2015年5月1日更新

犬のしつけ・トレーニングをする際に効果的なご褒美の与え方

ペット生活

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編集部

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新しい行動を犬に教える時(トレーニングをする時)にはご褒美がとても有効です。私たち人間がそうであるように、犬も報酬が出ることに対してはモチベーションが上がるのです。そこで今回は、どのようにご褒美を使って行くとより効果的なのかについてお話しします。

 

犬のご褒美になるもの

犬のご褒美になるものが何なのかを考えるには、その犬が何を好むかを観察することが大切です。
・褒め言葉
・撫でられること
・おもちゃ
・おやつをもらうこと
・庭に出してもらうこと
・一緒に遊んでもらうこと
など、上に挙げたのはほんの一例です。

愛犬に様々な経験をさせ、どんな時に一番嬉しそうにしているのかをよく観察してみましょう。

犬の祖先は捕食性の動物だったため、おやつをもらうというご褒美がほとんどの犬に共通したご褒美になりやすいものです。

そこで、今回はおやつをあげるということをお話ししていきます。

ご褒美を与えるタイミングについて

ご褒美を使ってトレーニングをする場合、大切なのはご褒美を与えるタミングです。
『その行動が展開されるたびに素早く、1秒以内にご褒美を与えること』がポイントです。

例えば「おすわり」を教えたい場合。おすわりは「犬がお尻を地面につける」という行動です。そこで、犬がお尻をつけた瞬間にご褒美を与えましょう。

犬は動きが速いため、少し遅れると立ち上がってしまうでしょう。立ち上がったタイミングにご褒美を与えしまうとおすわりは定着しません。

また、速すぎて犬が地面にお尻をつける前にご褒美を与えてしまうと、犬は中腰の状態をおすわりだと思ってしまうでしょう。

ご褒美を与える時には犬の動きに注意深くなり、希望する行動をとったその瞬間にご褒美を与えるように心がけましょう。

 

与えるご褒美の量について

ご褒美を与える場合は、その量にも注意します。トレーニングを始めたばかりの頃は沢山与え、しばらくしたら量を減らし、最後には時々与えるようにしましょう。

これは『不定期な強化の原理』と言われる原理に基づいています。
初めの頃はご褒美を沢山与えることでその行動の確実性を高めていきます。その確実性が上がるにつれご褒美の量を減らし、より確実になってきたら徐々に与える間隔を断続的にしていきます。

ここで大切なのは『不定期性』です。飼い主がある規則性を持ってご褒美を与えたり与えなかったりすると、犬はその規則性を見抜き、飼い主の望む行動をしたりしなくなったりしてしまいます。不定期に断続的にご褒美が与えられるようになると、犬は期待をもってその行動を繰り返します。

人間がスロットゲームを楽しむ感覚と似ていますね。一度当たった経験があると、つい次回も期待してなんどもスロットゲームに打ち込んだことはありませんか?

ご褒美が効果を発揮する条件

ご褒美は犬の好きなものを選ぶので、どんな時でも犬が飼い主とのトレーニングに集中してくれると思いがちですが、それは違います。

どんなに魅力的なご褒美でも、いつでもそれが犬にとっての一番とは限りません。まずはなるべく犬の気が散らないように、犬の興奮しない時間や場所を選びましょう。飼い主がトレーニングする環境を整え、犬に集中することを教えることがご褒美の効果を発揮するための条件です。

ご褒美と一緒に使う褒め言葉

ご褒美を与えることと同じ効果があるのが飼い主の褒め言葉です。
ご褒美を与える時に褒め言葉を使うことで、犬は褒め言葉を聞きながらご褒美を連想することができます。そして、この褒め言葉にはきちんと熱意を込めることが大切です。あなたの褒め言葉が心からの褒め言葉か、それとも口先だけの褒め言葉なのかということは、愛犬は簡単に見破ってしまいます。

褒め言葉に自然に熱意を込めるためには、日頃から愛犬を褒め、よく撫で、遊んであげることが大切です。褒め言葉とご褒美で、楽しいトレーニングを行いましょう!