野良猫から偶然に生まれた血統書付きの猫。アメリカンカールの特徴と飼い方

普通なら三角の耳がくるっとカールしているアメリカンカール。

耳の形がイレギュラーな猫としてはスコティッシュフォールドが有名ですが、スコティッシュフォールドの耳は内側に折れているのに対し、アメリカンカールは外向きに巻いているのが特徴です。

個性的でおしゃれな印象のアメリカンカール、今回はそのルーツや特徴をご紹介しましょう。

 

アメリカンカールはどのように誕生したの?

アメリカンカールのルーツはなんとアメリカの野良猫。

カルフォルニア州レイクウッドに住むジョー&グレース・ルガ夫妻はある日、自宅に迷い込んだ猫を保護しましたが、驚いたことにその猫の耳は後ろにくるっと反り返っていました。

夫妻はこの猫にシュラミスという名を付けて飼いましたが、繁殖させたところ子猫すべてが同じようなカール耳を持って生まれてきました。

調べるとこの耳は遺伝によるもので、しかも優性遺伝。つまり生まれた子猫の約半分がカール耳をもつ可能性があることが分かったのです。

これに目をつけた夫妻はアメリカンカールを品種として登録すべく繁殖を開始しました。現在ではCFA、AACE、ACFAの各団体から公認を受けています。

 

アメリカンカールの外見の特徴

アメリカンカールの特徴は言うまでもなく反り返った耳でしょう。

シュラミスの反り返った耳は突然変異だと言われていますが、優性遺伝のため比較的品種を確立しやすかったようです。

アメリカンカールの耳は生まれた時には普通の三角耳ですが、生後2日~10日位で耳に軟骨ができることで先端から反り返り始めます。

耳がカールした状態で固定されるのは生後4か月位といわれ、それまでは曲がり具合が頻繁に変化するようです。

被毛は長毛と短毛の両方がいますが、今いるアメリカンカールはすべてシュラミスの子孫ですので、シュラミスの長い被毛を受け継いだ長毛の方が主流だと言われています。

被毛はすべての色と模様が揃いますので、同じアメリカンカールでも個体によって個性が感じられます。

 

アメリカンカールの性格

野良猫をルーツにしているとはいえ、アメリカンカールの性格は大人しくて温厚です。

飼い主さんによく懐きますので育てやすい猫だと言えるでしょう。しつけも比較的しやすい猫だと言われています。

活発でよく遊びますが臆病で用心深い面もありますので、しつけの際にきつく叱るのは止めた方が良いでしょう。

 

アメリカンカールの飼い方

アメリカンカールには長毛と短毛がいますが、長毛の場合は1日2回のブラッシングで被毛を整える必要があるでしょう。

また、独特の耳の形から外耳炎を起こす確率が高いと言われています。

カールした耳は軟骨で形成されていますので、無理に引っ張ったり伸ばしたりすると軟骨を傷つける可能性があります。耳が可愛いからとやたらに触るのはやめましょう。

個性的な姿を楽しみたい

耳がカールした様子がキュートなイメージのアメリカンカール。野良猫が元祖だったと思えない洗練されたルックスが人気です。

アメリカンカールは被毛や目の色の種類が豊富ですので、他にはない自分だけの1匹が見つかる可能性が高いと言えるでしょう。

まだ日本ではそんなに数がいないようですので個性的な猫を飼いたい人にはぴったりです。

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