その歴史35年!ロングラン・キャットフード【カルカン】は猫に食べさせても良い?

猫を飼っている人なら誰もが知っているキャットフードブランド【カルカン】。

発売以来変わらない紫色のパッケージと猫のロゴが、ペットフード売り場でも目を引きます。

実は、【カルカン】を作ったマーズは、もともとアメリカでキャンディのメーカーとしてスタートした会社。

あのスニッカーズやM&M’Sなどのお菓子もマーズの商品だってご存じでした?

【カルカン】はマーズジャパンが1983年に日本で始めたブランドで、約35年の歴史がありますが、一体どんなフードなのでしょうか?

今回は、【カルカン】のドライフードについて調べてみました。

 

【カルカン】にはどんな原材料が使われているの?

【カルカン】のドライフードには、「子ねこ用」「成猫用」「シニア猫用」がありますが、今回、取り上げるのは「成猫用」。

「かつおと野菜味」「まぐろと野菜味」「チキンと野菜味」の中から、「かつおと野菜味」を取り上げます。

肉類

【カルカン】「かつおと野菜味」に使われている肉類は、チキンミールとチキンエキス、家禽類、かつおエキス、フィッシュエキスです。

ミールとは乾燥肉のことで、保存性に優れているためペットフードに多用されています。ミール自体は生肉には劣るとはいえ、特に問題はありません。

問題は、どんな家畜をミールにしているかでしょう。

海外のプレミアムフードなどは、「ヒューマンレベル」など、原料となっている肉類の品質を明記しています。

【カルカン】の原材料にはチキンミールと書かれていますが、どんなレベルの鶏肉を使用しているか分かりません。また、家禽という表記も不明確です。

穀物

【カルカン】には「とうもろこし、小麦等」が使われていると書かれています。

原材料表示のトップに表記されているので、原材料の中で穀類が一番多いことが分かります。

また、「等」の表記は、とうもろこし、小麦以外にも穀類が使われている可能性を示唆しています。

完全肉食の猫にとっては、理想的とはいえない内容です。

添加物

酸化防止剤にはクエン酸、BHA、BHTが使用されています。

BHAやBHTは、酸化防止剤として油脂の多い食品(バター、魚介乾製品、魚介冷凍品など)の酸化防止剤として、人間用の食品や医薬品にも使用されています。

しかしながら、BHAやBHTは過去に発がん性や奇形の発生が疑われたことがあり、BHAに至っては食品への使用が禁止される一歩手前までいったことがあります。

小さな体でこれらの添加物が入ったフードを毎日食べて続けたら、猫が体を壊す可能性は否定できません。BHA、BHTが使われたフードには要注意です。

また、【カルカン】には、赤色102号、青色2号、黄色4号・5号など、合成着色料も使われています。猫は見た目で食べ物を選ぶわけではありませんので、不必要な添加物といえるでしょう。

 

【カルカン】にはどんな栄養分がどのくらい含まれているの?

たんぱく質

【カルカン】のたんぱく質割合は、28.0%。AAFCO(米国飼料審査官協会)の定める最低基準は成猫で26%以上ですので、数字の上ではクリアしているといえます。

脂肪

脂肪割合は、10.0%以上です。こちらもAAFCOの最低基準9%をクリアしていますので、栄養的バランス的には問題ないでしょう。

 

【カルカン】の生産国はどこ?

【カルカン】の原産国はタイです。タイは、漁業や養鶏業が盛んな国で、これらを加工する工場も数多くあります。

日本でもタイ産の人間用食品やペットフードが結構、売られていますね。

タイにはペットフードに関する法的な規制はないようです。

そのままでは安全性が確保されない可能性があるため、製品が日本に輸入される際に、日本の「ペットフード安全法」という法律を適応。

製造方法や配合物を日本の基準に照らし合わせて審査し、危ないペットフードの輸入はできないようになっています。

ただし、「ペットフード安全法」をクリアしたからといって、そのキャットフードが良いフードとは限りません。

安全法ではねられるのは、一部の危険なフードのみ。

猫にとって良いフードかどうかは、原材料、レシピ、添加物などを細かくチェックして判断する必要があるでしょう。

 

【カルカン】の魅力は?

猫の年齢や体調に合わせたバリエーションがある

今回、ご紹介したのはもっとも一般的なレギュラーシリーズですが、【カルカン】には「毛玉ケア」「下部尿路の健康維持」「腎臓の健康維持」「室内ねこ用」があります。

また、成猫用以外にも「子ねこ用」「シニア猫 11歳から」「シニア猫 15歳から」があります。

バリエーション豊かな品揃えは、日本の飼い主さんには魅力的に映るでしょう。

価格が安い

【カルカン】は、1.6kgのパッケージで500円前後。これはキャットフードの中でももっとも安い部類です。

猫にそんなにお金を掛けられない、多頭飼いで高いフードは買えない・・・・などの場合には重宝するでしょう。

【カルカン】を与える際の注意点は?

穀物アレルギーのある猫には不向き

【カルカン】にはとうもろこしや小麦などの穀物が多用されています。愛猫に穀物アレルギーがある場合は、【カルカン】は避けた方が良いでしょう。

添加物の摂り過ぎになる可能性も

また、【カルカン】にはBHA、BHTなどの酸化防止剤や合成着色料が使用されています。

量は少なくても毎日、食べていたら小さな猫の体には負担が大きくなる可能性もあります。

猫の健康を考えたら、【カルカン】のみをずっと食べさせるのはおススメできません。

ロングセラーの有名なフードだけれど、猫の健康を考えるとおススメできない

歴史も長く、ブランドとしても有名な【カルカン】。食いつきも良いので、猫の常食にしている飼い主さんも多いことでしょう。

しかしながら、ドライフードの中身を調べてみると、穀物の多用、好ましくない添加物の使用など、心配材料が少なくありません。

価格が安いのは飼い主さんには優しいかもしれませんが、猫の体には良くないかもしれません。

できれば、価格は高くでも安心して食べさせられる【カルカン】プレミアムの発売を期待したいですね。

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