ペットショップ「KOJIMA」オリジナルのキャットフード【ねこ姫】ってどんなフード?

スーパーマーケットやコンビニでよく目にするプライベートブランド。

量販店が作っているブランドのように見えますが、実は大手メーカーがOEM製造しているため、商品自体は大手メーカーのものと変わりません。

むしろ、売り場をもつ利点を活かして、価格が安いことが多いですね。日本ではまだ数が少ないようですが、キャットフードにもプライベートブランドがあります。

今回は、ペットショップ「コジマ」のプライベートブランド【ねこ姫】を取り上げます。

 

【ねこ姫】ってどんなキャットフードなの?

【ねこ姫】はペットの「コジマ」が販売しているプライベートブランドのキャットフード。「コジマ」といえば、ペットを飼っている人なら一度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。関東を中心にペットやペット用品を売る大型店舗を展開しています。ちなみに「コジマ」の創立は今から100年以上前の大正5年、初代が小鳥専門店を開いたのが始まりなのだそうです。

【ねこ姫】は「コジマ」でしか買えないキャットフードです。ドライフードで「小えび&かつお節添え」と「しらす&かつお節添え」の2種類があります。

 

【ねこ姫】にはどんな原材料が使われているの?

肉類

【ねこ姫】に使われている肉類は、「小えび&かつお節添え」「しらす&かつお節添え」ともに、

  • ミートミール
  • チキンミール
  • チキンレバーパウダー
  • フィッシュミール

などです。

「小えび&かつお節添え」の場合はこれに小えびと焼津産かつお節が、「しらす&かつお節添え」の場合はこれに小魚と焼津産かつお節がプラスされています。

小えびや小魚を入れたことで猫の嗜好性を高めているため、猫の食いつきは悪くないようですが、主な肉類はミートミール、チキンミールなどで、原材料の中身がはっきりしません。

家畜・家禽のどの部分が使われているか分からない点は不安が残ります。

穀物

穀類にはとうもろこし、コーングルテンミール、小麦粉、菓子粉が使われています。

穀類が原材料表記のトップに記載されているので、【ねこ姫】は穀類が主原料のキャットフードだと言うことが分かります。

とうもろこし、小麦粉は猫がアレルギーを起こしやすい穀類ですし、菓子粉を配合しているキャットフードはあまりありません。

コーングルテンミールはとうもろこし由来のたんぱく質ですが、同じたんぱく質なら動物性の方が猫には向いているはずです。穀物の多用は【ねこ姫】の残念な点です。

添加物

酸化防止剤にはローズマリー抽出液やミックストコフェノールなど自然なものが使われています。

また、クロレラ、紅麹などの着色料も使用されています。これらの着色料は合成ではなく自然のものですので、合成着色料に比べれば安全です。

しかしながら、色でフードを選ばない猫のフードをあえて着色する必要はないのも事実です。

 

【ねこ姫】にはどんな栄養分がどのくらい含まれているの?

たんぱく質

【ねこ姫】のたんぱく質の割合は37.0%以上。

AAFCO(米国飼料審査官協会)の定める最低基準は成猫で26%、成長期で30%ですので割合としては充分クリアしています。

しかしながら、【ねこ姫】のたんぱく質はコーングルテンミールによるものが多そうです。

同じたんぱく質なら動物性のたんぱく質の方が猫に相応しいでしょう。

脂肪

脂肪割合は14%以上です。AAFCOによる最低基準は9%ですので、こちらはクリアしていると言えるでしょう。

 

【ねこ姫】の生産国はどこ?

【ねこ姫】は日本で生産されています。

日本には、「ペットフード安全法」と呼ばれる法律があり、ペットフードの表示に関するルールや添加物の上限量に関する規制などを設けています。

ただし、この法律が保証しているのはペットフードの最低限の安全です。

市販されているキャットフードはすべてこの法律により認められていますが、だからと言ってそのキャットフードが猫にとって良いフードとは限らないのです。

フードの良し悪しを把握するには、そのフードの原材料やその配分、添加物などを細かくチェックする必要があるでしょう。

【ねこ姫】の魅力は?

価格が手ごろ

【ねこ姫】の魅力はその価格でしょう。スーパーに売られているキロ当たり100円以下のフードにはかないませんが、プレミアムフードと比べたらお手頃です。

小魚やえびが入っておやつ感覚

【ねこ姫】には、ドライフードのほかに小魚や小えびなどがそのまま入っています。

猫によって好みもあるとは思いますが、小魚や小えびに食欲をそそられる猫も少なくないようです。

小袋包装が便利

【ねこ姫】は1箱300gのパッケージですが、中身は60gずつの小袋に分かれています。小袋包装により、香りや風味が抜けないのは猫にとってもメリットでしょう。

【ねこ姫】を与える際の注意点は?

【ねこ姫】には穀物がかなり多く使われています。

とうもろこし、小麦など猫がアレルギーを起こしやすい穀類も使われていますので、愛猫に穀物アレルギーがある場合は、食べさせない方が良いでしょう。

小魚や小えびが食欲をそそる【ねこ姫】。ただし、原材料の質には疑問も

ドライフードの中に小魚や小えびを混ぜたレシピでおやつとしても人気のある【ねこ姫】。

価格もリーズナブルなので継続的に購入している飼い主さんも少なくないようです。

ただし、【ねこ姫】は原材料から評価すると残念な点が多いフードです。

穀物が主原料で、とうもろこしや小麦、お菓子粉などの配合量が肉類を上回っています。

また、配合されている肉類もミールなどで品質が不明確です。真正肉食の猫にとって、あまり満足できる内容ではないようです。

最近では動物病院なども経営している「コジマ」。猫の体のことも考えて、原材料にこだわったフードの開発を期待したいですね。

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