2016年3月5日更新

【獣医師監修】子犬は特に要注意!ケンネルコフの症状・原因・治療法について

ケンネルコフはこんな病気

ケンネルコフとは正式名称を「犬伝染性気管気管支炎」といいます。その名のとおり、犬がかかる伝染性の気管気管支炎を総称してケンネルコフと呼びます。

原因はウイルス・細菌など様々ですが、特に免疫力が弱い子犬が発症することが多いので、ペットショップから自宅に迎えた時に注意が必要な病気です。

ケンネルコフの症状

ケンネルコフは主に咳を特徴とした病気です。感染してから1週間~2週間は軽い咳がみられる程度です。体力がある犬だとそのまま完治することもありますが、特に若齢の犬や免疫不全状態の犬の場合、悪化すると

  • くしゃみ、鼻水
  • 発熱
  • 咳による疲労
  • 食欲不振

といった症状があらわれるようになります。

「ただの風邪でしょ」と軽く考えてはいけません。子犬がかかると食欲不振が発育不良に繋がり、成長しても病弱な体質になってしまうことも考えられます。

また、症状がさらに悪化すると肺炎を引き起こすなど、回復が遅れるほど重大な事態へと進展してしまう恐れもあるでしょう。

ケンネルコフのように咳に特徴がある病気には、犬ジステンパーウイルス感染症、フィラリア症(犬糸状虫症)や僧帽弁閉鎖不全症、気管虚脱と様々あります。中でも、体重減少や下痢、または痙攣など、呼吸器以外の症状も表すようならば、犬ジステンパーウイルス感染症のような致死性のある病気の可能性があります。

ケンネルコフの原因

ケンネルコフは

  • 犬パラインフルエンザ
  • 犬アデノウイルスII型
  • 気管支敗血症菌

といったウイルス・細菌に単独、又は複合的に感染することで発症してしまいます。

感染ルートはほぼ飛沫感染です。感染力が強く、多頭飼いしている場合には、すぐに対処しなければあっという間に広がってしまうでしょう。

ケンネルコフの治療

子犬や老犬でない場合、かなり悪化した状態でなければ、1週間程度安静にして体力をつけさせれば、多くは自然に完治するでしょう。

肺炎などの合併症を発症するほど悪化している場合、抗生剤や鎮咳剤、気管支拡張剤などを症状に合わせて投与します。

ワクチン接種と日頃からの体力作りをこころがけましょう

ケンネルコフの原因となるウイルスのいくつかはワクチンで予防することが可能です。

また日頃から、ウイルスや細菌に負けないよう、適切な食事や適度な運動をこころがけ、健康な体を作るようにすることも大切です。

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