愛知県のペット専業メーカーのキャットフード【GoldenNex】。猫にあげても大丈夫?

【GoldenNex】。あまり聞いたことがなく、一般の店舗でもそんなに見かけないフードですね。

【GoldenNex】はペットフード、ペット用品を専門に扱う愛知県のメーカー「イトウアンドカンパニー」のキャットフードブランド。

大手ではありませんが、1975年からペットフードの輸出入に携わってきた老舗メーカーです。

最近ではペットブームのトレンドに乗って中国でもペットフード会社を経営しているよう。

キャットフードはドライフードのほかにウェットフードやトリーツが充実しています。

リーズナブルなフードとして知る人ぞ知るキャットフードですが、その中身はどうなのでしょうか。

今回は【GoldenNex】のドライフードについて調べてみました。

 

【GoldenNex】にはどんな原材料が使われているの?

【GoldenNex】のドライフードには

  • 「お魚味ミックス」
  • 「お魚味とお肉味ミックス」
  • 「カツオ・マグロ味ミックス ヘアボールコントロール」
  • の3種があります。今回は、「お魚味ミックス」を取り上げてみました。

肉類

肉類にはフィッシュミール、ミートボーンミール、チキンミールが使用されています。

ミールとは、肉を乾燥させて粉にしたもので、高額プレミアムキャットフードにも用いられています。

問題は、ミールを作るのにどんな肉を使用しているか。安いフードの場合、人間が食べられない肉をミールにしていることも多いからです。

さらに、【GoldenNex】に含まれているミートボーンミールは問題です。

ミートボーンミールは人間の食用にできない骨や内臓などをレンダリングしたもの。

副産物が混じっているだけでなく、家畜以外の食用に向かない動物を使用していたり、病気などで死亡した家畜の肉を使用している可能性もあるからです。

内容が明確に分からない限りは、愛猫の口に入るフードとして避けたいですね。

穀物

【GoldenNex】としては、小麦ふすま、とうもろこし、コーングルテンミールが使われています。

よくある安いキャットフードのようにとうもろこし主原料のフードではありませんが、その代わりに大豆をかなり多く使用しています。

豆は穀物ではありませんが、完全肉食の猫にとって、大豆が主原料のフードは良いフードとは言えないでしょう。

添加物

保存料としてプロピオン酸が使用されています。

プロピオン酸はケーキやパンなどに防腐剤として使われる添加物ですが、皮膚に触れると炎症を起こすことでも知られています。

人間の食用に使われている添加物ではありますが、体の小さな猫がプロピオン酸の多いフードを毎日食べ続けたら、代謝機能に負担になる可能性もあるでしょう。

ローズマリー抽出液など、もっと安全な保存料を使用したフードの方が安全でしょう。

合成着色料を使用していない点は評価できます。

 

【GoldenNex】にはどんな栄養分がどのくらい含まれているの?

たんぱく質

【GoldenNex】のたんぱく質割合は、27.0%以上です。

AAFCO(米国飼料審査官協会)が定めている成猫の最低基準は26%ですので、数値のうえではクリアしています。

ただし、【GoldenNex】のたんぱく質は、大豆ミールやコーングルテンミールによる割合が多いと思われます。

植物由来のたんぱく質は人間にはヘルシーですが、猫にとってはベストなたんぱく質とは言えないでしょう。

また、このたんぱく質割合は1歳以下の子猫には少ない割合ですので、与えるのは1歳を超えてからにした方が良いでしょう。

脂肪

脂肪の割合は9.0%以上。これはAAFCOの最低基準は9%ですので、栄養的には問題ありません。

 

【GoldenNex】の生産国はどこ?

【GoldenNex】の生産国はタイです。タイは漁業や養鶏の盛な国で、これらを原材料とした加工食品工場も数多くあります。

原材料コストや製造コストが安いためか、ペットフードにもタイ産の製品が少なくありません。

タイにはペットフードを取り締まる法律はないようですが、製品が日本に輸入される際には「ペットフード安全法」という日本の法律が適応されます。

製造方法や配合物が日本のペットフードの安全基準をクリアしているかどうか調べ、猫の健康を害するような危険なペットフードの輸入はできないようになっています。

しかしながら、「ペットフード安全法」をクリアしたからといって、そのフードが猫にとって良いとは限りません。

安全なだけでなく、猫の健康に良いフード、猫が長生きできるフードを選ぶのなら、原材料やその配合量、企業の姿勢などをチェックして、総合的に判断する必要があるでしょう。

 

【GoldenNex】の魅力は?

【GoldenNex】は2㎏パックで1000円程度とリーズナブルな価格です。

この価格はプレミアムフードに比べたら1/3~1/5の値段。「猫にお金を掛けられない」「多頭飼いで高いフードは買えない」という飼い主さんには便利なフードでしょう。

【GoldenNex】を与える際の注意点は?

【GoldenNex】にはミートボーンミールが使われています。

ミートボーンミールは肉以外の副産物を原料としていたり、どんな動物を使用しているかはっきりしていない点で、安全な原材料とはいえません。

また、大豆が主原料というのも猫の体に良いとはいえません。

愛猫に食べさせる際には、猫の健康上のリスクを充分理解しておくべき。ほかのフードとのローテーションも考えた方が良いでしょう。

無着色総合栄養食をアピールしているけれど、心配な点も

【GoldenNex】は総合栄養食ですので、数字のうえではこれだけで猫の健康を維持することができるはずです。

着色料を使用していないのは、安価なフードとしては評価もできます。

しかしながら、肝心の肉にミートボーンミールが使われているなど、猫の健康を考えたら受け入れがたい点も目立ちます。

猫の寿命はフードのみで決まるわけではありませんが、食べ物は猫の健康に大きな影響を与えます。

できれば、もう少し原材料にこだわったシリーズがあると嬉しいですね。

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