しつけがしやすく賢い!巻き毛猫・コーニッシュレックスの歴史や特徴・飼育法とは?

コーニッシュレックスは一般的な猫とは違い、特徴的な巻き毛の被毛を持っている、一風変わった猫種です。

そこで今回は、そんなコーニッシュレックスの歴史や特徴、飼育法などを詳しくご説明いたします。

 

コーニッシュレックスの特徴

性格

コーニッシュレックスは社交的な性格であるため、飼い主さんや他の猫と遊ぶことを好みます。

成猫になっても子猫のような無邪気さを見せてくれるのも長所だといえるでしょう。

そして、そうした活発な一面がある反面、膝の上で眠るのが好きだという甘えん坊な部分も持ち合わせているので、スキンシップを楽しみながら育てていくことができるでしょう。

また、コーニッシュレックスは賢くてしつけがしやすいため、初心者の方でも飼いやすい猫種だといえます。

性質

  • 頭部…大きさは中くらいの卵型をしています。前頭部に比べ、後頭部が突出しており、頬骨が高いのも特徴だといえるでしょう。また、頬は一般的な猫よりもこけて見えます。
  • 耳…一般的な猫とは違い、外側に被毛が見られません。形は大きな円錐型をしています。
  • 目…卵型をしており、ややつり気味に離れてついています。
  • 四肢…筋肉質な四肢は長くてスリム。四肢の先は縦長です。
  • 尻尾…長い尻尾は付け根のほうが太く、先端に向かうにつれて細くなっています。

 

被毛

カールした被毛は柔らかい手触りをしています。

特に頭部や四肢はベルベットのような感触だといわれています。

毛色は

  • ブラック
  • チョコレート
  • シナモン
  • レッド
  • ブルー
  • ライラック
  • フォーン
  • クリーム
  • ホワイト

といったすべてのカラーが見られます。

目色

  • グリーン
  • ヘーゼル
  • イエロー
  • ゴールド
  • オレンジ
  • カッパー
  • サファイヤブルー
  • ブルー
  • アクア

といったすべてのカラーが現れ、中にはオッドアイを持つコーニッシュレックスもいます。

平均体重

オリエンタルタイプであるコーニッシュレックスは中型の猫で、平均体重は3~4kg程度です。

しかし、筋肉質であるため、抱き上げたときにはずっしりとした重みを感じるでしょう。

他の猫種よりもやや軽めでスリムなコーニッシュレックスはエキゾチックな印象も与えます。

歴史

コーニッシュレックスは1950年、イギリス・コーンウォールに住んでいたニナ・エニスモア宅で生まれた巻き毛の子猫が起源だといわれています。

茶白のその子猫は「カリバンカー」と名づけられ、遺伝子学者のA・C・ジュードのアドバイスを受けたニナは母猫との戻し交配を行い、子猫を産ませました。

すると、誕生した3匹の子猫のうち2匹がカリバンカーと同じような巻き毛を持っていたのです。

こうした結果を得たニナたちはその後、シャムやロシアンブルー、アメリカンショートヘアとも交配をさせながら育種を行い、他国にもコーニッシュレックスを広めていったのです。

 

飼育の注意点

室内環境

コーニッシュレックスは飼い主さんに対して愛情深い態度を見せてくれるため、お留守番が多かったり、他の同居ペットばかりがかわいがられていたりすると体調を崩してしまう可能性があります。

動物だけでなく、小さなお子さんに対しても嫉妬をする場合があるので、体調を崩させないためにも日頃からスキンシップを多くとっていきましょう。

家具の配置

コーニッシュレックスは非常に賢い猫なので、一般的な猫が開けられないような扉付きの棚も器用に開けてしまいます。

そのため、誤飲の危険性があるものは別部屋にしまうなどし、コーニッシュレックスの手が届かないように配慮していきましょう。

また、コーニッシュレックスはジャンプ力があるため、人間の手が届かないような高い場所に隠れてしまう危険性もあるので注意しましょう。

 

コーニッシュレックスのケア方法

ブラッシング

コーニッシュレックスはオーバーコート(体の一番表面を覆う被毛)を持っていないため、抜け毛は少ないはずです。

しかし、巻き毛の猫はストレートヘアの猫よりも被毛が絡まりやすいため、1日1回のブラッシングを行ってあげましょう。

コーニッシュレックスは皮脂が溜まりやすいので、皮膚病対策としてシャンプーを2週間に1回程度行っていくのもよいです。

爪切り

爪切りを行うときは肉球を軽く押しながら爪を出して、先端の尖っている部分を切っていきましょう。

爪の中央部にあるピンク色の部分(クイック)には神経や血管が通っているので、誤って切ると猫が痛みを感じてしまいます。

なお、猫の爪は後ろ足よりも前足のほうが早く伸び、鋭くなる傾向があるので飼い主さんはこまめにチェックしていきましょう。

耳掃除

耳掃除を行うときは、耳掃除用シートを使っていきましょう。

耳掃除を行うときは無理に奥のほうまで行わないようにしましょう。

中には、人間と同じように綿棒を使いたくなる方もいるかもしれませんが、猫が暴れたときに耳の中を傷つけてしまう危険性があるので、避けるようにしましょう。

目の手入れ

目のお手入れをするときは炎症が起きていないか、目やにに異変が見られないかもチェックしていきましょう。

例えば、目から涙が出ている場合や目の周りが赤くなっているときは病気のサインであることも多いものです。

目の炎症は結膜炎や角膜炎が原因だと考えられがちですが、猫カリシウイルス感染症のような病気によっても異変は現れます。

こうした異変に気付いたらすぐに、ガーゼやコットンを使用して目元を優しく拭いていきましょう。

歯磨き

歯磨きは歯ブラシを使って行うのが理想的ですが、どうしても磨かしてくれない場合は、飲み水に混ぜられるタイプの歯磨き液を選んでみるのもおすすめです。

普段から飲水量が少ないという場合は食べられる歯磨きを使用して、口腔内の環境を整えていきましょう。

また、お口の中に指を入れることができる場合は、指にはめて使用する指歯ブラシやガーゼで歯の表面や歯茎についた歯垢を拭き取るのもおすすめです。

 

子猫期の注意点

コーニッシュレックスは1950年代に生み出された、比較的新しい猫種であるからこそ、まだ明らかになっていない遺伝性疾患が現れる可能性もあります。

そのため、子猫期から定期的に検診を受けさせ、健康状態をこまめにチェックしていきましょう。

中でも、遺伝的に起こりやすいとされている「肥大型心筋症」には注意が必要です。

心臓の病気は重早期発見が難しいとされているので、飼い猫が遊ばなくなったり、口呼吸が見られるようになったりした場合は一度、動物病院で詳しい検査を受けさせてみましょう。

シニア期の注意点

コーニッシュレックスはスリムな体型をしており、細い四肢を持っている猫種です。

そのため、筋力が低下してくるシニア期には足への負担が大きくなる可能性が高いでしょう。

後ろ足は筋肉がしっかりついているため比較的丈夫ですが、細くなっている前足には負担がかかりやすくなるので、シニア期には足場やスロープなどを設けて、段差を配慮してあげましょう。

また、高いジャンプ力を持つ猫種だからこそ、シニア期には高さのある家具を置かないようにし、前足にかかる負担を軽減させてあげることも大切です。

季節ごとの注意点

春は朝晩の気温差が大きくなる季節なので、一定の室温を保てるように配慮していきましょう。

例えば、気温が下がる夜中や朝方のみ、湯たんぽやペットヒーターを用意してあげるのもおすすめです。

怪我や事故を防ぐため、ストーブやファンヒーターは飼い主さんの見ているところで使用させましょう。

コーニッシュレックスはアンダーコート(皮膚の一番近くに生えている被毛)のみを持つ猫種なので、紫外線に弱いという特徴があります。

オーバーコートには皮膚を保護する役目があるため、それを持っていないコーニッシュレックスを飼育するときは直射日光が当たらないよう、遮光カーテンを取り付けたり、夏場は陽射しが当たらない涼しい部屋で過ごさせたりしていきましょう。

コーニッシュレックスはスリムなボディが魅力的な猫種なので、食欲が旺盛になる秋には肥満予防を行うことが重要になります。

例えば、普段与えているキャットフードを変更させたくないときは、与える回数を1日2回から1日3~4回に増やしてみましょう。

キャットフードを与える回数を増やせば、早食いを防ぐことができるので、肥満予防に繋がります。

ただし、多くの栄養やカロリーを要する子猫期は欲しがるだけ与えても太ってしまう心配はないので、食事制限をさせないようにしましょう。

コーニッシュレックスはオーバーコートを持たない分、寒さに弱いものです。

だからこそ、冬は暖房のかかった暖かい部屋の中で過ごさせてあげましょう。

また、冬は気温が低いため、飲水量が減る傾向がありますが、暖房がかかっている分、脱水症状に陥ってしまう危険性は高くなります。

そのため、飼い主さんは水分を積極的に摂取させてあげましょう。

例えば、ウェットフードをいつものドライフードにトッピングしたり、猫用おやつの「ちゅーる」を与えたりするのもおすすめです。

健康に過ごすためのボディチェック

体全体のチェック

ボディチェックを行うときは全体をくまなく手で触って、猫の態度に異変が見られないかも確認していきましょう。

腫瘍などのしこりを飼い主さんが触診で見つけるのは難しいかもしれません。

しかし、ある日突然、飼い猫がある一定の場所を触られることを嫌がりはじめるときは、病気のサインである可能性があります。

こうしたサインは飼い主さんでしか発見できないものだからこそ、マッサージも兼ねながら全身を優しく撫でて、飼い猫の異変にすぐ気づけるようにしていきましょう。

顔周りのチェック

顔周りのチェックを行うときに忘れがちなのが、口腔内の確認です。

近年は猫に歯磨きをさせる飼い主さんも増えてきましたが、それでも飼い猫が歯周病になってしまう可能性があります。

歯周病は口臭がきつくなったり、歯が抜け落ちたりする病気ですが、初期は歯茎が赤く腫れる程度の異変が見られるだけであるため、飼い主さんは見逃してしまうことも多いのです。

だからこそ、歯磨きを習慣化していても日頃から口腔内の環境をチェックすることを習慣化させていきましょう。

コーニッシュレックスは飼育しやすい猫種

デボンレックスやラパーマとはまた違った巻き毛を持っているコーニッシュレックスは、見た目も中身もかわいらしい猫種です。

飼育を検討している方は、特徴的な巻き毛を毎日のブラッシングやシャンプーなどでしっかりとケアしながら、愛情を持って育てていきましょうね。

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ABOUTこの記事をかいた人

古川諭香

キャットケアスペシャリストの資格を活かし、さまざまな猫メディアにて猫情報を分かりやすく配信中。自身も猫サイトを立ち上げ、愛猫と楽しく暮らしていくための秘訣や猫に関する知識などを分かりやすく解説。猫と一緒に暮らせる猫仕様の家も建設し、人と猫が快適に生活していくための方法も伝授している。