ミシガン州バークレーでアビシニアンとシャム猫を交配したところ、二代目に斑点模様の子猫が生まれました。これがオシキャット第1号です。このオシキャットが生まれた時にはまだ、斑点模様の猫を生み出す意図がなかったため、特に注目されることなく、オーナーはこの猫を去勢してペットにしました。

しかしながら、その後に生まれた兄弟にも斑点柄の猫がいたことから、オシキャット交配のプロジェクトが始まり、アビシニアン、シャム、アメリカンショートヘアを交配させてオシキャットの品種が確定されました。1987年にはCFAにチャンピオンシップに公認されています。

特徴

何と言っても一番の特徴は、雲が浮かんでいるような形のくっきりした豹柄。シルクのようなすべすべした被毛の質もオシキャットの魅力です。体躯はしっかりしていて筋肉質、雄は成長すると7kg近くまで大きくなる場合があります。

くさび型の顔、先の黒い長い尾、アーモンド型の大きな瞳、45度角度でついている大きな耳など、野性的な魅力は個性的な猫を求める愛好家に絶大な支持を集めています。

性格

野性的な外見から孤高の猫のイメージですが、実は犬のように従順で社交的な性格です。トレーニングで芸を覚えるのも得意で、呼ばれると駆け寄ってきたり、投げたものを拾って戻ってきたりする芸も覚えるため、飼う面白さは猫随一です。人懐こいため、どんな家庭にもフィットしますが、フレンドリーな性格だけにコミュニケーションを頻繁に取り、しっかり面倒を見られる飼い主さんに向いています。

お手入れ

歯肉炎にかかりやすい傾向がありますので、普段から歯磨きケアを心がけましょう。短毛ですし、被毛のお手入れは1日1回のブラッシングで充分です。
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オリエンタル

プロフィール

英語表記 Oriental
原産地 イギリス(短毛種)、アメリカ(長毛種)
平均体重 3kg~4kg
体型 オリエンタル
毛種 短毛種、長毛種
毛色 すべての色
目色 被毛に準ずる

歴史

1950年代にシャム猫から生まれた猫種です。シャム猫の特徴は顔の中央や耳、足の先、尾の先などにある色の濃いポイントですが、オリエンタルはこのポイントのない真っ白な猫を生み出そうとするプロジェクトの中で生まれました。

プロジェクトでは、シャム猫にアメリカンショートヘア、ロシアンブルー、アビシニアンなどさまざまな猫が交配されましたが、その結果、チョコレートやブルー、ブラックなど150パターン以上のポイントがない猫が誕生し、新たな品種オリエントとして認められることになったのです。

特徴

シャム猫のDNAを受け継いだ、ほっそりとした体躯が特徴です。長い四肢、ムチのように長い尻尾、大きな耳もシャム猫によく似ています。もともと短毛種でしたが、最近では長毛種のオリエンタルロングヘアも登場しています。

性格

シャム猫と同様にアクティブ、よく活発な猫です。飼い主さんに甘えるのも大好きで、すり寄ってきたり、膝に乗ったりなどスキンシップも好みます。ただし、ちょっと我儘な面もあり、飼い主さんに相手にされないと機嫌を損ねて飼い主さんを無視することもあるようです。

お手入れ

オリエンタルは短毛種ですので、抜け毛が少なく、お手入れも楽な猫ですが、健康のために1日1回はブラッシングしてあげましょう。オリエンタルの特徴であるスリムな体型を維持できるよう食事のコントロールはしっかり行う必要があります。
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キムリック


画像出典:Stanton McCandlish

プロフィール

英語表記 Cymric
原産地 カナダ
平均体重 3kg ~6㎏
毛種 短毛種
毛色 ブラック、ホワイト、レッド、ブルー、クリーム
目色 被毛に準ずる

歴史

キムリックはもともと足の短いマンクスのから突然変異的に生まれた猫で、いわゆるマンクスの長毛タイプです。キムリックの元となったマンクスは、元来、マン島などイギリス周辺の島に生息していましたが、狭い島の中で一種の固有種となって土着しました。キムリックはこのマンクスから自然に派生しましたが、当時、イギリスでは特に価値のある猫種とはみなされず、マンクスの一種と認識されていました。

その後、カナダのブリーダーによりマンクスと長毛種の猫との掛け合わせで、長毛種のマンクスが生まれました。現在、キムリックとして認定されているのはカナダで固定化された猫。このため、長毛マンクスの起源はイギリスにあるものの、品種としてはカナダ原産とされることが多いようです。

ちなみにアメリカでは猫種として公認されていますが、原産国イギリスではいまだに独立した猫種として認められていません。

特徴

マンクスの体で被毛が長いのがキムリックです。キムリックは無尾同士を交配させたり、その交配を3代続けたりすると死産になること多いと言われ、交配が難しいため、非常に珍しい猫です。長毛である以外はマンクスの特徴を引き継いでいて、後ろ足に比べて前足が短く、尻尾が短いか、もしくは無尾です。前足が短いため、うさぎのように跳ねる歩き方が特徴です。

性格

慎重でシャイなタイプで、知らない人に対する警戒心が強い猫です。もちろん、頭の良い猫ですので、自分の家族だと認識すれば懐きますし、甘える仕草も見せます。ただし、過剰に構われるのを好まないため、子供との相性が悪い一面もあるようです。

お手入れ

長毛でしかもダブルコートですので、1日2回程度のブラッシングが望ましいでしょう。ただし、前述したようにキムリックは警戒心が強い猫ですので、慣れるまでは無理せず、少しずつブラッシングしてあげるようにしましょう。

また、前足が短い体つきから関節を痛めるケースも少なくありませんので、歩き方に異常がないかどうか注意深く見守る必要があるでしょう。
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コラット


画像出典:Mary-Lynn

プロフィール

英語表記 Korat
原産地 タイ王国
平均体重 3kg~4.5kg
毛種 短毛種
毛色 ブルー
目色 グリーン

歴史

コラットの起源は14世紀~18世紀まで続いたアユタヤ王朝にまでさかのぼります。この頃の文献には王朝のコラット地方に生息する銀青色の猫の話が記されており、幸福や反映の象徴として崇められていたことが伝わっています。

この猫がヨーロッパに伝わったのは19世紀だと言われ、イギリスで行われた猫の展覧会で「ソリッドブルーのシャム猫」として紹介されたのが公に広まったきっかけでした。その後、コラットはアメリカに渡り、1965年にアメリカで正式に猫種として認定されました。日本ではまだ繁殖数が少なく、入手しにくい猫のひとつです。

特徴

青みかかった上品なシルバーの被毛が特徴。被毛はシルクのように柔らかくて光沢があり、先端がシルバーに輝いて見えます。同じような被毛色の猫にロシアンブルーがいますが、コラットはシングルコートで、色もロシアンブルーより青っぽいシルバーブルーです。被毛がコラットらしいブルーになるには4年程度の年月がかかるそうで、ワインの熟成を待つかのような楽しみがあります。バランスのとれた筋肉質の体はすらっとして美しく、貴族的な雰囲気があります。

性格

社交的で人懐こく、誰にでも慣れる性格です。頭も良いため、しつけは簡単ですが、戸を開けたり、モノを引っ張り出したりなど物覚えの良さがいたずらに繋がることもあります。遊び好きなので、飼い主さんがしっかり相手をしないと機嫌を損ねることもあります。

お手入れ

シングルコートですし、毛の量が多いわけではありませんので、特に面倒なケアは必要ありません。他の猫と同様、1日1度のブラッシングが望ましいですが、週に2~3回でも問題ありません。

運動量が多く、筋肉質な体なので良く食べますが、太りやすい傾向もあるので、食事量のコントロールには気を配った方が良いでしょう。
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コーニッシュレックス


画像出典:Adam

プロフィール

英語表記 Cornish Rex
原産地 イギリス
平均体重 3kg~4㎏
毛種 短毛種
毛色 すべての色
目色 被毛に準ずる

歴史

コーニッシュレックスは比較的歴史の浅い猫で、1950年7月にイギリスのある家庭で生まれた子猫のうちの1匹が巻き毛だったことに始まります。巻き毛の猫の誕生に驚いた飼い主は獣医にアドバイスを求めましたが、遺伝の専門家との相談の結果、母猫と交配されることになりました。

この交配により2匹の巻き毛子猫が生まれましたが、そのうち生き残った1匹をもとに他の種類の猫との掛け合わせで生まれたのが、現在のコーニッシュレックスです。

特徴

シルクのように柔らかく、しかも細かく巻いているのが特徴。ほっそりとしたスリムな体、逆三角形の小さな顔、大きな耳がエキゾチックなイメージです。見かけによらず運動能力は高く、走る速さやジャンプ力は猫の中でもトップクラスです。

性格

クールな見た目に反して、甘えん坊で人懐こい性格です。ただし、他の猫とは距離を置く傾向がありますので、多頭飼いには向かないと言われています。

お手入れ

カールしてはいますが、短毛ですのでブラッシングは1日1回で充分です。コーニッシュレックスの毛は外側のガードヘアーがなく、アンダーコートのみのデリケートな被毛ですので、ブラッシングは軽いタッチで行いましょう。皮膚病に罹りやすい傾向がありますので、体は清潔に保つようにしてあげてください。蒸しタオルで体を拭いてあげるのもおススメです。

細い体と裏腹にアクティブな猫ですので、室内でも運動できるような環境作りを心がけましょう。若干、寒さに弱いので寒い地方ではしっかりした防寒対策が必要です。
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サイアミーズ(シャム)

プロフィール

英語表記 Siamese
原産地 タイ王国
平均体重 3kg~4㎏
毛種 短毛種
毛色 ブラック、チョコレート、ブルー、ライラック
目色 ブルー

歴史

タイが原産であることから、タイの昔の国名シャムの名を取ってシャム猫とも呼ばれています。タイでは王族や貴族など一部の裕福な人々しか飼うことが許されない高貴な猫で門外不出したが、1885年にタイのイギリス領事だったゴールド氏が帰国した際に王室からプレゼントされたサイアミーズを持ち帰り、初めてヨーロッパの地を踏みました。

この猫はイギリスのキャットショーで多くの賞を受賞し、瞬く間に人気の猫になりました。1890年以降はアメリカにも渡り、今では血統書品種の代表格となっています。

特徴

サイアミーズの一番の特徴は顔の中心、耳、足の先、尾の先などに現れる色の濃い被毛(ポイント)でしょう。普通、猫は体の先端に濃い色が出ることはあまりありませんが、サイアミーズだけは例外なのです。スレンダーな体躯と逆三角形の小さな顔、アーモンド形の大きな目もサイアミーズの魅力です。サファイヤブルー以外の目の色は認められていません。

性格

高貴な猫だけに性格は気ままで、気まぐれ。感受性が豊かなので環境の変化の影響を受けやすい神経質な面もあります。好奇心豊かで遊んでもらうのは大好きですので、飼い主さんが常に猫に気を配ってあげると良いでしょう。

お手入れ

短毛で抜け毛が少ないため、特別なお手入れの必要はありませんが、できれば1日1回のブラッシングを心がけましょう。運動が好きな猫ですので、部屋の中でも動き回れるようなキャットタワーなどを用意してください。
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サイベリアン

プロフィール

http://pet-seikatsu.jp/wp-admin/post-new.php

英語表記 Siberian
原産地 ロシア
平均体重 4㎏~8㎏
毛種 長毛種
毛色 すべての色
目色 グリーン、ゴールド。カッパー

歴史

サイベリアンは1000年以上も前から極寒の地ロシアに生息していた猫で、ペルシャ猫やアンゴラ猫の血を引いているという説もありますが定かではありません。1980年代にロシアのブリーダーがこの猫を品種として登録すべく繁殖を始めたと言われています。

その後、1990年にエリザベス・テレルというブリーダーによりアメリカに渡り、本格的な品種確定が始まりました。2000年、長い年月を経てやっとアメリカCFAに猫種として認定されました。

特徴

最大8㎏にもなる大きな体と分厚い被毛が特徴。被毛には防水性があるトリプルコートで、冷たい雪や雨も凌ぐことができます。成猫になるまでに5年近くかかりますが、成猫になると首の周りに襟巻のような毛が現れ、一層、ゴージャスなルックスになります。体にならって頭が大きく、足も太くてがっちり体型。雪の上が似合う野性味たっぷりの猫です。

性格

もともとロシアで野性的に暮らしてきたため、自立心があり飼い主さんべったりのタイプではなく、落ち着いた性格です。野性的な姿ですが、忍耐力があり従順な性格ですので、飼いやすい猫と言えるでしょう。

お手入れ

トリプルコートの長毛種ですので、被毛のお手入れはもっとも大変な猫と言えるでしょう。1日2~3回はブラッシングしないと毛が絡まりますし、飲み込めば毛球症などに罹りやすくなります。また、被毛が厚いため、暑さには弱いので夏の温度管理には気をつけましょう。
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シャルトリュー

プロフィール

英語表記 Chartreux
原産地 フランス
平均体重 3kg~6㎏
毛種 短毛種
毛色 ブルー
目色 ゴールド、カッパー、オレンジ

歴史

500年ほど前からフランスに生息している猫ですが、その起源は修道士がアフリカから連れ帰った猫の子孫であるという説や、十字軍によって持ち込まれた猫の子孫であるという説まで諸説あって、正確にわかっていません。

フランスでは昔から食料をネズミから守るワーキングキャットとして飼われていましたが、美しく温かい被毛が災いとなって乱獲されたり、第一次、第二次の二度の大戦で生きる道を失ったりして、第二次大戦後には絶滅寸前にまで陥りました。

その後、絶滅寸前のシャルトリューに心を痛めたフランスの猫愛好家の姉妹によって生き残ったシャルトリューとペルシャやブリティッシュブルーとの交配により繁殖が行われ、品種としての存続を果たしました。その後、アメリカで正式に品種として認定されています。

特徴

ロシアンブルー、コレットと並んでブルーの被毛を持つ猫として知られています。ブルーの被毛に赤銅色の丸い大きな目が非常に印象的。体はがっしりと骨太で、頭も大きくずんぐりした猫ですが、足はほっそりとしています。特徴であるブルーの被毛は密度が濃く、防水の機能もあります。大人になるまでには約2年の月日を要します。

性格

性格は至って穏やかで優しく、忍耐力のある猫です。頭も良いのでしつけがしやすく、他の動物や子供とも諍いなく同居できる許容力があります。あまり鳴かないのでマンションなどでも飼いやすい猫と言えるでしょう。

被毛が厚いためずんぐりした体形に見えますが、もともとネズミを捕っていたハンターですのでアクティブで活発な性格です。

お手入れ

分厚くて密度の濃い被毛ですので、抜け毛が多いのが特徴。また、モップのようにゴミを拾いやすいので1日1回はブラッシングして、美しい毛並を維持する必要があります。筋肉質の体ですのである程度、運動できる環境を用意するようにしましょう。
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シンガプーラ

プロフィール

英語表記 Singapura
原産地 シンガポール
平均体重 2kg~3.5kg
毛種 短毛種
毛色 セーブル
目色 グリーン、イエロー、ヘーゼル

歴史

シンガプーラの出身は何とシンガポールの下水溝。地元の人たちには「ドレインキャット(下水道猫)」と呼ばれていたいわゆる野良猫で、猫種としての価値は認められていませんでした。

シンガプーラを最初に見初めたのはアメリカ人のメドウ夫妻。1970年初めの頃でした。夫妻は仕事でシンガポールに赴任していましたが、そこで動物保護団体から譲り受けたシンガプーラを飼っていたのです。夫妻は任期が終わり帰国する際にこの猫を5匹アメリカに持ち帰り、繁殖を始めました。1979年には早くも猫種として団体の公認を受けています。

特徴

大人になっても3kg程度にしかならない小さな体が特徴。血統書付きの猫の中で最も小柄な猫です。被毛は1本1本が何色もの層になっているティックド・タビーで、日の光にキラキラと輝きます。目はややつり目で大きく、体の割には大きな耳が際立っています。もともと下水道で暮らしていた猫ですが、今では可憐で美しい外見から「猫の妖精」と呼ばれています。

性格

大人しく、鳴き声も小さな猫ですが、活発で運動好きです。甘えん坊で飼い主さんへの依存度も高い猫ですので、しっかりとコミュニケーションが取れる飼い主さんにおススメです。

お手入れ

短毛で抜け毛が少ないため、面倒なお手入れは必要ありません。2日に1回程度のブラッシングでOKです。

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ジャパニーズボブテイル

プロフィール

英語表記 Japanese Bobtail
原産地 日本
平均体重 3kg~4.5kg
毛種 短毛種、長毛種
毛色 ブラック、ホワイト、ブルー、クリーム、レッド
目色 被毛に準ずる

歴史

奈良時代に遣唐使の船に乗ってアジア大陸から日本に伝わり、日本に定着した尻尾の短い猫がジャパニーズボブテイルの子孫です。日本では土着の猫として長く人々の暮らしに溶け込んでいました。

この猫がアメリカに渡ったのは1960年代になってからのこと。日本に滞在していたアメリカ人女性のジュディ・クロフォードがアメリカに住む友人に2匹の猫を送ったのが最初でした。クロフォードは帰国後に本格的に繁殖を始め、100匹以上の日本猫が海を渡りました。1976年には正式に猫種として認定、1992年には突然変異で生まれた毛の長い猫をもとに作られたロングヘアのジャパニーズボブテイルが認定されています。今ではアメリカで人気種のひとつです。

特徴

付け根から折れ曲がったウサギのような短い尾が特徴ですが、尻尾の長さが10cm程度になる個体もいます。短い尾は劣性遺伝のため、両親とも短い尾の遺伝子をもっていないと生まれないと言われています。体はすらっとしてスリムで筋肉質。足も長く頑丈です。

性格

頭が良く、人懐こい性格。愛情深く社会性もある猫ですので多頭飼いにも向いています。好奇心も旺盛で遊びも大好きです。

お手入れ

短毛種なら特に面倒なお手入れはありませんが、ロングヘアの場合は1日2回程度のブラッシングが必要です。スリムな体を維持するために食事のコントロールには気をつけましょう。

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スコティッシュフォールド

プロフィール

英語表記 Scottish Fold
原産地 スコットランド
平均体重 3kg~6kg
毛種 短毛種、長毛種
毛色 ブラック、ホワイト、ブルー、クリーム、レッド
目色 被毛に準ずる

歴史

スコティッシュフォールドの起源は1961年にスコットランド、テイサイドという街に生まれた猫の白猫です。スージーと名付けられたこの猫はほかの兄弟と違い、耳が折れて丸まっていました。その後、スージーは数匹の子猫を産みましたが、子猫の中にも耳の折れた猫がいたことから耳折れが優性遺伝であることが分かりました。

スージーから生まれた耳折れの子猫を引き取ったロス夫妻は耳折れの子猫をブリティッシュショートヘアなどと掛け合わせて繁殖を続け、一度は品種として公認されましたが、遺伝的疾患の出現があったことからイギリスでは一度認定された登録を取り消されてしまいます。

このことからロス夫妻は1971年にアメリカの遺伝学者のもとに耳折れ猫を送りました。その後、耳折れ猫はアメリカでブリティッシュショートヘアやアメリカンショートヘアと交配されて品種改良され、1994年になってやっと、アメリカでスコティッシュフォールドとして公認されています。

特徴

その名の通り、折れ曲がった耳が特徴。ただし、生まれた直後は普通の耳で、生後2週間後あたりから耳が折れ始めます。また、成長の途中で耳が普通の状態に戻ってしまう個体もいて、最終的に耳折れになるのは全体の3割くらいだと言われています。お饅頭のような横に丸い顔や太くてがっしりした足もスコティッシュフォールドの魅力。多くは短毛種で長毛種は非常に珍しいと言われています。

性格

穏やかでのんびりした性格。人懐こく、初めての人でも怖がったり逃げたりしませんし、他の動物とも仲良くできる猫ですので多頭飼いにも向いています。

お手入れ

スコティッシュフォールドの被毛は若干、絡まりやすいため1日1回はブラッシングをしてあげましょう。耳の疾患は少ないと言われていますが、汚れが見えにくいので定期的にチェックしてあげてください。関節の疾患が多いので滑りやすいフローリングには注意しましょう。

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スフィンクス

プロフィール

英語表記 Sphinx
原産地 カナダ
平均体重 3kg~5kg
毛種 無毛種(産毛のみ)
毛色 すべての色
目色 被毛に準ずる

歴史

無毛の猫は古代から突然変異で度々生まれてきましたが、猫としての価値は認められていませんでした。種としてのスフィンクス誕生のきっかけになったのは1966年にカナダのオンタリオで生まれた個体で、この猫をもとに繁殖が始まり、スフィンクスという名もこの頃につけられました。しかしながら、この猫の血統はすでに絶えています。

現在のスフィンクスは1978年にカナダで発見された無毛の猫の子孫です。この猫は子猫を何匹か産みましたが、その中にも無毛の猫がいたのです。無毛の子猫の一部はカナダからヨーロッパに持ち出され、アメリカンショートヘアやデボンレックスと交配が行われて品種改良が試みられました。その後の繁殖では遺伝的疾患を防ぐためにアメリカンショートヘアやロシアンブルーなどとの交配も認められています。

特徴

毛がないことが大きな特徴ですが、まったく毛がないわけではなく産毛のような薄い毛があり、触るとすべすべしています。毛がない代わりに皮膚に色がついています。耳が大きく、顔は逆三角形。毛がないため、普通なら隠れている体中のシワがはっきり見えるのもスフィンクスらしさです。そのユニークな姿は映画「E.T.」に登場する宇宙人のモデルだと言われています。

性格

一見、気難しい猫のように見えますが、明るい性格で人懐こい猫です。落ち着いていて人見知りもしませんので初心者でも飼いやすい猫です。

お手入れ

産毛だけですのでブラッシングは必要ありませんが、他の猫に比べて体温が高く、汗をかくため1日1度は温かいタオルで拭いてあげると良いでしょう。毛がないため猫との喧嘩で深い傷になることもありますので、多頭飼いする際には穏やかな猫を選ぶ必要があるでしょう。

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セルカークレックス

プロフィール

英語表記 Selkirk Rex
原産地 ハンガリー、アメリカ
平均体重 3kg~6kg
毛種 短毛種、長毛種
毛色 すべての色
目色 被毛に準ずる(すべての色)

歴史

1987年、アメリカ、モンタナ州の動物保護施設で珍しい猫が発見されました。その猫は髭も含めて全身が巻き毛だったのです。巻き毛の猫はその後、ペルシャのブリーダーの手に渡り黒いペルシャと交配されましたが、生まれた猫の半分が親猫と同じように巻き毛だったことから繁殖が始まりました。ヒマラヤン、ブリティッシュショートヘア、エキゾチックショートヘアなどさまざまな猫との交配が進められ、セルカークレックスが誕生したのです。1992年にはTICAにより最初に猫種として認定されました。

特徴

羊のようにふさふさした厚い巻き毛と大きな体の野性的な外見が特徴。また、最初にペルシャ猫との交配で生まれたことから生まれた鼻の潰れたフラットな顔も愛嬌があって人気です。個体によっては7㎏に達することもある大型の猫です。

性格

ヒツジのような外観そのままに性格は穏やかで人懐こく、飼い主さんに対しても深い愛情を見せます。おとなしいため、どんな家でも飼うことができます。

お手入れ

巻き毛で毛の量も多いので、被毛の手入れは丁寧かつ頻繁に行う必要があります。皮脂も多いので毎日のお手入れの際に蒸しタオルで体を拭いてあげるのもオススメ。毛が汚れたらシャンプーして清潔に保つようにしてください。

また、鼻の潰れた猫の特徴として目ヤニなどが溜まりやすい傾向がありますので、顔もしっかり拭いてあげてください。

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ソマリ

プロフィール

英語表記 Somali
原産地 オーストラリア、アメリカ
平均体重 3kg~5kg
毛種 長毛種
毛色 レッド、ブルー、ルディ、フォーン
目色 ゴールド、グリーン

歴史

ソマリの起源はあまりはっきりしていませんが、アビシニアンを交配する過程で自然発生的に生まれたとされています。しかしながら、アビシニアンのブリーダーにとって、長毛種のアビシニアンは規格外だったため、珍重されることはありませんでした。

この猫が注目されるようになったのは、カナダのブリーダーのひとりがキャットショーでいたずら半分に参加させた長毛のアビシニアンを審査員のひとりが気に入ったことがきっかけだと言われています。ソマリは人工的な交配ではなくアビシニアンから自然発生的に生まれる種であるため、同時期、アメリカでも品種確定の動きがあったと言われています。1979年にはアメリカの団体により公認されています。

特徴

アビシニアンの長毛種版だと言われていますが、その毛はセミロングぐらいの長さです。1本1本の毛に複数の色が入っているティッキングという種類で、日に照らされると被毛が輝いて見えます。胸の部分の毛が厚く生えていて襟巻をしているように見えますし、長い尻尾には体よりも長い毛が生えていてまるで狐の尻尾のよう。ゴージャスなルックスが人気の猫です。アーモンド型の大きな目、鈴を鳴らすような声も魅力的です。

性格

愛嬌があり、犬のように飼い主さんに懐く猫です。好奇心も強くアクティブですので飼っていて楽しい猫といえるでしょう。

お手入れ

セミロングですので、長毛種の中では比較的お手入れがラクな猫だと言えるでしょう。1日1回はブラッシングしてあげると毛の美しさが際立ちます。遊びが好きですので、ストレスを溜めないようスペースを用意したり、遊びの時間を作ったりしてあげることが大切です。

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ターキッシュアンゴラ


画像出典:Klaus Balzano

プロフィール

英語表記 Turkish Angora
原産地 トルコ
平均体重 3.5kg~5kg
毛種 長毛種
毛色 ブラック、ホワイト、ブルー、クリーム、レッド
目色 被毛に準ずる(すべての色)

歴史

中央アジアに分布していた野性の猫をルーツとした自然派生種の猫。1600年代の古い文献にターキッシュアンゴラと思われる記載があり、この頃から猫種として存在していたと考えられています。その後、ターキッシュアンゴラはヨーロッパに持ち込まれ、白い美しい姿で王侯貴族に愛されました。マリーアントワネットが飼っていた猫もターキッシュアンゴラだと言われています。

その後、ターキッシュアンゴラの人気はペルシャ猫に取って代わられ、ターキッシュアンゴラの数は極端に減ってしまいました。ターキッシュアンゴラの絶滅を危惧したトルコはその血統を維持するため、トルコ国内で慎重に保護することを決めます。

ターキッシュアンゴラが再び国外に出たのは20世紀になってから。アメリカの軍人が帰国時に持ち帰ったことがきっかけでした。アメリカでも人気が出たターキッシュアンゴラは1968年にCFAに登録。今では多くの団体に認定されています。

特徴

アーモンド型の大きな目、ちょっと広がった大きな耳、美しいふさふさした長い毛など気品ある美しさが特徴です。尻尾もふわふわと太く、胸にも襟巻のような飾り毛があります。さまざまな被毛カラーの猫がいますが、ホワイトがもっとも人気があります。

性格

貴族的なルックスそのままのプライドの高い猫です。飼い主さんからも過剰に構われることを好まず、どちらかと言うとマイペースな性格だと言えるでしょう。ただし、慣れれば従順で愛情深く接してくれます。

お手入れ

シングルコートですが長毛種で毛の量も多いため、1日1回はブラッシングしてあげましょう。アクティブな猫ですので室内でも充分に運動できる環境を整えましょう。

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ターキッシュバン


画像出典:Dan Forg

プロフィール

英語表記 Turkish Van
原産地 トルコ、イギリス
平均体重 4kg~6.5kg
毛種 長毛種
毛色 体はホワイト。耳と尻尾にブラック、ブルー、レッド、クリーム、トーティ
目色 ブルー、アンバー、オッドアイ

歴史

トルコの東部に自然発生した猫。古くからこのエリアに住んでいたと思われる猫で紀元前2000年の出土品にターキッシュバンと思われる猫の姿が確認されています。

山岳地帯の閉鎖的なエリアに生息していたこともあって国外に流失することはほとんどありませんでしたが、1955年にイギリスの愛猫家がヴァン湖の近くで水遊びしていたターキッシュバンに出会い、2匹をイギリスに連れ帰りました。

これがきっかけとなり、ヨーロッパで人気の高まったターキッシュバンは1969年にイギリスの団体に予備登録されるに至りました。1980年代にアメリカに渡り、公認されています。

特徴

セミロングの長毛種ですが、その毛には防水性があり泳ぐのも大好きなため、スイミングキャットとも呼ばれています。耳の周辺と尻尾だけに色がつくバンパターンは中近東原産の猫のチャームポイント。胴体と同じぐらいの長さがある太い尻尾はまるでアライグマのようです。大人になるのに3年~5年の月日がかかるのもこの猫の特徴です。

性格

活発で遊ぶことも大好き。束縛されることを嫌い、自由を愛する猫ですが、リーダー格の飼い主さんに特に懐く傾向があるようです。

お手入れ

長毛種ですし、抜け毛も多いので1日1回のブラッシングを習慣にしましょう。特に冬場は毛量が増えるので念入りなお手入れが必要です。防水のため被毛が脂っぽくなる傾向がありますのでシャンプーは定期的に行う方が良いでしょう。水を怖がらないためシャンプーはラクに行えます。

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デボンレックス

プロフィール

英語表記 Devon Rex
原産地 イングランド
平均体重 3kg~5kg
毛種 短毛種
毛色 すべての色
目色 被毛に準ずる

歴史

デボンレックスは1960年、イギリスのデボン州の山の中で縮れ毛の猫が見つかったことに端を発しています。猫を保護した人はこの猫を自宅にいた雌猫と交配させ、子猫を授かりましたがその中に1匹だけ父猫と同じ縮れ毛の猫がいたのです。

この後、この子猫は同じく縮れ毛のコーニシュレックスと交配されましたが、生まれた子供は予想に反してすべて直毛だったのです。このことから子猫の縮れ毛遺伝子はコーニッシュレックスの縮れ毛遺伝子とは別だということが分かり、アビシニアンやコラットなどさまざまな猫と交配されることで品種確定されるに至りました。現在、デボンレックスはコーニッシュレックスとは別の猫種として登録されています。

特徴

縮れた被毛が特徴ですが、良く似たコーニッシュレックスに比べると縮れは弱く、波打つような毛が特徴で、プードルそっくりです。体の割に大きな耳や大きな目もコーニッシュレックスの魅力です。

性格

外見からプードルキャットと呼ばれていますが、性格も犬のように元気で活発な猫です。飼い主にもよく甘え、遊んでもらうのが大好き。やや怖がりの面もあるようです。

お手入れ

被毛が薄めなので、そんなに頻繁にブラッシングする必要はありません。ブラッシングの際には独特の縮れ毛が消えないように優しく行いましょう。

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トンキニーズ

プロフィール

英語表記 Tonkinese
原産地 カナダ、アメリカ
平均体重 3kg~5kg
毛種 短毛種
毛色 ナチュラル、シャンパン、ブルー、プラチナ
目色 ブルー、アクア、イエロー、グリーン

歴史

トンキニーズの起源は正確には分かっていませんが、インドシナ半島で生息していた猫から派生したことは確かです。1930年、軍の医師としてミャンマーに滞在していたアメリカ人ブリーダー、トンプソンは帰国する際に茶色の被毛をもつ猫を1匹連れ帰ります。

トンプソンはこの猫を最初サイアミーズと交配させ、さらに生まれた子猫をその母猫と交配させました。その結果、生まれた子猫のうち1匹は、母猫と同じ美しい茶色の被毛を持つ猫でした。トンプソンはこの猫を独自の品種として確立しようとしましたが、近親交配を懸念した団体から長い間、公認されることはありませんでした。

その後、トンキニーズはトンキニーズを愛する人々の手によりサイアミーズやバーミーズの交配による品種改良が続けられ、1974年にカナダで最初に品種として公認されました。

特徴

サイアミーズとバーミーズの魅力を併せもつ猫でシルクのように光沢のある被毛、顔や耳、尻尾などに表れる濃い色のポイントが特徴です。サイアミーズに比べて丸みのある柔らかい体はバーミーズ譲りでしょう。ちょっと吊り上った大きな目も魅力のひとつ。足も長く、モデルのようにバランスの取れた猫です。

性格

性格もサイアミーズとバーミーズから多くを受け継いでいて、知的で好奇心旺盛、いたずら好きで活動的な猫です。甘えん坊な性格ですので、飼い主さんが時間を取って向き合ってあげる必要があるでしょう。

お手入れ

短毛ですので面倒なお手入れは必要ありませんが、週に何回かはブラッシングしてあげましょう。運動量が多く、活発なのでいたずらによるトラブルもあり得ます。トンキニーズに限りませんが、トンキニーズの場合は特に室内を片づけて事故がないように気をつける必要があるでしょう。

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ノルウェージャンフォレストキャット

プロフィール

英語表記 Norwegian Forest Cat
原産地 ノルウェー
平均体重 3.5kg~6.5kg
毛種 長毛種
毛色 すべての色
目色 被毛に準ずる

歴史

10世紀頃にトルコからバイキングが連れてきた猫だという説や南ヨーロッパにいた猫が祖先だという説までいろいろありますが、はっきりしたことは分かっていません。古くから北欧に生息し、猫で神話や伝説に登場したこともある猫ですが、長い間、独立した猫種として認識されていませんでした。

1930年代にドイツでキャットショーに参加し、その存在が広がりますが、他の猫と同様に第二次世界大戦中に数が減少しました。1979年に渡米し、その後、1993年に猫種として公認されました。

特徴

極寒の地ノルウェーで生きていくために進化し、防水性のある厚手のダブルコートの被毛に覆われるようになりました。体も大きく、雄の中には7kg近くなる個体もいます。前足より後足が長いのも特徴で、運動能力の高いハンターです。野生で暮らしていた頃からの習性で高いところを好む傾向があります。

性格

厳しい自然の中で生きてきただけに辛抱強い猫です。家猫としては知的で遊びも大好きなので一緒にいて楽しい猫と言えるでしょう。

お手入れ

厚みのある長毛種ですので被毛のお手入れは頻繁に丁寧に行う必要があります。1日2回はブラッシングしてあげましょう。特に換毛期はブラッシングをしないと毛球症になる可能性があります。

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ハバナ

プロフィール

英語表記 Havana Brown
原産地 イギリス
平均体重 2.6kg~4.7kg
毛種 短毛種
毛色 ホワイト、ブラック、チョコレート、レッド、マホガニー、チェスナットブラウン、ライラック
目色 グリーン

歴史

ハバナという名がついていますが、これは被毛の色が葉巻タバコに似ていることからついた名前で、原産はイギリスです。1950年代、イギリスのブリーダーの手によりサイアミーズやロシアンブルーなど色の濃い茶色の毛の遺伝子をもつ猫同士の交配により、チョコレート色の猫を生み出す試みが始まりました。イギリスの団体は茶色い猫のうち、濃いチョコレート色の猫とチェスナットブラウンの猫を品種として公認しましたが、この頃にはまだ、ハバナと言う名前ではありませんでした。

この後、茶色の猫はアメリカに渡り、アメリカで再び交配が繰り返されたのちに1964年ハバナブラウンとして公認されました。1980年代に入るとライラックカラーのハバナが生まれるようになり、これを公認するために名前からブラウンが取れ、ハバナと呼ばれるようになりました。ハバナは個体数の少ない珍しい猫として知られています。

特徴

ビロードのような美しいブラウン系の被毛が特徴。トウモロコシの髭と呼ばれる長い髭やグリーン系の目が魅力的です。体格は国によって若干異なり、元祖イギリスなどヨーロッパではスレンダーな体系、アメリカではややがっちりした体格です。

性格

サイアミーズのDNAをもっているため、気位が高くわがままな面があります。飼い主さんにはよく懐きますが、人を見て態度を変える一面もあります。愛情深く、好奇心旺盛で。猫らしい猫と言えるでしょう。

お手入れ

短毛種ですのでお手入れは簡単ですが、美しいブラウンの被毛をキープするためにも1日1回のブラッシングが理想的です。

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バリニーズ

プロフィール

英語表記 Balinese
原産地 ビルマ(ミャンマー)
平均体重 3kg~4kg
毛種 長毛種
毛色 ブラック、チョコレート、ブルー、ライラック
目色 ブルー

歴史

サイアミーズはもっとも古い猫種のひとつですが、その交配の過程で長毛種が生まれることがありました。長毛種はサイアミーズの規定外だったため、歓迎されていませんでした。1950年代になってアメリカの女性ブリーダー2人が長毛のサイアミーズの美しさに魅せられ、独立した品種として確定させようとしたのがバリニーズの始まりです。

バリニーズという名は優雅に踊るバリのダンサーにインスピレーションされてつけた名前だと言われています。1970年にアメリカで公認されました。

特徴

長毛のサイアミーズと比喩されるように被毛が長いこと以外はサイアミーズそのままです。顔の中央や耳、足、尻尾にポイントと呼ばれる色の濃い被毛があります。長毛種とは言え、毛はそんなに長くなく、セミロングより短め程度です。体はスリムですが尻尾は長くふさふさとしています。

性格

性格もサイアミーズと同様で猫らしい我儘な面と神経質な面を併せもっています。飼い主さんはよく甘え、好奇心も旺盛ですので一緒に暮らして楽しい猫と言えるでしょう。

お手入れ

長毛種ですのでこまめなブラッシングは必要。1日に1回はブラッシングしてあげましょう。ただし、ダブルコートですがアンダーコートの毛量が少ないので、長毛種にしては抜け毛が少ない方です。

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バーマン

プロフィール

英語表記 Birman
原産地 フランス、ミャンマー
平均体重 3kg~6.5kg
毛種 長毛種
毛色 ブラック、チョコレート、レッド、ブルー、ライラック、クリーム
目色 ブルー

歴史

バーマンはもともとミャンマー西部に生息していた猫だと考えられ、タイの文献にもバーマンと思われる猫の伝説が残っています。このバーマンが初めて国外に出たのは1900年初頭のこと。2匹のつがいの猫がイギリス兵によりフランスに連れ帰られたと言われていますが、その経緯については、諸説あり、はっきりしたことは分かっていません。2匹のうち、雄はフランスの土を踏む前に船内で亡くなりましたが、妊娠していた雌は出産し、現在のバーマンの元となりました。

1925年にバーマンは猫種として公認されましたが、その後、第二次世界大戦中に絶滅寸前にまで追い込まれました。わずかに残った猫で交配を続けることで品種を守られたバーマンは1965年にイギリスで、1966年にアメリカで公認されました。

特徴

サイアミーズのように耳や顔、尻尾に出るポイントと白い靴を履いたような白い足先(ミテッド)、サファイアにようなブルーの目が特徴です。ミテッドは左右対称であることが求められますが、美しい形のミテッドができるのは珍しいと言われています。生まれた時には全身が白く、成長するに従ってポイントが現れます。

性格

穏やかで物静かな性格です。若干、シャイな性格ではあるものの、慣れると飼い主さんには甘える可愛い面もあります。若干、肥満しやすい傾向がありますので食事コントロールには気をつけましょう。

お手入れ

長毛種ですのでお手入れはなるべく頻繁にしてあげましょう。できれば1日1回のブラッシングがおススメです。若干、太りやすい傾向がありますので食事のコントロールには注意しましょう。

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バーミーズ


画像出典:Mikael Tigerström

プロフィール

英語表記 Burmese
原産地 タイ王国、ミャンマー
平均体重 3kg~5.5kg
毛種 短毛種
毛色 セーブル、ジャンパン、ブルー、プラチナ
目色 イエロー、ゴールド

歴史

バーミーズの起源はビルマに生息していた猫。1930年代にアメリカの海軍医師として赴任していたジョゼフ・トンプソンが寺院で飼われていた猫をアメリカに連れ帰った猫がもとになっています。

トンプソンはこの猫を最初サイアミーズと交配させ、生まれた子猫を母猫とさらに交配させました。その時に生まれた3匹のうちの1匹がバーニーズとなったのです。(ちなみにこの時にアメリカに連れ帰った猫はトンキニーズの母猫でもあります。)バーミーズと名付けられたのは体の色がバーミーズ葉巻に似ているからだそうで、1936年に猫種として認定されました。

特徴

シルクのような美しい手触りの被毛と、色の濃いポイント、ゴールド系の目が特徴です。サイアミーズに似ていますが、サイアミーズよりも色が淡いのが特徴です。

バーミーズにはアメリカンバーミーズとヨーロピアンバーミーズがいて、それぞれ特徴が異なります。アメリカンバーミーズは頭が丸く全体的にふっくらしたイメージ、ヨーロピアンバーミーズは、逆三角形の頭と丸い鼻が特徴でアメリカンバーミーズより大きくなることが多いようです。

性格

人懐こく、物静かな性格。環境への適応力も高く、飼いやすい猫だと言えるでしょう。鳴き声が小さいことや、もともと寺院で飼われていた出自から「慈悲深い猫」と呼ばれています。甘えん坊の面もあるので飼い主さんにべったりと懐いてくる猫が多いようです。

お手入れ

短毛種ですので、面倒な手入れは必要ありませんが、バーミーズは体調不良が被毛に表れやすいと言われています。なるべくなら毎日ブラッシングして体調管理してあげるとよいでしょう。
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ヒマラヤン

プロフィール

英語表記 Himalayan
原産地 アメリカ、イギリス
平均体重 3kg~5.5kg
毛種 長毛種
毛色 すべての色
目色 サファイアブルー

歴史

ヒマラヤンはベルシャ猫にサイアミーズのようなポイントをつくる試みで生まれた猫。当初はスウェーデンの研究者によって進められていましたが、その後、イギリスやアメリカで研究が受け継がれました。1935年にペルシャ猫とサイアミーズの交配により、ペルシャ猫のルックスでサイアミーズのポイントをもった猫が誕生したのです。

しかしながらヒマラヤンが猫種として公認されるようになったのは、誕生から20年余りが経ってからでした。ヒマラヤンの名前はヒマラヤンウサギにその姿が似ていることからつけられたと言われています。

特徴

ペルシャ猫の体にサイアミーズのポイントをもつルックスが特徴。丸い体に短めの足でずんぐりした体系の猫です。顔はペルシャ猫のように低い鼻のタイプとトラディショナルなタイプがいます。

性格

ペルシャ猫の性格を引き継いで、穏やかで人懐こい性格。野性的な面があまり強くない猫と言えるでしょう。自立心がありますので飼い主さんに依存しすぎることもなく、飼いやすい猫だと言えるでしょう。

お手入れ

長毛でしかもタブルコートですので、丁寧にお手入れする必要があります。毎日必ずブラッシングしないと毛が絡まってカットしなければならなくなります。できれば1日に2回ブラッシングすると良いでしょう。

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ピクシーボブ

プロフィール

英語表記 Pixie-Bob
原産地 アメリカ
平均体重 4kg~8kg
毛種 短毛種、長毛種
毛色 ブラウン系スポテッドタビー
目色 ゴールド、カッパー、グリーン

歴史

1985~1986年頃にかけて、アメリカのキャロル・アン・ブリュワーはワシントン州マウントベーカーの麓でボブキャットに似た大型の雄猫を2匹入手しました。この猫をボブキャットの子孫だと考えたブリュワーはブラウンスポッテッドの雌猫と交配させ、ヤマネコの血を引く新たな品種つくりを目指しました。この交配により生まれた子猫をボブキャットやそのほか猫種と交配させて生まれたのがピクシーボブです。

ブリュワーはピクシーボブを登録しようと考えますが、一部の団体では野生種の血が入った猫を登録しないなどのルールがあり、登録には困難が伴いました。その後の調査でピクシーボブにはボブキャットのDNAがないことが判明し、1998年TICAで公認されるに至りました。今でも野生種との関係からピクシーボブを猫種として公認しない団体もあるようです。

特徴

野性のボブキャットに似せて作られた大型の猫。雄の場合、8kg近くになることもまれではありません。野性的な縞模様やピンと尖った耳が特徴でワイルドな外見ですが、非常に知的で人間の言葉を理解するとも言われています。尻尾は個体によって3cm程度の短い猫から長い尻尾の猫までバリエーションに富んでいます。指の数が多い多指症が認められていることでも知られています。

性格

大きな猫ですが性格は比較的温和で、知能も高い猫。投げたボールを拾ってくるなどの遊びも好みます。人間との触れ合い方も濃厚で、犬のように飼い主さんの後を追うこともあります。さみしがり屋な面もあるので常にコミュニケーションを取るようにした方が良いでしょう。

お手入れ

短毛種はそんなに面倒なお手入れは必要ありませんが、長毛種の場合は、より頻繁にブラッシングする必要があります。

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ブリティッシュショートヘア

プロフィール

英語表記 British Shorthair
原産地 イギリス
平均体重 3kg~5.5kg
毛種 短毛種、長毛種
毛色 ブラック、ホワイト、ブルー、クリーム、レッド
目色 被毛に準ずる

歴史

イギリスを発祥の地とする猫の中でももっとも古い歴史をもつ猫。2世紀に現在のイギリスに侵略してきたローマ人がネズミ駆除のために持ち込んだと言われています。その後、ローマ人が引き揚げた後も猫はイギリスに残って繁殖を繰り返しました。

この猫は1880年代になって広く知られるようになり、ペルシャ猫などとの交配により改良が繰り返され、イギリスで猫種として登録されました。しかしながら、イギリスの血統登録団体がペルシャ猫との交配に消極的で、交配後二世代はブリティッシュショートヘアとして認めないと決めたため、数が減りました。

さらに第二次世界大戦でブリティッシュショートヘアは絶滅の危機に瀕します。ブリティッシュショートヘアの減少に心を痛めたブリーダー達は再び、ペルシャ猫との交配によりなんとか種の断絶を防ぎました。

アメリカに渡ったのは多くのイギリス人が移民として渡米した1620年代で、アメリカンショートヘアのもとにもなりました。1980年代には多くの団体により次々に公認されています。

特徴

骨太でがっしりした体格と厚く密集した被毛が特徴。大人になるまでに3年~5年の年月を必要とするため、子猫時代を長く楽しめるのも魅力です。約4割の猫が珍しいB型の血液をもって生まれる猫種でもあります。

性格

自立心が強いため、飼い主さんにそんなに依存しない猫。濃厚なコミュニケーションより、一定の距離を置いた落ち着いた関係を好む傾向があると言われています。

お手入れ

ダブルコートの厚い被毛ですが、短毛ですのでお手入れは簡単です。接触をあまり好まない個体もいますので週に数回のブラッシングで良いでしょう。激しく動くタイプの猫ではないため、肥満防止のために運動する場所を作ったり、遊ばせたりする工夫が必要です。

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ベンガル

プロフィール

英語表記 Bengal
原産地 アメリカ
平均体重 3kg~6kg
毛種 短毛種
毛色 ブラウン、シルバー
目色 被毛に準ずる

歴史

1970年代にアメリカのカルフォルニア大学は「野生の猫の一部に猫白血病の抗体をもつ個体がいる可能性がある」として、ヤマネコとイエネコの交配を試みました。この時に生まれた子猫の一部がもともとヤマネコの交配を試みていたブリーダーのジーン・サグデン・ミルズの手に渡りました。ミルズはこの猫を使ってさらに交配を試みてベンガルを生み出し、1985年にキャットショーに参加させました。

このショーがきっかけになり、ベンガルの美しさに魅了された数多くのブリーダーがさまざまな猫との交配を開始。ベンガルが独立した品種として登録されることになりました。

特徴

一番の特徴は豹柄やマーブルの美しい被毛でしょう。普通のイエネコより背骨の骨がひとつ多いため胴が長くしっかりした体格です。水を怖がることなく、むしろ水遊びを好む点もベンガルの特徴のひとつです。

性格

ルックスはワイルドで活動的ですが、性格はいたって穏やか。温厚で誰にでも懐きます。

お手入れ

短毛種で、しかもシングルコートですので頻繁なブラッシングは必要ありません。週に1度程度で充分でしょう。

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ペルシャ

プロフィール

英語表記 Persian
原産地 イギリス
平均体重 3kg~5.5kg
毛種 長毛種
毛色 すべての色
目色 被毛に準ずる

歴史

16世紀にトルコからイタリアに渡った長毛種の猫ターキーがペルシャの祖先だと言われていますが、西ヨーロッパを発祥とする説もあり、はっきりしたことは分かっていません。1600年代にはペルシャの祖先と思われる猫が文献に記録されています。

1800年代には早くも各地から輸入された長毛種との計画的な交配が行われるようになり、現在のペルシャの基礎が作られ、その美しい姿から上流階級の人々に愛されて広まりました。19世紀には早くもアメリカに渡っています。ペルシャはサイアミーズと並んで数多くの猫種のもとになりました。

ちなみにペルシャの中でも特殊な毛色の種はチンチラと呼ばれ、こちらも人気があります。

特徴

長くて美しいゴージャスな被毛と愛嬌のあるフラットな顔が特徴です。骨格がしっかりしていて顔も丸く、被毛が厚いため、ずんぐりと大きく見えます。顔は古くからあるトラディショナルタイプとつぶれたような顔のエクストリームタイプがいます。

性格

物静かで穏やかな性格。飼い主さんにつきまとって鳴いたり、モノをねだったりすることもほとんどない、大人しい猫です。騒いで鳴いたり、我儘を通したりすることもなく、どっしり構えた懐の深い性格と言えるでしょう。

お手入れ

ダブルコートで毛質の細い長毛種ですので、手入れを怠ると毛球症になる危険性があります。1日2回程度のブラッシングは必須です。

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ボンベイ

プロフィール

英語表記 Bombay
原産地 タイ王国、アメリカ
平均体重 3.5kg~5.5kg
毛種 短毛種
毛色 ブラック/td>
目色 ゴールド、オレンジ、カッパー

歴史

猫種としては比較的歴史の浅い猫で、1958年に黒い豹に似た猫を産み出そうとしたブリーダー、ニッキー・ホーナーにより、黒いアメリカンショートヘアとバーニーズの交配によって誕生しました。

ボンベイを品種として公認させるために、ホーナーはさらに生まれたボンベイのブリーダーを探したり、ボンベイの愛好家団体を作ったりなど奔走しました。ボンベイが今の姿になるには10年の月日がかかり、品種として公認されたのは1976年です。

特徴

ビロードのように艶のある黒い被毛とゴールドに輝く目が印象的。まるで闇夜に月が浮かんでいるような神秘的な外観です。体は筋肉質で足も長く、まさに小さな豹と言って良いでしょう。

性格

アメリカンショートヘアとバーニーズの両方を併せもつ性格。明るくて活発なため、飼って楽しい猫と言えるでしょう。

お手入れ

体にぴったり張りつくような短毛ですのでお手入れはラクですが、コミュニケーションを図るためにも週に1~2回、ブラッシングしてあげましょう。

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マンクス

プロフィール

英語表記 Manx
原産地 イギリス
平均体重 3kg~6kg
毛種 短毛種
毛色 ブラック、ホワイト、ブルー、クリーム、レッド
目色 被毛に準ずる

歴史

マンクスはイギリスのマン島が発祥で、船で訪れた商人達が置いて行った猫の中に突然変異的に発現した尻尾のない猫に端を発しています。島という閉鎖的な場所であったためか、無尾の猫は島に定着していきました。

マンクスに関しては発祥がはっきりしない反面、伝説が多く、中には「尻尾が短いのはノアの方舟に最後に乗り込んで尻尾を挟まれたから」などという面白い言い伝えもあります。

1800年代にはキャットショーに参加するようになり、1901年にイギリスで、1920年にアメリカCFAで公認されました。

特徴

無尾の猫だと表現されますが、実際には尾が3cm程度あったり、場合によっては10cmほどあったりする個体もいて、いずれもマンクスとして認められています。前足に比べると後足が長いのも特徴で、歩くにはウサギが跳ねているようです。

無尾同士を交配すると死産や遺伝子疾患になる可能性が高いなど、交配に知識が必要な猫としても知られています

性格

知的で穏やか、飼い主さんにもよく慣れますが、濃厚なコミュニケーションを好むタイプではありません。どちらかと言うと、ひとりでのんびりするのが好きな猫です。

お手入れ

短毛で抜け毛もそんなに多くはありませんので、面倒なお手入れは必要ありません。週に2~3回程度のブラッシングで良いでしょう。

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マンチカン

プロフィール

英語表記 Munchkin
原産地 アメリカ
平均体重 3kg~6kg
毛種 短毛種
毛色 すべての色
目色 被毛に準ずる

歴史

足の短い猫は古くから突然変異で生まれることがあり、世界中で記録が残っていますが、マンチカンのもとになったのは、 1980 年代にアメリカ、ルイジアナ州で見つかった個体です。トラックの下にいたところを保護された足の短い猫は至って健康だったため、普通の足をもつ猫と交配されましたが、子猫も短足だったため、優性遺伝だと判明しました。

その後、足の短い猫はさまざまな猫と交配されましたが、この交配には否定的な意見も多かったようで、公認されたのは、1995年になってからでした。

特徴

ダックスフンドのように短い足が一番の特徴です。足の長さは約10cm程度ですが自然発生的に生まれた特性ですので、骨格などに問題もなく、普通の猫のように走ったり木に登ったり、ジャンプしたりすることができます。品種確定に至るまでさまざまな猫と交配されたため、他の猫種の特徴を併せもったマンチカンが数多く存在しています。

性格

穏やかで人懐こく、好奇心旺盛な猫です。社交的な面もありますので、多頭飼いにも向いています。

お手入れ

マンチカンには短毛種と長毛種がいますが、短毛種は週に数回、長毛種は1日に1回~2回のブラッシングが必要です。また、マンチカンには遺伝的欠陥はありませんが、椎間板ヘルニアに罹りやすい傾向があります。床は滑りにくい素材にするのがおススメです。

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メインクーン

プロフィール

英語表記 Maine Coon
原産地 アメリカ
平均体重 3kg~6.5kg
毛種 長毛種
毛色 ブラック、ホワイト、ブルー、クリーム、レッド
目色 被毛に準ずる

歴史

メインクーンはアメリカ、メイン州で猫とアライグマの交配で生まれたという説があり、メインクーンという名前もその説に由来しているようですが、実際にはヨーロッパからアメリカにやってきたバイキングが持ち込んだ北欧系の猫とアメリカに土着していた猫との掛け合わせで生まれたという説が有力です。いずれにせよ、メインクーンは北米でもっとも古い種の猫と言って良いでしょう。

1800年代からキャットショーに登場し、優秀な成績を収めてきましたが一時はペルシャ猫に人気を奪われて数が減った時期もあったようです。現在ではすべての団体から公認されています。

特徴

猫の中でももっとも大きな体格で、雄の中には8~9kg近くまで大きくなる個体もいます。厚い被毛、毛の生えた大きな耳、ラクーンを思わせるふさふさした尻尾など、どこをとっても野性味たっぷりの猫です。大人になるまで4年近くの年月が掛かるのもメインクーンの特徴です。

性格

野性的な外見とは裏腹に人懐こく、明るい性格です。頭も良いので犬のように投げたボールを取ってくる遊びもこなします。

お手入れ

メインクーンの被毛には防水性がありますが、これは被毛に皮脂がついているから。この皮脂のためにメインクーンの被毛はギトギトになりがちです。定期的なシャンプーと1日1回程度のブラッシングは欠かさないようにしましょう。

また、運動量の多い猫ですので、家の中にキャットタワーを作るなど運動スペースを設けてあげるようにしましょう。

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ラガマフィン


画像出典:dee & tula monstah

プロフィール

英語表記 Ragamuffin
原産地 アメリカ
平均体重 4kg~7kg
毛種 長毛種
毛色 すべての色
目色 被毛に準ずる

歴史

ラガマフィンはブリーダー同士の諍いがきっかけになって登録された猫種です。1960年頃、ブリーダーのアン・ベイカーは自身が飼っていたペルシャとバーマン(推定)を掛け合わせてラグドールを誕生させました。ベイカーはラグドールを自ら厳しく管理するために自分で団体を作り、ラグドールの名前を商標登録。さらにラグドールの繁殖にあたって他のブリーダーから手数料を取るというルールを設けました。このことにより、ブリーダー同士で裁判沙汰になったこともあったようです。

1990年に入るとこれに反発した他のブリーダーがペルシャやヒマラヤンなどを掛け合わせ、ラグドールに似ていて違う品種を作ったのがラガマフィンの始まりだったそうです。ラガマフィンはラグドールとの違いがはっきり認められないとして。今でも公認しない団体もあります。

特徴

ラグドールから生まれた猫ですので、特徴はラグドールそっくりで、顔や足などにポイントがあります。がっしりした体格で、雄は10kg近くなることもあります。被毛がセミロングの長毛なので、大きな猫の印象が強いでしょう。大人になるまでに4年近い年月が掛るのもラガマフィンの特徴です。

性格

人懐こく、環境への適応力のある猫ですので、多頭飼いにも向いています。飼い主さんにもよく甘えます。特に大人になってからはさらに穏やかで大人しくなりますので、非常に飼いやすい猫だと言えるでしょう。

お手入れ

セミロングのダブルコートですので、できれば1日1回のブラッシングが好ましいでしょう。大型猫ですので食べる量は標準タイプの猫より多くなりますが、運動量がそんなに多くないので食事量のコントロールに気をつけましょう。

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ラグドール

プロフィール

英語表記 Ragdoll
原産地 アメリカ
平均体重 4kg~7kg
毛種 長毛種
毛色 ブラック、チョコレート、
目色 ブルー

歴史

ラグドールは比較的、歴史の浅い猫種で、最初にラグドールを作りだしたのはアン・ベイカーというブリーダーでした。この人物はラグドールを商標登録し、新しい団体を設立したうえでライセンスビジネス化した人物で、この方針によりラグドールを繁殖させようとした他のブリーダーとの間に確執が生まれました。

このやり方に疑問を感じたあるブリーダーが独自にラグドールを繁殖。結局、ラグドールはアン・ベイカーではなく、後からラグドールの繁殖に成功したブリーダーにより2000年に団体への登録が行われました。

特徴

オフホワイトベースの体で、手や足などに色の濃いポイントが入っているのが特徴。メインクーンやラグマフィンに並んで大型猫として知られています。やや吊り上ったブルーの瞳、襟巻きのような飾り毛がラグドールに気品を与えています。ラグドールとはぬいぐるみの意味ですが、長毛でふわふわした姿はまさにぬいぐるみのようです。

性格

穏やかで優しい性格です。執拗に鳴いたり、走り回ったりすることもなく、また飼い主さんに極端に依存しない自立心のある猫ですが、人間の過剰なコミュニケーションにも応じる寛容な心をもちます。帰巣本能が強く、テリトリー外に出ることにストレスを感じる傾向があります。

お手入れ

シルクのような長毛種で長毛としては絡みにくい毛質ですが、お手入れは1日1回、ブラッシングしてあげるのがベストです。筋肉質な体ですので、たんぱく質の多い食事を与えるようにしましょう。

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ロシアンブルー

プロフィール

英語表記 Russian Blue
原産地 ロシア
平均体重 3kg~5kg
毛種 短毛種
毛色 ブルー
目色 グリーン

歴史

ロシア原産の自然発生種であるものの、その起源ははっきり分かっていません。18世紀にロシアからヨーロッパに持ち込まれ、イギリスや北欧で人気を呼びましたが、他の猫同様に第二次世界大戦中の混乱で数を極端に減らしました。

戦後、絶滅を危惧したブリーダーによりサイアミーズやブリティッシュブルーとの掛け合わせでロシアンブルーの種の保存を成功させました。これが現在のロシアンブルーの元祖と言われています。

特徴

エメラルドグリーンの目と深みのあるブルー(グレー)の被毛が印象的な猫。タブルコートの被毛は特にアンダーコートが密集していて寒さにも強い猫です。被毛の1本1本にグラデーションがあるため、光が当たると全体がニュアンスあるブルーに見えるのもロシアンブルーの魅力です。

エメラルドグリーンの目は子猫の時にはもっとぼんやりしたカラーで、独特の色が出るまでには2年ほどかかると言われています。

性格

犬のような猫と形容されるほど、飼い主さんに忠実で献身的な猫。ただし、人見知りする傾向がありますので、知らない人には警戒心を露わにすることもあります。アクティブな猫ではありますが、鳴き声をあげることは少なくマンションなどでも飼いやすい猫と言えるでしょう。

お手入れ

アンダーコートがびっしりと厚く、抜け毛も多いため1日1回のブラッシングがおすすめです。換毛期にはできるだけブラッシングしてあげましょう。

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猫の種類(猫種)

猫は種類や品種によって性格、特徴、値段、注意点などに違いがあります。飼い主さんの考え方によって好みの猫も様々なので、飼いたいと思う猫の性格や習性などを理解しておくことが大事です。猫の種類別に飼いやすさ、飼い方、注意点をご紹介します。

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