ドッグフード「スタイルズ」の原材料や選ぶ際の注意点は?

スタイルズに使用されている原材料やドッグフードに含まれている栄養の割合、生産国、購入する際の注意点についてご紹介します。

 

スタイルズの原材料

スタイルズは、体型や骨格が犬種ごとに異なることに配慮し、代表的な6犬種それぞれの健康維持のために開発されたソフトタイプ(半生)のドッグフードです。

そこで、スタイルズがどのような原材料を使用しているのか、トイプードル用を例にご紹介します。

肉類

スタイルズの主原料は、チキンなどの肉類と記載されています。

肉類の原材料で気になる点は、肉副産物といった粗悪原材料が使用されていないかどうかです。

スタイルズの公式サイトでは、ヒューマングレードや肉副産物を使用していない旨は記載されていませんが、ドッグフードに使用される原材料は由来を確認し、必要に応じて公的機関での検査や承認を受けていると記載があることから、安全性は高いと考えられます。

ただ、肉類として「チキン等」と記載されており、チキン以外にどのような食品が使用されているのかが明確化されていません。

穀物

穀物の原材料としては、穀類の記載があります。「穀類」としか記載されておらず、具体的にどのような食品が使用されているのかが不明です。

穀物は、消化器官に大きな負担がかかったり、アレルギー症状を引き起こしたりと、犬の健康を害する恐れがあるものもある点から考えると、具体的に記載されていない点では不安が残ります。

添加物

スタイルズでは、食品衛生法および飼料安全法に定められた添加物の範囲内で配合されています。

例えば、増粘安定剤にはグリセリンが、品質保持剤にはプロピレングリコールが、保存料にはソルビン酸カリウムが使用されています。

また、pH調整剤や酸化防止剤には、エリソルビン酸ナトリウムやミックストコフェロール、ローズマリー抽出物が使用されています。

その他

スタイルズの原材料で気になるのは、糖類や豆類、でん粉類、乳類、魚介類など原材料にどんな食品が使用されているのかが不明確であることが多い点です。

いくら、定められた法に則っているとはいえ、使用されている原材料が不明確では、愛犬の健康のために品質の良いドッグフードを選ぼうとする飼い主さんにとって、検討する上で情報が少なすぎます。

 

スタイルズに含まれる栄養の割合

では次に、スタイルズに含まれる栄養の割合について確認していきましょう。

  • エネルギー 250kcal/100g
  • 粗タンパク質 12.5%以上
  • 粗脂肪 3.3%以上
  • 粗繊維(※1) 4.0%以下
  • 粗灰分(※2) 11.2%以下
  • 水分 35.0%以下

※1.租繊維とは、体内で消化されることなく、便として排泄される食物繊維のを示しています。

※2.租灰分とは、カルシウムやナトリウム、リンなどのミネラルのことを示しています。

エネルギー・タンパク質・脂質が低い

まず気になるのは、エネルギーやタンパク質、脂質が低い点です。

一般的なドッグフードのエネルギーは、300kcal/100g以上であることがほとんどです。

それに比べ、スタイルズは250kcal/100gであるため、50kcal以上低いことが分かります。

さらに、エネルギー源となるタンパク質や脂質はAAFCO(米国飼料検査官協会)で定める数値を下回っていることが分かります。

AAFCOでは、タンパク質は成犬で18.0%以上、脂質は成犬で5.5%以上であることが定められています。

つまり、スタイルズはAAFCOの最低基準を下回っているドッグフードであるのです。

水分含有量が多い

スタイルズの水分含有量は35.0%以下となっています。

水分含有量35.0%というと、ペットフード協会が定義するペットフードの分類は、ソフトドライにあたります。

一般的なカリカリのドッグフードは、水分含有量が10%以下とされ、分類はドライとなっています。

水分含有量の多さからも分かる通り、スタイルズの食感はしっとりしており、指で簡単に潰せる柔らかさになっています。

 

スタイルズの生産国

スタイルズの生産国は、日本です。

欧米の動物愛護先進国と比較すると、日本におけるドッグフードの質はまだまだ改善の余地があると考えられています。

なぜなら、ドイツやオーストラリア、スウェーデンなどでは、ドッグフードの原材料にもヒューマングレードが求められ、トレーサビリティシステムにより原材料ごとに生産から商品化されるまで追跡が徹底され、高品質なドッグフードが求められているからです。

一方、日本では安かろう悪かろうドッグフードも少なからず存在しており、その要因として、法規制による厳罰が軽いことや安価なドッグフードを求める消費者がいることが挙げられます。

 

スタイルズを選ぶ際の注意点

スタイルズを選ぶ際の注意点は、3点あります。

まず1つ目は、AAFCOの最低基準を満たしていない点です。

スタイルズは犬種別に設計されていますが、同じ犬種でも運動量が多い犬も存在します。

運動量が多い犬にとって、十分に必要な栄養が満たせるとは言い切れないでしょう。

2つ目は、水分含有量が多い点です。水分含有量が多いということは、保存方法を誤ればカビが発生しやすくなってしまいます。

つまり、水分含有量が多い故に、保存方法の徹底をする必要があるということです。

そして、3つ目は、ドッグフードの硬さです。一般的なドライフードは、噛むとカリカリの食感が楽しめることはもちろん、歯石予防の役割もあります。

一方、ソフトドライタイプは、しっとりと水分を多く含んでいるため、歯にこびりつきやすく歯石の原因となりやすいのです。そのため、食後には歯のケアがとくに重要になってきます。

まとめ

スタイルズは犬種別に健康に配慮したドッグフードというのは魅力的ではありますが、具体的な食品名が記載されていない点やAAFCOの最低基準を満たしていない点から考えると、あまりおすすめできません。

愛犬の健康を考えたドッグフードを選ぶのであれば、ドッグフードと新鮮な水だけで必要な栄養が摂取できる高品質な総合栄養食を選ぶことをおすすめします。

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