2015年6月22日更新

助け合いで命を救おう!犬猫の献血の疑問とペットへの負担

ペット生活

ペット生活

編集部

ペットとの暮らしを豊かにするお役立ち情報をお届けします。

 

「供血のご協力をお願いします」動物病院でこう書かれている貼り紙をご覧になった事はないでしょうか?

ペットの場合、人間のように輸血用の血液のストックがないことがほとんどなので、もし輸血が必要な犬猫がいた場合には、すぐに供血してくれる犬猫の存在が貴重になります。

しかし多くの人は足踏みしてしまいます。協力したいけど、供血する側の負担が心配で…という方が多く、供血犬の立候補をしてくれる方が少ないのが現状です。

そんな供血、輸血に対して抱きやすい疑問点についてご説明します。

 

輸血が必要な場合とは?

事故などの外傷、外科手術でのやむを得ない出血が予想される場合、貧血、血小板減少症など、輸血が必要なケースは多くあります。

病気の予想はできませんので、ほとんどの場面で突然に供血が必要となります。多くの動物病院では、事前に供血犬として病院に立候補しておきます。

そして動物病院から連絡があった時に動けるようならば協力する。という流れになっています。

病院の規模にもよるので何とも言い難いですが、話をうかがった病院では多い時で月に5回ほど輸血が必要な症例があるそうです。

その病院では、「うちの犬いつでも使ってください!」と言ってくださる飼い主さんが多く、その協力のおかげで助かった命がたくさんあったようです。

供血した場合はどんな負担があるのか?

獣医さんですから、もちろん負担のない量の採血をしてくれます。頻繁に供血しない限りは負担はないでしょう。

逆にクロスマッチ(適合検査)を含めた血液検査をして健康状態が万全かチェックしてくれますので、健康診断にもなり安心感を抱けると思います。

 

どんな犬猫が適しているのか?

推奨されているのは大型犬ですが、猫の場合は大型などいませんので全般といえます。

クロスマッチをして、輸血が必要な犬猫に適合すれば供血が可能です。

犬の場合

体重が5kg以上であり、1~10歳位までの健康な犬が適しています。体重により供血できる量が変わりますので、大型犬が望ましいですが、小型犬も供血犬として活躍しています。

猫の場合

犬と同様、体重により供血できる量も変わりますので、5kgほどはあるとより良いでしょう。

猫の場合は事前に猫エイズ、白血病の検査をその病院でしておくと安心です。

供血できるペットはどれくらい必要なのか?

病院にもよりますが、供血スタッフとして活躍している病院犬、病院猫がいる事があります。この病院に住んで活躍しているペットたちは、病院に捨てられてしまった犬猫である事が多いのが悲しい現実です。

しっかりと自分で働いて、ごはんを食べているのです。1か月に供血できる回数は限られています。その犬猫もあまりに輸血を頻繁にしてしまっては健康に関わります。

できるだけ多くの犬や猫が立候補してくれていると安心でしょう。多くの動物病院では血液のストックなどがなく、その場その場での供血犬、供血猫が必要です。近くに住んでいてすぐ来院できる、そんな犬猫の存在が貴重なのです。輸血をすれば助かる命があります。

元気で健康である若いうちに、病気で困っているペットのために協力してみてはいかがでしょうか。もちろん、助けてもらう側になる可能性もゼロではありませんので、できる時に助け合いましょう。