【素朴な疑問を解決】猫の被毛はどうしてもふもふとしているの?

もふもふとした猫の被毛や癒しを与えてもくれますが、中には「どうして猫の毛はこんなに手触りをしているのだろう」と思う方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は猫の被毛の構造をご説明しながら、どうしてもふもふとした手触りなのかを解き明かしていきます。

 

猫がもふもふなのはどうして?


もふもふとした被毛は猫にとっては、生きていくために欠かせないものです。

そして、もふもふとした手触りの秘密は毛の構造にあります。

猫の毛の構造

人間はひとつの毛包から1本の毛しか生えませんが、猫は違います。

猫はひとつの毛包から上毛(オーバーコート・主毛)や下毛(アンダーコート・副毛)、柔毛(剛毛)が生えています。

そのため、毛が密接し、もふもふとした手触りになるのです。

どんな効果があるの?

猫の被毛には「衝撃を吸収する」「皮膚を守る」「体温を調節する」といった役目があります。

猫の被毛はクッションのように衝撃を吸収してくれるので、鋭い牙や爪で攻撃をされても致命傷を負いにくいのです。

紫外線や細菌感染から皮膚を守る効果も期待でき、人間でいう衣服のような役割を果たしています。

そして、体温を調節するため、気温に応じて適した毛に生え変わります。

ちなみに、熱いときに被毛を舐めて湿らせるのは、体温を下げるためです。

 

猫種によっての手触りの違い


猫の被毛は猫種や持っているコートの種類によっても、手触りが異なります。

ダブルコート

一般的な猫はオーバーコートとアンダーコートという2種類の被毛を持っています。

こうしたダブルコートを持っている猫は短毛種でもふわふわとした触り心地をしているのが特徴です。

代表的な猫種はブリティッシュショートヘアやアビシニアン、ロシアンブルーなどです。

シングルコート

シングルコートは1種類の被毛しか持っておらず、オーバーコートのみを持つタイプとアンダーコートのみを持つタイプに分かれます。

例えば、オーバーコートのみを持つシャムやバーミーズは子猫期にはほわほわな被毛を持っており、成猫になると被毛がなめらかになります。

アンダーコートには保温効果があるので、オーバーコートのみの子は寒がりな子も多いででしょう。

一方、アンダーコートのみを持つデボンレックスやコーニッシュレックスなどは柔らかい被毛をしています。

 

短毛種と長毛種

アメリカンショートヘアやオシキャットのような短毛種は絹のように滑らかな手触りの被毛を持っています。

それに比べ、長毛種は毛足が長いので、シルキーでふわふわとした触り心地が楽しめるでしょう。

 

年齢によっても変わってくる?


被毛の手触りは猫種や毛の長さだけでなく、年齢によっても大きな変化が見られます。

子猫

子猫期は被毛もまだ十分に成長しきっていないため、柔らかくふわふわとした手触りが楽しめます。

ただし、寄生虫がいたり、下痢気味だったりして健康状態が良くないと、パサパサな被毛になり、毛ヅヤもなくなります。

成猫

猫の被毛が一番美しいのは、2歳頃です。

この時期の被毛はほどよく脂があり、なめらかな手触りをしています。

完全室内飼いであれば、ツヤツヤと被毛が輝いて見えることもあるでしょう。

老猫

年を取ると、毛づくろいの回数が減ったり、毛割れが目立ったりし、被毛がパサついてきます。

成猫期と比べるとなめらかさもなくなり、ゴワゴワとした手触りになるでしょう。

もふもふな被毛を保つためには?

飼い猫のもふもふとした被毛を保つには、日頃からブラッシングをこまめに行いましょう。

特に長毛種や老猫は自身のグルーミングではケアが不十分であることも多いので、1日2回程度ブラッシングを行ってあげる必要があります。

また、普段与えるフードを再検討するだけでも被毛の状態はガラっと変わってきます。

被毛を作る「ケラチン」はタンパク質から作られているので、高タンパクで栄養バランスのいいフードを意識していきましょう。

内側と外側から被毛をケアしよう


被毛は、健康状態を見極めるバロメーターにもなります。

だからこそ、美しく維持していくためには、こまめにお手入れをしたり良質な食事を心がけたりして、内側と外側の両方からケアを行っていきましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

古川諭香

キャットケアスペシャリストの資格を活かし、さまざまな猫メディアにて猫情報を分かりやすく配信中。自身も猫サイトを立ち上げ、愛猫と楽しく暮らしていくための秘訣や猫に関する知識などを分かりやすく解説。猫と一緒に暮らせる猫仕様の家も建設し、人と猫が快適に生活していくための方法も伝授している。