2015年7月27日更新

猫の嗅覚について。食べ物を嗅ぎ分け飼い主さんを認識する猫の嗅覚。

嗅覚が鋭い動物といえばナンバー1は犬でしょう。犬の嗅覚が優れていることは警察犬や麻薬犬などの存在からもわかります。

それでは猫は一体どの程度の嗅覚の持ち主なのでしょうか。また猫はどのくらい嗅覚に頼って生活しているのでしょうか?

今回は猫の鼻や嗅覚についてご紹介しましょう。嗅覚を知ることで猫の意外な能力が見えてくるかもしれません。

猫はどのくらい嗅覚に頼っているの?

犬の嗅覚は人間の100万倍あると言われています。猫の嗅覚は犬には劣るものの人間に比べて10万倍程度の能力はあり、哺乳類の中では大体真ん中ぐらいに位置しています。

猫の嗅覚には非常に高い分析力があり、匂いから温度、味覚、感触など多くの情報を収集することができます。

それでは猫の嗅覚は生きていくうえで具体的にどのように役に立っているのでしょうか?

食べ物を認識する

目の前に食べ物がある時、それを食べるかどうか判断するのに使うのが嗅覚です。

よく新しいフードの匂いを嗅いだだけでぷぃっとそっぽを向いてしまうことがありますが、これは臭いで「食べたくない」と判断しているわけです。

病気になって食事をしなくなる原因は食欲不振の場合もありますが、鼻が利かなくなって食べ物として認識できないという場合もあります。

嗅覚が生きていく上でいかに大切かが分かりますね。

人を匂いで記憶している

猫が人を記憶するのに活用しているのも嗅覚だと言われています。

最初の接近遭遇の時、猫は鼻を近づけてくることが多いと思いますが、あれは「この人は知っている人かどうか」「危険がないかどうか」を鼻で判断しているのです。

猫にお近づきになりたければ最初は撫でたりせず、黙って手の匂いを嗅がせるのが近道なのです。

他の猫とのコミュニケーションを図る

他の猫とのコミュニケーションも匂いで行います。

猫は縄張りや求愛をマーキングによって行いますが、この時の嗅覚は鼻ではなくヤコブセン器官という場所で行っています。

ヤコブセン器官は上あごの前歯と唇の間にあって匂いを収集しています。ヤコブセン器官の嗅覚に関して言えば、猫は犬より能力が高いと言われています。

嗅覚が利かなくなると猫はどうなる?

生きていくうえで猫は多くを嗅覚に頼っていますので嗅覚が利かなくなるとさまざまな面で支障が起こります。

風邪や鼻炎が起こると食欲がなくなり、より深刻な病気になることもあります。また高齢の猫の食欲不振も嗅覚の低下に起因することもあるのです。

猫が鼻水を出していたり鼻が乾いていたりして食欲がないようなら、必要に応じて治療する必要がありますが、食事の時には食べ物を温めたり、好きな匂いのトッピングを使ったりして嗅覚を刺激してあげると良いでしょう。

猫の健康は嗅覚にありと心得ましょう

嗅覚が正しく機能しているかどうかは猫にとって健康や安全を左右する大きな問題です。猫の飼い主さんは「猫の鼻が乾いていないかどうか」「猫が鼻水を流していないかどうか」を常にチェックし猫の健康を管理しましょう。

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