2015年7月4日更新

あなたの猫、肥満していませんか? 猫にダイエットさせる方法とは?

ペット生活

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編集部

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ころころとした猫の姿はユーモアもあって可愛いことこの上ないのですが、もし猫が過度に肥満していたら、笑って見ているわけにはいきません。

肥満はさまざまな病気の原因にもなりますので、食べ過ぎで肥満の猫の場合は食事コントロールとダイエットが必要です。

今回は、食べすぎ肥満とダイエットについてご紹介しましょう。

 

ウチの猫、肥満してる?

体が丸太のように太っている猫は別として、猫の肥満は判定が微妙です。

猫は種類によって体格や顔の形が違いますので、体重が重かったり、顔が丸かったりしても、必ずしも肥満とは限りません。

肥満を見極めるためには、四つ足で立っている時に真上から見てみます。肩幅よりお腹の幅が極端に飛び出しているようなら、肥満していると思って良いでしょう。

また、背骨や肋骨の辺りを触ってみて脂肪が感じられるようなら肥満の可能性があります。

また、中年以降の猫の場合、人間と同様の内臓肥満の可能性もありますが、内臓肥満は外見だけではわかりませんので、定期健診でレントゲンを撮る際に合わせて確認してもらいましょう。

最近では、ペット用の体脂肪計もありますので、体脂肪計で測定すれば簡単に肥満度が分かります。

まず肥満の原因を見極めよう

肥満を解消するためには、肥満の原因を突き止める必要があります。

猫が規定量を上回る量を食べているようなら、やはりカロリーオーバーが疑われます。

また、肥満が進むとどうしても動きが鈍くなり、運動不足になりますので、カロリーオーバーと運動不足の両方が肥満の原因となっていることが多いでしょう。

しかしながら、遺伝的原因や、甲状腺機能低下、高脂血症、クッシング症候群など病気の影響で肥満している場合もありますので定期健診で隠れた病気を発見することが大切でしょう。

 

肥満にはどんなリスクがあるの?

人間でも肥満は七難を招くと言われていますが、猫の場合も同様です。

肥満になると心不全、高血圧、肥大型心筋症など循環系の疾患に罹りやすくなります。

また、糖尿病のリスクが高まったり、関節や脊椎への負担が増えて関節炎やヘルニアになる可能性もあります。

肥満はありとあらゆる病気の原因になりますので、「太っているから可愛い」などと呑気なことを言っていられませんね。

カロリーオーバーの猫の肥満を解消するにはどうしたら良いの?

猫の肥満の原因が、食べすぎによるカロリーオーバーの場合は、食生活の改善が必要になります。

ただし、猫に若い女性が行うような極端なダイエットは絶対厳禁です。必要なタンパク質などの栄養素が足りなくなると体調を崩し、深刻な病気の原因になります。

特に怖いのは肝臓への影響です。

食事の量が減って血糖値が下がると血液中のインシュリン値が下がり、内臓脂肪や皮下脂肪の分解が促進され、肝臓内に中性脂肪が蓄積されるようになります。

肝臓内に脂肪が蓄積されるようになると脂肪肝症候群(特発性肝リピドーシス)を発症し、重症な肝不全を起こし、最悪の場合、死に至る場合もあります。

この症状は特に太った猫に出やすく、2日~3日何も食べない状態が続くと必ず発症すると言われています。

猫のダイエットはまず、規定の食事量を守ることから始めます。

カロリーを減らす必要がある場合は、必要な栄養素をカバーしながらもカロリーの低いダイエット用のフードを利用するのが基本でしょう。

いずれにせよ、ダイエットは獣医さんの指示を仰いでからの方が安心です。

さらに、猫が心臓疾患や関節の疾患などを抱えていないようなら、運動を促すのも良いでしょう。

最初から長時間の運動は体に負担がかかりますので、毎日、少しずつ運動するように飼い主さんが一緒になって遊んであげましょう。

猫の成長期は種類によって若干違いますが、肥満猫は3歳を過ぎる頃から太り始めることが多く、そのまま高齢期に入ってしまうと深刻な成人(猫)病を引き起こします。

室内飼いの猫の食事習慣は100%飼い主さんにかかっています。食べ物をねだる姿が可愛いからといって、誘惑に負けないように、気持ちを引き締めましょう。