2016年6月16日更新

最近増えてきています!猫の完全室内飼育のメリットについて

以前まで、猫は気ままに家の外に出ることが一般的で、ずっと家の中に閉じ込めておくことは「かわいそう」とすら言われてきました。

しかし時代が移り、住宅環境や室内の環境が変わるに連れて、猫の飼育についても意識が変化しつつあります。「猫の完全室内飼育」が推奨されるようになってきたのです。

完全室内飼育の提言は専門家や獣医さんだけではなく自治体の環境部からも発信されていて、今後ますます活発になる可能性もあります。

猫の完全室内飼育のメリット

猫の完全室内飼育によるメリットはデメリットよりも大きい、というのが昨今の常識となりつつあります。具体的なメリットについて以下で説明していきましょう。

怪我・感染症を防ぐことができる

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外の世界は魅力的ですが、同時に危険も沢山あります。猫の死亡原因のトップは外出先での交通事故です。

完全室内飼育をするだけで、この交通事故による死亡リスクをゼロにすることができるのです。

交通事故だけではありません。他の猫との喧嘩による怪我や、ノミ・ダニなどの寄生虫、細菌・ウイルスによる感染症などのリスクをぐっと減らすことも出来るのです。

近隣トラブルの防止

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猫の排泄物や鳴き声は時に近隣トラブルを引き起こしてしまいます。飼い主が上手く対処できれば良いのですが、下手にこじれてしまうと取り返しがつかなくなってしまうこともあります。

実際、猫に毒団子を食べさせたり、傷害事件に発展してしまった事例もあります。猫にとっても人にとっても住みよい環境づくりには完全室内飼育はとても効果があるのです。

完全室内飼育の注意点

猫は本来あまり活動しない生き物です。ですから室内飼育もしっかりと慣れさせれば、猫も飼い主もストレスなく生活することが可能です。

その中で気を付けなければならない点がいくつかあるので紹介します。

室内での事故防止

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ストーブやコンセントなど事故の原因になるものは意外と多いので、まずは室内の環境を整えることから始めましょう。壁がボロボロにならないよう爪とぎ道具を複数用意することもお忘れなく。

運動不足を解消させること

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外に出ない分、活動時間が減ってしまい肥満気味になる猫もいるのでキャットタワーを設置したり、一緒に遊ぶ時間を取って愛猫をしっかり運動させてあげましょう。

不妊去勢手術をすること

発情期の大きな鳴き声がなくなる、オスの尿の臭いが薄くなるなど、室内で飼いやすくなる効果があります。また、生殖器系の病気の予防にもつながります。

いくつになっても完全室内飼育することは可能です


猫を完全室内飼育するのは子猫からがもっとも望ましいですが、成猫・老猫になっても飼育方法を変えることは可能です。

猫を飼っている方で特に都市部にお住まいの方は、メリットが大きい完全室内飼育にすることをおすすめします。

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