ドッグフード「アボダーム」の原材料や選ぶ際の注意点は?

アボダームに使用されている原材料やドッグフードに含まれている栄養の割合、生産国、購入する際の注意点についてご紹介します。

 

アボダームの原材料

アボダームは世界一栄養価が高いと言われるアボカドを使用した30年もの歴史あるドッグフードです。

実際にどのような原材料が使用されているのか、アボダームのオリジナルチキンを例に、ご紹介いたします。

肉類

肉類の原材料として、乾燥チキンや鶏脂肪が使用されています。主要原材料として最も多く使用されているのが、乾燥チキンです。

正規販売店の公式サイトにはヒューマングレードや肉副産物を使用していないなどの記載がないため、原材料の安全性に不安が残ります。

記載通り高品質なチキンを使用しているのであれば、問題ありませんが、安全だとは言い切れません。

魚類

魚類には乾燥ニシンが使用されていますが、原材料の順番からして、微量に使用されていることが分かります。

単一のタンパク源に頼ったドッグフードは、犬によってはアレルギー症状を引き起こす可能性があります。

もしも、乾燥ニシンが動物性タンパク源として使用されていたのならば、特定のタンパク源を単一で摂取し続けることによるアレルギーの可能性を軽減することができたかもしれません。

穀物

穀物の原材料としては、玄米や白米、オートミールが使用されています。玄米や白米などの穀物には犬の健康維持に欠かせない栄養素が豊富に含まれていることが知られています。

しかし、犬は元々肉食であることから、犬の消化器官は穀物の消化には優れていません。

そのため、穀物を摂取した犬の中には、消化不良やアレルギー症状を引き起こす可能性があります。

添加物

アボダームは人工的な添加物は一切使用していない無添加のドッグフードです。

人工的な添加物は、犬に有害なものも多いため、使用していないものが好ましいと考えられています。

その他

アボダームの特徴と言えば、原材料に乾燥アボカド果肉やアボカドオイルを使用している点です。

一般的には、アボカドは中毒性があるため、犬に与えてはいけない食品だと考えられています。

アボダームの公式サイトでは、アボカドは犬の皮膚の健康維持のために必要とされるオメガ脂肪酸が豊富に含まれていると紹介しています。

また、葉酸やカリウム、ナイアシンといった栄養素も含まれており、美しい被毛を維持するにも役立つとしています。

そして、アボカドは過去に犬が中毒を起こした症例がないことを発表しています。

また、アボカドに含まれるペルシンという成分が一部の動物に有害であり、アボダームでは有害性のない果肉とオイルを使用していますが、安全性という点では不安が残ります。

他の原材料として気になるのは、ナチュラルフレーバー(天然香料)や塩です。新鮮な肉類を使用していれば、あえて天然香料を使用する必要はありません。

また、塩も同様に嗜好性を高めるための用途であれば、不要だと言えるでしょう。

 

アボダームに含まれる栄養の割合

では次に、アボダームに含まれる栄養の割合について、詳しく見ていきましょう。

  • エネルギー 340kcal/100g
  • 粗タンパク質 21%以上
  • 粗脂肪 12%以上
  • 粗繊維(※1) 3.5%以下
  • 粗灰分(※2) 7.0%以下
  • 水分 10%以下

※1.租繊維とは、体内で消化されることなく、便として排泄される食物繊維のを示しています。

※2.租灰分とは、カルシウムやナトリウム、リンなどのミネラルのことを示しています。

タンパク質やや低め

アボダームのオリジナルチキンは、全成長段階対応のドッグフードのため、幼犬、成犬共に必要な栄養の割合を満たしている必要があります。

AAFCO(米国飼料検査官協会)が定めるタンパク質の最低基準は、成犬で18.0%以上で、幼犬で22.5%以上と定められています。

つまり、幼犬にアボダームを与える場合、最低基準を満たしていないということが分かります。

タンパク質がやや低めである一方、脂質の最低基準は成犬で5.5%以上で、幼犬で8.5%以上であることから、脂質は十分に満たされていることが分かります。

原材料で使用されているアボカドは果物に分類されるものの、非常に脂質が含まれている割合が高いため、脂質の割合が十分に満たされていることに納得できます。

ただ、乾燥チキンが高品質なものであれば、製造工程で栄養素が凝縮されるため、タンパク質の割合がもっと高くなっているはずでしょう。

 

アボダームの生産国

アボダームはアメリカで生産されているドッグフードです。

近年、アメリカ産のドッグフードは、評価が二分されています。

と言うのも、アメリカではドッグフードへの規制は州法によって考え方が異なるため、ある州では厳しく規制される一方、別の州では粗悪原材料を使用しているドッグフード販売者や開発者への取り締まりが緩いという州もあります。

実際に、過去に中国産の原材料を使用したアメリカ産のドッグフードを摂取した犬が死亡する事故も起きています。

また、4Dや肉副産物を使用したドッグフードが一部では存在するとも言われています。

ただ、無添加でグレインフリー、使用する原材料はすべてヒューマングレードであるドッグフードも多数あるため、アメリカ産に限らず、ドッグフード選びはよく考慮した上で選ぶ必要がありそうです。

しっかりと、ドッグフードに使用されている原材料を確認し、栄養の割合がAAFCOの最低基準をしっかり満たしているものかどうかをチェックするようにしましょう。

 

まとめ

アボダームは原材料に安全性が確認できない乾燥チキンや犬に有害とされるアボカドを使用している点や、全成長段階に対応したドッグフードであるにも関わらず、幼犬のタンパク質の最低基準が満たされていないことから考えると、あまりおすすめできません。

関連記事