2016年3月2日更新

【獣医師監修】実は危険な「春の愛犬の熱中症」に要注意!症状・対策法をご紹介します。

ペット生活 獣医師



獣医師

ペット生活編集部の獣医師アカウント。ペットとの暮らしを豊かにするお役立ち情報をお届けします。

 

だんだんと暖かくなってきて過ごしやすくなってきたこの時期、愛犬とのお出かけが増えた人も多いのではないでしょうか。

この時期に増えてくるのが熱中症の症状を訴える犬たちです。熱中症は真夏だけの病気ではありません。お宅の愛犬は大丈夫ですか?

ついつい見落としてしまうこの時期の熱中症についてしっかり考えていきましょう!

 

春の熱中症

どうしてこの時期に熱中症に気を付けるのか、不思議に思う方もいるかもしれませんね。

春は朝晩の冷え込みが激しく、一方で日中はとても暖かく、シャツ一枚でも過ごせるほどいいお天気の日もあります。そこでついつい見落としてしまうのが、お留守番をしている愛犬のお留守番環境です。

朝出かけるときは冷え込んでいても、日中の閉め切った部屋は降り注ぐ太陽のおかげで一気に気温が上昇します。

また、春はまだ体が暑さに慣れる前でもあります。涼しい時間帯には気づかないだけで、愛犬は日中、熱中症の症状を発症してぐったりしているかもしれません。

犬は熱中症になりやすい

夏のような猛烈な暑さではありませんが、それでも春の日中の閉め切った部屋の温度は犬にとっては命取りになりかねません。

犬は汗をほとんどかかない生き物で、直接冷たいものに触れたり、呼気による気化熱に頼ったりして体温調節を行っています。夏場に犬がハァハァと口を開けていることが多いのはこのためです。

湿度の高い閉め切った室内や、水分補給がしにくい環境では特に体温調整を行うことが難しく、熱中症にかかりやすくなります 。短時間のお留守番や車内での待機、お散歩でも熱中症にかかってしまうことがあります。

少しくらい大丈夫と思って油断をすることはとても危険です 。

 

熱中症の症状

熱中症の症状としては、高体温による喘ぎ呼吸やよだれから始まります。また、脱水症状を起こし、酷くなっていくとショック状態となります。

呼吸困難、吐血、下痢、血便などを起こしてしまい、脳に障害が生じたり、死に至ったりすることもあります。

熱中症対策

愛犬を守るためには、とにかく熱中症になる環境を作らないことが大切です。

春から初夏の過ごしやすい時期であっても、お留守番の際には窓を開けたり、エアコンをつけたりして涼しく保つことが大切です。万が一、愛犬に熱中症のような症状がみられた場合は、体を冷やし、しっかりと水分補給させてあげましょう。

体温がとても高く、意識がもうろうとしているなど危険な状態の時には、早急に体を冷やし、動物病院に連絡を取って指示を仰ぐようにしましょう。