2017年6月14日更新

【獣医師監修】予防したい、犬の椎間板ヘルニア。日頃から実践できる椎間板ヘルニアの予防方法

犬が歳をとるにつれて気になってくることのひとつに腰痛があります。

犬の体は腰に負担がかかりやすい構造になっています。飼い主さんが日々の生活の中で気を配り、犬が歳をとっても元気に歩けるようにしてあげましょう。

腰痛になる原因のひとつ、犬の椎間板ヘルニア

犬が腰痛を起こす疾患はいくつかあります。そのうち、椎間板ヘルニアは犬の腰痛の原因としてよくみられるもののひとつです。

人と同様に、犬の腰椎と腰椎の間には椎間板と呼ばれるものがあります。この椎間板は骨と骨の間のクッションの役割をしてくれるものです。この椎間板が変性を起こすことで、椎間板ヘルニアを引き起こしやすくなります。

腰痛だけでなく、ひどい場合は麻痺を起こす事もあり、場合によっては手術が必要になるケースもあります。

適度な運動での予防

運動負荷をかけすぎることは腰によくないと言われています。1回の散歩時間を長くするよりも、時間を短めにして2回、3回と分けてあげたほうがよいでしょう。その一方で、運動不足も、体を支える筋力の低下を招いてしまいます。犬の体格に合わせて、適度な運動量を毎日保つように心がけることが必要です。

散歩は砂利道をなるべく避けましょう。犬の腰や関節に負担がかかりにくいようにするには、土や芝生などの上を歩かせるのが理想的です。また、アスファルトも、デコボコな部分はなるべく避けて歩かせてください。

室内の工夫による予防

フローリングの床を歩くことは、すべりやすく、腰への負担になります。ソファへ飛び乗ったり飛び降りたり、階段を上り下りすることもできるだけやめさせるようにしましょう。フローリングに滑り止めワックスを塗ったり、カーペットやコルクマットを敷いたりして滑るのを防止する方法もあります。

また、犬の足裏の毛や爪が伸びていないかも定期的にチェックしましょう。毛や爪が伸びているとさらに滑りやすくなってしまいます。

食生活で、犬の椎間板ヘルニアの予防

まずは太りすぎを防ぐようにしましょう。体重が重ければその分、腰などに負担がかかります。基本的には、その犬の年齢にあったドッグフードで十分な栄養を摂取できます。骨によいからとカルシウムを与えすぎることはよくありません。

カルシウムの摂りすぎは他に必要な栄養素の吸収を抑えてしまったり、他の病気を引き起こしたりする可能性があります。

犬の椎間板ヘルニアに関するまとめ

小型犬、特にダックスフンドがかかりやすいといわれている犬の椎間板ヘルニア。放っておくと愛犬が痛い、つらい思いをしてしまいます。日頃の生活の中でできるだけ予防をしてあげましょう。

また、今回ご紹介した予防方法はどれも、椎間板ヘルニアに限らず、犬の腰痛の予防に有効なものです。是非これらを実践し、さらに日ごろの観察を欠かさず、異変に気づいたら病院での検査をうけさせてあげてください。

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