2015年8月7日更新

知らない人が意外に多い?飼う前に知っておきたいハリネズミの冬眠&夏眠の習慣について

ペット生活

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編集部

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可愛い顔を見ると愛玩動物のように思えますが、ハリネズミは犬や猫と違って、れっきとした野生動物ですので他のペットにはない独特の習性があります。

習性を知らずに衝動買いしてしまうと実際に飼い始めてから自然の姿を目の当たりにして慌てることになりかねません。

今回、ご紹介するのはハリネズミの冬眠と夏眠の習慣。冬眠は知っていても夏眠については知らない人は多いのではないでしょうか?

今回はハリネズミの冬眠&夏眠についてご紹介しましょう。

 

野生のハリネズミは冬眠したり夏眠したりする?

野生では冬眠する動物は珍しくありませんが、ハリネズミは夏眠する品種もあるのをご存知でしょうか?ハリネズミは生息エリアによって冬眠したり夏眠したりすると言われているのです。

気温17℃前後で冬眠へ

ハリネズミは周囲の気温が20℃以下になると他の動物と同じように活動が緩慢になり始め、気温が17℃を下回ると冬眠状態に入ります。

冬眠とはエサがなく寒さの厳しいシーズンを生き抜くための自然の知恵で、ハリネズミは体温を外気温と同じ程度まで低下させ、代謝を落とすことで秋に蓄えた脂肪を少しずつエネルギーに変えて春を待ちます。

冬眠すると春まで一度も目を覚まさないと思われていることも多いのですが、実際は2週間に一度ぐらいの割合で目を覚まし1日起きた後に再度冬眠に入るというサイクルを繰り返していると言われています。

気温30℃以上で夏眠へ

反対に暑い地方で気温が下がらないエリアに生息するハリネズミは30℃以上になると水やエサの乏しい夏を乗り切るために、暑さを凌げる涼しい場所を探して夏眠します。

気温が上がってハリネズミがエサも食べずに寝ているようなら夏眠に入っている可能性があります。

実は命の危険もある冬眠と夏眠

冬眠や夏眠に入るとのんびり寝ている姿からゆっくり体を休めているように見えますが、実は冬眠や夏眠はハリネズミの生態にとって大変厳しいもので、自然界では冬眠や夏眠に失敗して死亡する個体もいると言われています。

ペットとして飼うハリネズミはなるべく冬眠や夏眠をしないように温度や湿度を管理しながら飼うのが原則です。

 

冬眠・夏眠させないハリネズミの管理方法

ハリネズミを冬眠・夏眠させないためにはハリネズミの飼育エリアを24℃~29℃位、湿度40%ぐらいに保つ必要があります。

四季のある日本ではエアコンを使用しない限り温度調整は難しいと思いますので、飼い主さん不在の時間帯でもハリネズミのためにエアコンを稼動させる必要があることは覚悟しておきましょう。

万が一、冬に体温が下がって冬眠してしまったようなら体を少しずつ温めて冬眠から覚ましてあげましょう。急激な温度変化はハリネズミにとって危険ですので人肌ぐらいの温かさで温めてあげましょう。

逆に夏眠してしまったら、タオルを水道水で濡らし堅く絞ってハリネズミを包んであげましょう。急激に体温が下がると危険ですので間違っても保冷剤を直接当てたりしないようにしてください。少しずつ様子を見ながら体を冷やし体が動き始めるのを待ちます。

冬眠や夏眠から覚めたハリネズミは体調が安定せず、内臓に損傷がある場合があります。なるべく早く病院に連れて行き診察を受けましょう。

正しい飼い方でハリネズミを長生きさせよう

小型のハリネズミは場所も取らず散歩の必要もないため、「放っておいても大丈夫」だと思っている人も少なくないようですが、それは大きな間違い。野生動物で小さいからこそハリネズミをよく研究し気配りしながら飼育する必要があるのです。

ハリネズミを飼うことを決めたらペットショップや獣医さんとも連携し、習性を学んで長生きさせてあげることが大切でしょう。

 
 

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