2016年2月2日更新

天然記念物にも指定されている日本犬。秋田犬の性格・飼い方をご紹介します。

秋田犬の特徴・性格

秋田犬は天然記念物にも指定されている日本犬です。渋谷のハチ公像を見て「ハチ公は柴犬」と思っている方も多いと聞きますが、忠犬ハチ公は秋田犬です。秋田犬の寿命は11年前後と言われています。そして、一説にはあの忠犬ハチ公も11歳まで生きたと言われています。大型犬は平均寿命が10年程と言われているので、秋田犬は大型犬としては比較的寿命が長い方でしょう。

犬を飼った事のない人にとっては「1、2年の寿命の差なんて・・・」と思うかも知れませんが、犬にとっての1年は人間の7年、8年にも相当するとも言われていて、犬を飼っている人にとっては、特に老犬になってからの1年の重みを実感している方も少なくないと思います。生後2か月程の秋田犬の子犬を見た事がありますか。テディベアの様に愛らしく、ムクムクとした柔らかい毛、おっとりとした動き、つぶらでおどけた様な瞳で、とてつもなく可愛いです。しかし、1年もしない間にまるで別人の様に大きく成長し、体重も成犬時では30kg~60kgにもなり、初めてその成長を目の当りにする人にとっては驚く事ばかりでしょう。

例え闘犬の血筋を持っていても、大型犬の多くは温和で穏やかな性格を持っています。しかし、一度攻撃対象であると判断し、その闘争心に火がつけば人間の命を奪う事も可能なほどです。秋田犬を含め、大型犬を飼う際は十分な知識と経験を持って、早いうちからのトレーニングをするべきでしょう。忠犬ハチ公にも代表されるように、秋田犬は飼い主に対しこの上ない愛情と忠誠心を持って接してくれます。頑固だと言われる性格の持ち主ですが、聞き分けが無くわがままだと言う意味ではなく、一度決めた事は信念としてそう簡単には曲げない性格のようです。幼いうちから飼い主が正しいルールを明確に示し身につけさせておければ、目の前に飼い主が居て命令をせずとも、ルールに基づいた判断を自らできると言う賢さがあります。

一度あなたを飼い主として認識すれば、他者に対しては警戒心を示すでしょう。その理由は、やはり飼い主に対する愛情と忠誠心からのようで、飼い主を危険から守りたい一心が警戒心となって表れる様です。

その体の大きさや重さ、警戒心の強さやそれによって起こりえる攻撃行動から「成犬の秋田犬お断り」と言う動物病院やペット美容室等も少なくないそうです。病気になっても診てもらえない状況では、「寿命に関わらず常に死と隣り合せ」と言っても過言ではないでしょう。

子犬のうちから病気でなくても動物病院に足を運び、獣医師や看護師などに対して警戒しなくて良い事を教えてあげる必要があります。また、獣医師も看護師もその秋田犬と信頼関係があり安心して診察や治療ができるとなれば、成犬の秋田犬だと言う理由のみで受診を断るような事はないでしょう。

病院を選ぶ基準として、往診もしてくれる獣医師が居る動物病院が望ましいでしょう。大きな体を何人かで協力し病院まで運ぶだけで一苦労ですが、運ぶ側だけでなく運ばれる犬自身にも大きな負担となるので、往診に来てもらえるかかりつけの獣医師が居るか否かは寿命を左右する要素だと思います。

秋田犬のかかりやすい病気

秋田犬特有の病気としてよく挙げられるのが関節や目の病気、腸捻転などです。

関節に関わる病気が発症してしまうと、歩行困難や寝たきりになる事もあるでしょう。しかし、その体の大きさや重さで、飼い主にとって秋田犬の看病や介護はとても重労働になります。看病や介護が必要になる事を考えれば、秋田犬のみならず大型犬を飼う場合、何人かの家族が一緒に介護、看病してくれる状況が必要だと思います。

秋田犬のお手入れ・ケア

秋田犬は毛の量も多いので、飼い主が一人でシャンプーをするのには相当の時間と体力が必要です。これも動物病院と同様、子犬の時から頻繁にペット美容室に通うなどし、警戒しなくても良い事だと教えてあげる事で、成犬の秋田犬だからと言う理由で断られる事がないよう、犬とトリマー間での信頼関係を築いておいた方が良いそうです。最近は送迎付きのペット美容室や出張トリマーなどもあるので、そういったところに子犬の時からお願いしていると言う秋田犬の飼い主も少なくないようです。毛の密度が高い秋田犬の皮膚の健康を考え、日々のブラッシングはもちろんの事、定期的なシャンプーをどうするかを事前に考えておきましょう。

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