2015年8月6日更新

ペットを飼っていれば誰もが陥る可能性のあるペットロス。ペットロスと向き合うにはどうする?

ペット生活

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編集部

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ペットを飼っていれば誰もが経験するペットとの別れ。室内飼いするようになって人間との距離が縮まったためか、ペットは単なる愛玩動物というより家族の一員になり、亡くなった時の喪失感は大きくなってきています。

しかしながらペットを失った喪失感はすべての人に理解できる感情ではないため、一人で悲しみに耐えて体調や精神面に支障をきたす場合もあるようです。

今回はペットロスについて考えてみましょう。

 

ペットロスとはどんな状態なの?

ペットロスとは広義に捉えると「ペットを失った喪失感」ですが、この言葉が生まれたのは1970年代でアメリカが発祥だと言われています。

ただし大切な関係を失った場合に一般的に見られる一時的な悲嘆から、うつや不眠症等を伴う病理的な症状に至るまで幅広い解釈があるため正式な定義がないのは事実です。

ペットを失ったことによる急性の悲しみや落ち込みは誰にでもありますが、通常は時間とともに悲しみの感情を自分なりに消化していくことができます。

しかしながら一定の時間が経っても悲しみや落ち込みから立ち直ることができなかったり、ペットとの分かれがトリガーとなって体調不良になったりすると「ペットロス症候群」として扱われることもあるようです。

ペットロスにはどんな症状があるの?

ペットロスの症状は人によってさまざまです。

悲壮感、喪失感、罪悪感などの感情が表れ、涙が出るのはごく正常な反応ですが、これらの感情が長く続くと不眠、食欲不振や過食など身体的症状が出る場合もあります。

さらに症状が進むとめまい、頭痛、難聴、うつ、じんましん、生理不順などに移行することもあります。

原因がペットとの別れだと気付かずに症状を悪化させる場合もありますので、飼い主さんはペットロスについてある程度の予備知識があった方が良いかもしれません。

 

ペットロスから回復するためのプロセス

ペットとの別れに限りませんが、大切な関係を失った場合に悲しみを乗り越えるには2つのプロセスが必要だと言われています。そのひとつは死を受け入れること、もうひとつは自分の喪失感としっかり向き合い受け入れることです。

ペットを愛する飼い主さんであれば誰もがペットの死を諦められなかったり、死に関する責任を自分自身や家族、獣医さんなどに向けて怒りを覚えることがあります。

こうした感情はペットを失った飼い主さんのごく普通の感情ですので否定したりせずしっかりとその感情を受け止め、その過程でペットの死を受け入れていくことが大切です。

悲しみや怒りがある程度緩和されたら、一緒に暮らせた楽しい時間に感謝することで少しずつ気持ちを癒していくのが良いでしょう。このプロセスに掛かる時間は人によって違いますので焦ることなく自分のペースで立ち直ることが大切です。

ペットロスを解消するためのTO DO リスト

ペットロスから立ち直る方法は人によって違いますが、一般的に薦められている方法をいくつかご紹介しましょう。

ペットを弔う

ペットの葬儀をしたり、お墓を作ったり、家に供養できるスペースを作ったりすることは比較的最近の傾向ですが、こういったプロセスはペットの死に向き合い、受け入れるために助けになります。

費用も掛かりますが事情と環境が許すのであれば検討してみてはいかがでしょうか。

想い出を整理する

ペットの写真を整理したり部屋に写真を飾ったりするのもペットの死に向き合いペットロスから立ち直る方法のひとつと言われています。もちろん想い出整理の過程で悲しみが倍増する場合もありますので無理に行う必要はありません。

想い出整理をする際には別れたことを悲しむだけでなく、ペットと暮らした時間に感謝する気持ちを持つようにすると良いでしょう。

悲しい気持ちを解放する

ペットを失った悲しみを解放することも大切なプロセスです。

家族や同じようにペットと死に別れた経験のある友人に気持ちをシェアしたり、ペットに手紙を書いたりして自分自身の気持ちを具体的に言葉に出すことをおススメします。

日常のルーティンはこなすようにする

食事、睡眠、仕事など日常のルーティンはなるべくこなすようにしましょう。体力の維持は気力の回復に非常に大切ですし、ペットの死別と関係のないルーティンは気分転換にもなります。

食欲がなくても何か口に入れるようにし、眠れなくても横になって休むようにすることが大切です。

どうしてもペットロスから抜けられなければ専門家に相談

ペットとの別れによる影響があまりにも強く長く深く感じられるようならカウンセリングなど専門家の力を借りることも一計です。

最近ではペットロスを専門に扱う組織やカウンセラーもいるようですので、選択肢のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。

ペットロスからの回復は焦らず、ゆっくりと

ペットとの関係が深く長い飼い主さんほど掛かりやすいペットロス。多くの飼い主さんが回復に長い時間を掛けているのが実情です。

不幸にもペットとの別れが来たら、焦ることなく自分のペースで悲しみから回復することが大切でしょう。

自分の周囲の理解が得られなくて落ち込んだら、自分と同じようにペットロスに陥っている飼い主さんがたくさんいることを思い出してみてください。

 
 

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