2016年3月6日更新

【獣医師監修】運動した方が長生きできる?高齢になった犬の運動や散歩の方法について

若い頃は元気に走り回り、飛び回っていた愛犬も年をとると徐々に運動量が減ってきます。

昔は敏感に反応していた周囲の音や飼い主さんの動きにも鈍感になって、寝ている時間が増えてくるでしょう。

散歩に行く頻度も減り、たまに出た散歩もカートなどに乗って出かけているようになると、愛犬は運動不足のまま年齢を重ね、老化に拍車が掛かる可能性があります。

この状態をそのままにしておいて良いのでしょうか?

今回は、高齢犬の体に負担を掛けずに健康に貢献する運動をご紹介しましょう。

愛犬を寝かせたままにしない

人間と同じように犬も高齢になると筋肉が落ち、関節などに痛みが出ることもありますが、それを放っておくとますます足腰の筋力が弱くなってきます。

さらにそのままにしていると、立ち上がることもできなくなり、寝たきりの生活となってしまいます。まだ少しでも動くことができるようならば、軽く散歩をさせたり、ほんの少しの時間でも部屋の中で運動させたりすることが大切です。

大型犬の場合は、飼い主さんにとっても体力的に負担になることもあると思います。市販されている介護グッズなどをうまく利用しながらできる限り実践しましょう。

無理な運動はもちろん、愛犬にとって負担になります。一方で、体力にあった運動は血行促進、食欲増加、排泄促進などメリットがたくさんあります。5分でも良いので、できることから日常生活に取り入れていきましょう。

散歩の時には首輪ではなく、胴輪を使う

愛犬の体調にもよると思いますが、外に出ることは愛犬の気分転換にもなります。毎日でなくても構いませんので散歩に連れて行きましょう。

散歩に行くときは愛犬が楽に歩けるように胴輪を使いましょう。胴輪を使うと上半身が安定しやすくなるので、首輪と比べてふらふらしにくく、歩きやすくなります。

後ろ脚が弱っているようであれば、後ろ脚を吊り上げて立たせるための補助的な介護用品が売られていますので、活用すると良いでしょう。

歩くペースは愛犬の様子をチェックしながら、愛犬に合わせてあげましょう。

散歩に行けない愛犬の場合は家で運動を

歩くのが難しく、散歩に行けない場合は、家の中で体調に合った運動をさせてあげます。

お腹の部分を両手で支えて立ち上がらせてあげたり、上から吊り下げて体重を分散させることで立ちやすくする介護用品などを使ったりして、家の中を歩かせてあげましょう。

トイレに連れて行くまで、ご飯の場所まででも良いのです。動くことで血行も多少なりとも改善しますし、愛犬の気分転換にもなるでしょう。

運動をさせる時は愛犬の状態をよく観察して

愛犬に運動をさせる時には、愛犬の様子や体調を観察しながら行いましょう。呼吸が速くなっていたり、喘いでいたりしたら運動は止めましょう。

犬が舌を横に垂らしていたら疲労がピークに達している証拠ですので、この場合も運動は中止しましょう。

また、舌や口の中が青っぽくなっていたら酸欠状態になっている可能性がありますので安静にし、動物病院に連絡をとって指示を仰ぎましょう。

運動をさせることは大切ではありますが、あくまでも年齢なりに元気であることが条件です。

心臓病など重い疾患に罹っている場合は安静が第一ですので、無理に運動させず獣医さんの指示に従いましょう。

できる運動を継続することで寝たきりをストップ

一度運動ができない状態になってしまうと、筋力の衰えに拍車がかかり、そのまま寝たきりになってしまうというケースがよくあります。

特に愛犬にとって運動は本能を呼び覚ますために大切な要素です。元気な状態で少しでも長生きしてもらうためには、できる範囲での運動を継続することを心掛けるようにしましょう。

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