2016年3月5日更新

【獣医師監修】人間とは違う!犬猫の飲料水の選び方と注意点について

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「ミネラルウォーターなんて売れるはずがない。」かつてはそう言われていましたが、今や水道水をそのまま飲む方が少なくなってきました。愛犬、愛猫の飲料水に、ミネラルウォーターを使っているという方もいらっしゃいます。

しかし、ペットボトルの飲料水(ミネラルウォーター)を飲ませることは、種類によっては、また、健康状態によっては、犬猫の体に負担がかかってしまう場合があるのです。

 

水道水とミネラルウォーターの違い

ミネラルウォーターには、大きく分けると軟水と硬水があります。軟水と硬水は、水分に含まれるカルシウムとマグネシウムの含有量、いわゆる「硬度」によって区別されます。

多くの場合軟水は問題ありませんが、硬水については少し不安な面があるのです。

軟水

一般的に、硬度が120mg/L未満の水です。日本の水道水、一部のミネラルウォーターがこの中に含まれます。

硬水

一般的には、硬度が120mg/L以上の水です。ヨーロッパなどの大陸の水は硬水と言われています。ペットボトルで販売されている天然水などの中には、硬水のものがあります。

ミネラルウォーターはあげない方が良いのか?

硬水はカルシウム、マグネシウムの含有量が多いです。

カルシウム・マグネシウムの摂り過ぎは尿路結石や膀胱結石の原因になることもあります。また、尿結石症をすでに発症してしまっている場合には、その症状を悪化させてしまう場合があるとされています。

そのため、わざわざ硬水を選んで与える必要はないでしょう。水道水ではなくミネラルウォーターを与えるのでしたら、マグネシウム、カルシウム量をチェックして、軟水のミネラルウォーターを選ぶと安心かもしれません。

 

日本では水道水で十分

日本の水道水は、さまざまな厳しい基準をクリアしています。また、軟水として硬度もチェックされています。基本的には、与えやすい水道水を飲み水として与えても問題ないでしょう。

もし塩素のニオイが気になる場合は、ペットボトルなどに少し空間を残して入れて振ってみてください。カルキのニオイも消えて、気にならなくなります。また、水を沸騰させることでニオイを消すこともできます。この場合は腐敗しやすくなりますので、その日のうちには使いきりましょう。