うまみ粒の配合で猫が「とびつく おいしさ」の【ねこ元気】。猫に食べさせても良いの?

【ねこ元気】はユニ・チャームペットが製造販売しているキャットフード。

ユニ・チャームペットは、ユニ・チャームの5つの事業のひとつとして1986年からスタートしました。

もともと、ユニ・チャームは赤ちゃん用のおむつ、生理用品、キッチン用品など生活用品を手掛けていた企業。

ペットが人間にとってかけがえのない存在となったことから、ペットのトイレ用品やペットフードを手掛けるようになりました。

ユニ・チャームペットのキャットフードには「銀のスプーン」「銀のさら」などがありますが、今回は【ねこ元気】のドライフードについて調べてみました。

 

【ねこ元気】にはどんな原材料が使われているの?

【ねこ元気】には子ねこ用、シニア用、機能性フードなど15種類ものキャットフードがありますが、今回はもっとも一般的な全成長段階用を取り上げます。

肉類

【ねこ元気】の全成長段階用には

  • 「お魚ミックス まぐろ・かつお・白身魚入り」
  • 「お魚とお肉ミックス まぐろ・白身魚・チキン・緑黄色野菜入り」
  • 「お魚と野菜入りミックス まぐろ・かつお・白身魚・緑黄色野菜入り」

と3種類のフレーバーがあります。

今回は「お魚ミックス まぐろ・かつお・白身魚入り」を例に内容を見てみましょう。

肉類には

  • チキンミール
  • ポークミール
  • ビーフミール
  • チキンエキス
  • フィッシュミール
  • マグロエキス、カツオエキス
  • 白身魚ミール

が使われています。

ミールは肉を乾燥させたもので、保存性が高いためペットフードによく使用されています。

ミール自体には、大きな問題はありませんし、

  • チキン
  • ポーク
  • ビーフ

などどんな家畜や魚からミールを作っているか明記してある点はミートミールを使用しているフードに比べたら良いでしょう。

しかしながら、どんな品質の家畜を加工したのかは明記されていません。

上質なペットフードでは、同じミールでも「ヒューマンレベルの材料を使用」「人間が食べられるレベル」などと明記されていますが、【ねこ元気】の場合はそこまでのレベルの材料を使用していないのでしょう。

穀物

【ねこ元気】にはとうもろこし、コーングルテンミール、小麦粉、パン粉など穀類がたくさん配合されています。

穀類が原材料名のトップに表記されていますので、【ねこ元気】は穀類メインのキャットフードだと分かります。

猫は本来、完全肉食の動物です。穀類が肉類より多いキャットフードはおススメできません。

添加物

酸化防止剤にはミックストコフェノール、ハーブエキスなど自然のものを使用しています。

しかしながら、【ねこ元気】には、二酸化チタン、赤色4号・102号・106号、黄色4号・5号など、合成着色料を使用しています。

猫は匂いで食べ物を判断する動物で、フードの色は食欲に関係ありません。猫のためにはない方が良いでしょう。

 

【ねこ元気】にはどんな栄養分がどのくらい含まれているの?

たんぱく質

【ねこ元気】のたんぱく質の割合は30.0%です。これは、AAFCO(米国飼料審査官協会)が定めた最低基準26%を上回る数字ですので問題はありません。

しかしながら、【ねこ元気】のたんぱく質の多くはコーングルテンミールなど植物性です。

植物性のたんぱく質は人間にはヘルシーですが、猫はあくまでも肉食です。

与えるなら動物性たんぱく質メインのフードの方が良いでしょう。

脂肪

脂肪の割合は9.0%です。これはAAFCOの最低基準9%とイコールですので、数字のうえでは問題ないでしょう。

 

【ねこ元気】の生産国はどこ?

【ねこ元気】のドライフードは日本で生産されています。

ユニ・チャームペットは伊丹と三重に自社工場を持っていますので、このいずれかで製造されているのでしょう。

工場自体は、品質や環境に関するマネジメントシステムの国際規格を取得しています。

「ペットフード安全法」や「ペットフード公正競争規約」に則っているかどうか、常にチェックしていますので、安全面では問題はないでしょう。

ただし、安全だからといって、猫にとって良いフードとは限りません。

キャットフードが安全であるのは最低限の条件。そのうえで、原材料やレシピが猫にとって最適なものかどうかを見極める必要があるでしょう。

 

【ねこ元気】の魅力は?

味や年齢別のバリエーションが豊富

【ねこ元気】の魅力は種類や用量のバリエーションではないでしょうか。

【ねこ元気】には、「腎臓の健康維持用」のフードが

  • 「7歳頃から」
  • 「10歳頃から」
  • 「13歳頃から」
  • 「15歳頃から」
  • 「20歳を過ぎても」

など5種類もあります。

また、

「下部尿路の健康用」も

  • 「1歳~10歳まで」
  • 「10歳頃から」

の2種類があり、「肥満猫用」なども加えると全部で15種類ものバリエーションがあります。

きめ細かなフード展開は日本のキャットフードらしく【ねこ元気】の魅力と言えるでしょう。

価格がリーズナブル

【ねこ元気】は、1kgで700円弱、2kgで1200円弱と安い価格設定です。

この価格は高額なプレミアムフードの1/3~1/5。猫にあまりお金を掛けられないという人には助かります。

【ねこ元気】を与える際の注意点は?

【ねこ元気】で気になるのは、穀物の多さと着色料の使用です。穀物アレルギーのある猫には【ねこ元気】は向かないでしょう。

また、合成着色料は猫の肝臓に負担を掛ける可能性があります。

【ねこ元気】が大好き・・・という猫もいるかもしれませんが、【ねこ元気】のみを与え続けるのは少し心配です。

誰もが知っている【ねこ元気】だけれど、穀物や合成着色料の使用は心配

日本のキャットフードの代表的ブランドのひとつ【ねこ元気】。

サクサクとした新食感の粒やまぐろのうま味を入れた粒などを加えて、猫の食欲を誘う工夫も日本ブランドらしいアイディアです。

しかしながら、肝心の原材料は穀物中心、しかも合成着色料を多用するなど、心配な点が少なくありません。

こだわり派の飼い主さんは買わないでしょう。ユニ・チャームの技術力を活かして本当に猫を元気にするプレミアムフードも作ってほしいものです。

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