愛されて40年!? キャットフードのロングセラー【キャットスマック】は猫に食べさせてもいいの?

つぶらな瞳でこちらをじっと見つめる子猫の写真が印象的な【キャットスマック】のパッケージ。

猫好きなら思わず手に取ってしまいそうです。実は、この【キャットスマック】は40年以上も続いている老舗のキャットフードです。

製造している(株)スマックは1964年創立のペットフード会社ですが、もともと動物用の飼料を作っていた中部飼料の小会社。

ちょうど、日本でペットフードが作られ始めた頃にペットフードビジネスを始めたわけで、先見の明があったのかもしれませんね。

今回はスマックのキャットフードの中から、ドライフードの【キャットスマック】について調べてみました。

 

【キャットスマック】にはどんな原材料が使われているの?

【キャットスマック】には、

  • 「かつお味」
  • 「まぐろ味」
  • 「さけ&ささみ味」
  • 「真鯛味」
  • 「お魚ミックス」
  • 「お肉ミックス」
  • 「11歳以上用かつお・まぐろ味」

の7種類があります。

今回は、「かつお味」で中身をチェックしてみましょう。

肉類

肉類にはチキンミール、ポークミール、ミートミールが配合されています。

ちなみに、この3つの原材料は7種類の味すべてに共通していました。

ミールというのは乾燥肉のことで、保存性が高いためペットフードにはよく使われています。

ただ、ミールの質はメーカーやキャットフードによって大きな違いがあります。

【キャットスマック】のチキンミール、ポークミールは、とりあえず、鶏と豚から作られた乾燥肉だということは分かりますが、ミールになる前の動物の健康状態がはっきりしません。

原材料にこだわったフードの場合だと、同じミールでも

  • 「ヒューマンレベルの原料を使用」
  • 「人間が食べられるレベルの肉を使用」

などと明記されています。

表記のないミールの場合、副産物を含んでいたり、健康状態の良くない家畜が原料になっていたりする可能性もあります。

ミートミールに至っては、どんな動物の肉が使われているか不明です。

ミートミールには死んだ家畜、病気の家畜の肉が含まれている可能性があると言われていますし、副産物が含まれている可能性が高いでしょう。

愛猫に食べさせるにはちょっと心配な内容です。

穀物

穀類には「とうもろこし、コーングルテンミール、小麦粉、小麦ふすま等」が使われています。

原材料表記のトップに穀類が記載されていますので、【キャットスマック】は穀類メインのキャットフードだと分かります。

とうもろこしや小麦は猫にとってアレル源となる可能性の高い穀物です。

さらに「等」の表記がありますので、上記以外の穀物が使用されていることが分かりますが、それが何であるかは不明です。

肉食の猫にとっては残念な内容と言わざるを得ないでしょう。

添加物

ホームページの原材料表記には、酸化防止剤の表記が見当たりません。

どんな酸化防止剤を使用しているか不明なところは不安が残ります。

また、赤色102号、黄色4号などの人工着色料を使用しています。

猫は色で食べ物を選ぶわけではありませんし、色がついていると食欲が増すわけでもありません。

着色料は無駄な添加物と言えるでしょう。

 

【キャットスマック】にはどんな栄養分がどのくらい含まれているの?

たんぱく質

【キャットスマック】のたんぱく質割合は、27.0%以上です。この割合はAAFCO(米国飼料審査官協会)の維持期(成猫)の最低基準はクリアしています。

しかしながら、【キャットスマック】には「全ライフステージ用」と書かれています。

12か月齢までの子ねこの場合、必要なたんぱく質割合は30%と定められていますので、子ねこには若干少ない値です。

給餌量で調整する必要があるかもしれません。

脂肪

脂肪の割合は9.0%以上。これはAAFCOの子ねこ、成猫の両方の最低基準をクリアしていますので問題ないでしょう。

 

【キャットスマック】の生産国はどこ?

【キャットスマック】は国産のフードです。工場はISO9001:2015という国際規格の認定を受けています。

原材料の仕入れから製品化、包装に至るまで安全管理を徹底しているようですので、安全面では問題なさそうです。

しかしながら、安全なだけでは良いキャットフードとは言えません。

猫にとって良いフードかどうかは、原材料の質やその配分、企業姿勢なども含めて総合的に判断する必要があるでしょう。

 

【キャットスマック】の魅力は?

マグネシウム値の調整で下部尿路の健康に配慮

猫の病気で多いのが尿石など下部尿路の疾患です。

【キャットスマック】では、猫の下部尿路の健康に配慮し、マグネシウムの含有量を0.12%に抑えています。

またたびのおまけつき

【キャットスマック】には、またたびが同梱されています。

フードに必要か・・・と言われればそうではありませんが、食欲のないときなどにフードにかけてあげても良いかもしれません。

スマックはまたたび粉の販売もしていますので、おまけにする発想も理解できます。ただし、くれぐれも使い過ぎには注意してください。

【キャットスマック】を与える際の注意点は?

【キャットスマック】には穀物がかなりの割合、含まれています。もし、愛猫に穀物アレルギーがあるなら、要注意。食べさせない方が良いかもしれません。

歴史あるキャットフードだけれど、原材料には疑問符がつく?

40年以上も愛されてきたキャットフード【キャットスマック】。キャットフードの走りとして、多くの猫の食を支えてきたのでしょう。

しかしながら、原材料を見るとミートミールの使用、保存料に何を使っているか不明、着色料の使用など、残念な点が目立ちます。

スマックは、研究所に猫を飼い、千葉大学との産学連携でプロバイオティクの研究も進めている企業。

猫の健康を目指す企業として、キャットフードの中身についても研究成果を反映させてほしいと思います。

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