2015年8月6日更新

後世に名前は残るけれど、かなり気の毒。人間より先に宇宙へ行った犬、猫、猿の話

ペット生活

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編集部

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1961年にガガーリンが人類で初めて宇宙飛行に成功して以来50年以上。これまでに多くの宇宙飛行士が月に行ったり、宇宙ステーションで生活しながら実験や作業を行ってきました。

しかしながら宇宙に最初に飛び出した生物は人間ではなく猿でしたし、多くの犬も宇宙船に乗せられて宇宙に飛び出していったのです。さらに残念なことにその多くは命を失っています。

今回は宇宙に行った動物達についてご紹介しましょう。

 

初めて宇宙に行ったアカゲザル

初めて宇宙に行ったのはアルバート2世という名のアカゲザル。1949年6月14日のことで、アメリカのV2ロケットにより宇宙に旅立ちました

アルバートには宇宙飛行が肉体に及ぼす影響を調べるためにセンサーが埋め込まれていました。残念なことにアルバート2世はパラシュートの故障により地面に衝突し死亡しています。

1950年代には犬が宇宙に

1951年に当時のソビエト連邦は2匹の犬、ツィガンとデジクを宇宙船に乗せて打ち上げました。2匹はこの時は無事に生還しましたがデジクは後の飛行で命を落としたと言われています。

1957年11月3日には犬のライカがソビエト連邦のスプートニク2号に乗って初めて地球の軌道を周回しました。当時は周回するスプートニク2号からライカを救出する術がなかったため、ライカは搭乗後7日目に薬殺される予定でした。

しかしながら実際にはストレスと熱中症により打ち上げ後数時間で死亡していました。

 

1960年頃からは徐々に生還する確率が高まる

1959年に弾道飛行を行ったアカゲザルのエーブルとリスザルのベーカーはジュビターIRBM AM-18に搭乗し約6分間飛行した後、無事に生還しました。

38Gの重力に耐え、約9分間の無重力状態を凌いで帰還したのです。

その後1960年8月19日には犬のベルカとストレルカがスプートニク5号で地球を周回して生還。地球軌道を周回し生きて帰還した初めての動物になりました。

さらに1961年、チンパンジーのサムはレッドストーンに搭乗して弾道飛行に成功しました。サムは宇宙船のレバーを引くことを覚えるために過酷な訓練を受けましたが見事にそのミッションをやり遂げて生還しました。

初めて宇宙に行った猫はパリジェンヌ

多くの猿や犬が宇宙に飛ばされる中で最初に宇宙に行った猫はフランスのフェリシテでした。

1963年10月18日、フランスは猫のフェリシテを宇宙船に乗せて発射させましたが、フェリシテの頭にはバイタルを測定するための電極が埋め込まれていたと言われています。そんな過酷な状況にもかかわらずフェリシテは無事に生還しました。

実は最初に宇宙に行く予定だったのはフェリックスという雄猫でしたが直前に脱走。代わりに白羽の矢が立ったのがフェリシテだったと言われています。

2匹の犬が22日間地球の軌道上で過ごす

1966年、ソビエト連邦は犬のヴェテロクとウゴリョークをコスモス110号で宇宙に送りだしました。2匹の犬は宇宙船の中で22日間を過ごして無事に帰還。

この記録は犬の記録としては世界最長だと言われています。

宇宙開発の陰に散った動物達の命

これまでご紹介してきたのは宇宙に行った動物のうちのほんの一部です。記録によれば多くの猿、犬、猫、その他の動物が宇宙に飛ばされ命を落としています。

宇宙開発に貢献した勇者として名前は残りますが、人間の栄光のために宇宙船の中で恐怖と重力と熱に苛まれ死んでしまった動物を思うと複雑な気持ちになりますね。

宇宙への探求には夢がありますが、その陰で多くの動物達が命を落としたことを忘れてはならないのではないでしょうか。