ナポリ大学との連携で生まれた【N&Dグレインフリー】は猫にとって良いフードなの?

【N&Dグレインフリー】はイタリアのルッソ・マンギニ社のキャットフード。

1965年の創立当初は動物栄養を研究する企業でしたが、1999年に創始者の息子のアンジェロ・ルッソ氏がペットフードビジネスを始めました。

以来、大学の動物栄養学部とのパートナーシップやペット研究所の設立などを積極的に進め、健康的なペットフードを作り続けてきました。

今回、ご紹介する【N&Dグレインフリー】のN&Dは「ナチュラル&デリシャス」の略。

肥満や糖尿病を意識したグレインフリーフードだそうですが、猫にとって良いフードなのでしょうか。

 

【N&Dグレインフリー】にはどんな原材料が使われているの?

肉類

【N&Dグレインフリー】の成猫用フードには、

  • 「チキン&ザクロ」
  • 「チキン&ザクロ ニュータード(避妊・去勢した猫用」
  • 「イノシシ&アップル」
  • 「フィッシュ&オレンジ」
  • 「ラム&ブルーベリー」

の5種類があります。

ユニークな内容なので、5種類すべてについて調べてみました。

●チキン&ザクロ/チキン&ザクロ ニュータード(去勢・避妊猫用) → 鶏精肉(30%)、乾燥鶏肉(28%)、乾燥全卵、生ニシン、乾燥ニシン
●イノシシ&アップル → イノシシ正肉(25%)、乾燥イノシシ肉(23%)。鶏正肉、乾燥鶏肉、乾燥全卵、生ニシン
●フィッシュ&オレンジ → 新鮮なニシン(30%)、乾燥ニシン(28%)、乾燥全卵
●ラム&ブルーベリー → ラム精肉(28%)、乾燥ラム肉(26%)、乾燥全卵、生ニシン、乾燥ニシン

主原料はいずれも生肉。生肉と乾燥肉を合わせるとメインの肉だけで50%以上を占めていますので、肉主体の猫向きのフードだと言えるでしょう。

穀物

穀物は一切使われていません。炭水化物が少なく、低GIなのが【N&Dグレインフリー】の特徴です。

野菜や果物

商品名にもあるように、【N&Dグレインフリー】には野菜や果物が使われ、その割合はフード全体の約30%を占めます。

ザクロ、アップル、オレンジ、ベリーなどのほかに、ニンジン、アルファルファ、ほうれん草、オオバコなどが配合されていています。

これらの野菜や果物は食物繊維やビタミン、ミネラルを多く含んでいて、猫の健康をサポートしてくれます。

添加物

合成着色料、合成保存料、合成香料などは一切使われていません。

酸化防止剤には天然由来のトコフェロールだけを使用。さらに、パッケージングに窒素充填技術を取り入れることで鮮度や風味の維持を図っています。

 

【N&Dグレインフリー】にはどんな栄養分がどのくらい含まれているの?

たんぱく質

たんぱく質の割合は42.0~46.0%以上。これはFEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)の最低基準値を大きく上回る数字です。

プレミアムフードの中でも特にたんぱく質割合が高いフードだと言えるでしょう。

脂肪

肥満の可能性を意識した「チキン&ザクロ ニュータード」の脂肪割合は11%以上ですが、ほかの4種は20%以上です。こちらも基準値の9%を上回る数字です。

油脂については鶏脂肪と魚油のみを使用していますので、質の高い脂肪だと言えるでしょう。

 

【N&Dグレインフリー】の生産国はどこ?

生産国はイタリアです。ヨーロッパの国々はペットに対する意識が高く、多くの国がFEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)の定める規定に沿ってペットフードを製造しています。

イタリアもこの基準で管理されていますので、安全性は高いと考えて良いでしょう。

ただ、安全だからといって、猫にとって良いフードだとは限りません。

猫にとって本当に良いフードかどうかは、メーカーのホームページなどをチェックして、企業姿勢、原材料の品質、配分などを細かくチェックして判断する必要があります。

フードの品質に自信があるメーカーほど、細かい情報を公開する傾向があることは覚えておきましょう。

 

【N&Dグレインフリー】の魅力は?

肥満や糖尿病を意識した低GIフード

【N&Dグレインフリー】の大きな特徴は動物由来の原材料の割合が高いことでしょう。

新鮮や肉類や魚、鶏脂肪や魚の脂など動物性の食材が占める割合は、フード全体の70%にも上ります。

炭水化物が少ないため、グリセミック指数(血糖値の上昇を数値化したもの)が低く、肥満や糖尿病のリスクを抑えることが可能。

完全肉食である猫の食習性を強く意識したフードです。

原材料の質が確か

【N&Dグレインフリー】には質の高い原材料が使われていますが、肉類には特にこだわりが見られます。

鶏肉はイタリアで平飼いされた鶏の肉、ラム肉は品質に厳しいニュージーランド産、イノシシ肉はトスカーナ州やウンブリアン州にある農家から半分野生のイノシシを入手しています。

さらに、卵はイタリア産、ニシンは海で獲れる天然のものを使用しています。

真空コーティングシステムでビタミンの劣化を防止

フードの粒に開いている小さな隙間から空気を抜いて真空にした後、その隙間にビタミンや抗酸化物質を浸透。

さらに、その上からニシンオイルで表面を覆うことにより、ビタミン成分を閉じ込める真空コーティングシステムを採用しています。

ビタミンの成分の鮮度を保つための独自の技術です。

【N&Dグレインフリー】を与える際の注意点は?

【N&Dグレインフリー】はたんぱく質割合42~46%の高たんぱくフードです。

これは健康な猫には理想的ですが、高齢猫など腎臓に疾患のある猫の場合、腎臓に負担が掛ることがあります。

心当たりのある飼い主さんは、与える前に一度獣医さんに相談してみてください。

プレミアムフードの中でも猫向きの良いフード。健康な猫なら文句なしにおススメ

日本ではまだ、認知度の低いフードですが、【N&Dグレインフリー】は完全肉食の猫の習性をよく研究したフードだということが分かりました。

酸化しにくいパッケージングが施されている点もさりげに嬉しいポイントです。

たんぱく質や脂肪の割合が高いので、高齢猫や肥満傾向の猫には要注意ですが、運動量のある健康な猫にとってはかなりおススメの良いフードと言えるでしょう。

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