老舗キャットフード【フリスキー】って猫に食べさせてもいいの?

【フリスキー】は世界最大級の食品会社ネスレグループのひとつ、ネスレ ピュリナ ペットケアのキャットフードです。

もともと、ネスレはネスカフェのような人間用の食品を製造販売していた会社。1985年にペットフード産業に参入したのが始まりです。

今回ご紹介する【フリスキー】は、アメリカのカーネーション社が1956年に作ったフードで、その後、ネスレと合併してネスレ傘下に入りました。

歴史の古いペットフードですが、その品質はどうなのでしょうか。

今回は、【フリスキー】の成猫用ドライフード「お魚ミックス」を取り上げます。

 

【フリスキー お魚ミックス】にはどんな原材料が使われているの?

肉類

【フリスキー】には肉類として家禽ミール、魚介類としてまぐろミール、かつおミール、サーモンエキスが含まれていると書かれています。

ミールとは生肉を乾燥させたもので、保存性に優れているため多くのドライフードに使われています。

ミール自体には悪い点はありませんが、問題はどんな動物のミールが使われているかでしょう。

【フリスキー】の肉類には家禽ミールがもっとも多く配合されていますが、家禽がどんな鳥を示しているのがはっきりしません。

また、家禽のどの部分が使われているのか、どんな状態の家禽を使っているのかも分かりません。この内容は飼い主さんにとって不安が残ります。

穀物

穀類にはとうもろこし、小麦、コーングルテンミールが配合されていると書かれています。

原材料名のトップにこれらの穀物が書かれていますので、【フリスキー】は穀物メインのキャットフードだといえるでしょう。

とうもろこしや小麦は猫がアレルギーを起こしやすい穀物だと言われています。

コーングルテンミールは、とうもころし由来のたんぱく質ですが、肉由来のたんぱく質の代用品です。

穀物の多用は【フリスキー】の残念な点でしょう。

添加物

酸化防止剤については記載がありませんので、何が使われているか不明です。

また、【フリスキー】には、赤色2号・102号、黄色4号・5号、青色1号などの合成着色料が使われています。

猫は色で食べ物を選ぶわけではありませんので、着色料の必要はありません。猫にとっては無駄な添加物と言えるでしょう。

また、食いつきを良くするためだとは思いますが、香料の使用も気になります。

 

【フリスキー お魚ミックス】にはどんな栄養分がどのくらい含まれているの?

たんぱく質

【フリスキー】のたんぱく質の割合は30%以上。

これは、AAFCO(米国飼料審査官協会)が策定した成猫の最低基準26%を上回っていますので、数字のうえでは問題ありません。

しかしながら、【フリスキー】のたんぱく質の多くはコーングルテンだと思われます。

人間にとっては健康的な植物性たんぱく質ですが、猫にとっては動物性たんぱく質より質は劣るでしょう。

脂肪

脂肪割合は10%以上。AAFCOの最低基準9%を上回っていますので、問題ありません。

 

【フリスキー】の生産国はどこ?

【フリスキー】はタイで生産されています。タイは漁業や養鶏が盛んなことから、人間用の加工食品工場がたくさんある国。

ペットフードもタイで作られているものが少なくありません。原材料の調達がラクでコストが安いというのがタイ産のペットフードが多い理由でしょう。

タイから日本に輸入される際には、「ペットフード安全法」が適応され、製造方法や配合物についての基準に照らし合わせて、危ないペットフードの輸入はできないようになっています。

安全面では、ある程度、安心できると思って良いでしょう。

しかしながら、これらの方策が保証してくれるのは、最低限の安全です。

タイ産のキャットフードが本当に猫のために良いものかどうかは、原材料の質や量、添加物の種類、メーカーの哲学などを確認してから判断した方が良いでしょう。

 

【フリスキー】の魅力は?

価格が安い

【フリスキー】は何より価格が安く、1.8kgで600円前後。

高価なプレミアムフードに比べたら1/10程度の値段です。多頭飼いの家では重宝するでしょう。

しかも、スーパーマーケットやペットショップなど、どこでも購入することができるので手軽です。

フレーバー添加で食いつきが良い

こだわりのプレミアムフードは添加物を配合していないものが多く、匂いが少ないために猫の食いつきが悪いこともあります。

それに比べて【フリスキー】は猫が好きな香料を添加。食いつきが良いのが特徴です。

添加物の配合が良いとは言えませんが、猫の食欲がないときなどには重宝することもあります。

【フリスキー】を与える際の注意点は?

【フリスキー】には穀物が多用されています。もし、あなたの愛猫に穀物アレルギーがあるなら、【フリスキー】は与えない方が良いでしょう。

おサイフに優しいキャットフード【フリスキー】。でも、猫の健康を考えたら残念なフード

長い間、老舗キャットフードとして飼い主さんを支えてきた【フリスキー】。

安くて手軽で猫の食いつきも良いので、常用している飼い主さんも多いのではないでしょうか。

しかしながら、原材料を見ると穀物の使用や合成着色料の使用など、あまりおススメできない点が見受けられます。

しかも、【フリスキー】のホームページには原材料など、キャットフードに関する具体的な情報がありません。

歴史もあり、世界的規模の大企業なのですから、もう少し、猫の体のことを考えたキャットフードの販売も期待したいところです。

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