2015年8月12日更新

犬や猫と一緒に海外へ?日本からペットを連れだす時、ペットと共に帰国する時に必要な手続きについて。

ペット生活

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編集部

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介助犬は別として海外にペットを連れ出しするケースはあまりないと思いますが、長期の海外滞在の際にペットを連れて行きたいという飼い主さんは少なくないのではないでしょうか。

ペットを連れて海外へ行く場合、入国する先での検疫はもちろん必要ですが日本を出る際にも手続きが必要です。また帰国の際にも検疫のプロセスをパスしなければなりません。

今回はペットと共に日本から出発する場合と日本に帰国する場合の手続きについてご紹介しましょう。

 

日本から海外に犬や猫を連れ出す場合に必要なことは?

日本から海外に犬や猫を連れ出す場合には、動物検疫所で輸出検疫を受ける必要があります。犬の場合は狂犬病やレプトスピラ症についての検査と輸出検疫証明書の交付を受ける必要があります。

輸出検疫までのプロセスは以下の通りです。

  • マイクロチップの装着(ISO規格のマイクロチップの装着が必要です。)
  • 狂犬病の注射(生後91日目以上、不活化ワクチンもしくは遺伝子組換えワクチンを)
  • ワクチンの再接種(1回目のワクチンから30日以上1年以内)
  • 採血/狂犬病の抗体価測定を受ける(血清1mlあたり0.5IU以上であればOK。検査結果は採血日から2年間有効)
  • 輸出検査の事前連絡
  • 輸出検査(マイクロチップ装着証明書、狂犬病の検査結果に関する獣医師もしくは検査施設発行の証明書、抗体価検査の結果証明書、相手国の入国に必要な書類、輸出検査申請書、獣医師の健康証明書などを提出。動物検疫所発行の輸出検疫証明証を取得します。)

旅する先の国の検疫条件をよく確かめて

日本から出発するだけなら輸出検疫を受ければ出国できますが、問題は相手国に入るための条件です。場合によっては検疫所で数ヶ月の検疫期間が必要な場合がありますし、必要な投薬、治療、入国のための書類なども国によって違います。

また、狂犬病の注射についても国によっては注射を受けてからの経過日数が定められている場合もあります。

出発が決まったら早めに相手国の大使館もしくは動物検疫所に入国の条件を確認しておきましょう。

 

帰国の際に必要なプロセスは?

ペットを連れて海外から帰国する際は輸入検疫が必要となります。ペットの負担を少なくするためにも係留期間を最低限の12時間以内にする準備を出発前に済ませておきましょう。

特に帰国までの期間が2年以内の場合は出発前に日本国内で準備することをおススメします。

帰国予定の40日前までに到着予定空港の動物検疫所へ届出が必要です。帰国の際の手続きのプロセスは下記の通りです。

  • 帰国の40日前までに到着空港を管轄する動物検疫所へ届出
  • 出発前の検査受診(狂犬病やレプトスピラ症に罹っていないかどうか検査を受け、政府機関発行の健康証明書を取得する)
  • 日本に到着して書類を提出(出国してきた国の政府機関発行の健康証明書と動物検疫所発行の輸出検疫証明があれば係留時間は12時間以内で済みます)

注)相手国滞在期間中に狂犬病注射の有効期限(1年)及び抗体価検査の有効期限(2年)が切れる場合は滞在国での再接種や再検査が必要になります。

また、日本への入国書類や処置に不備がある場合は最高で180日の検疫期間が必要になる場合があります。

ペットを海外に連れて行く際はペットの体調も考えて

海外にペットを連れて行くには人間よりも複雑な書類提出や面倒な手続きが必要となります。また、相手国によっては規定の書類を用意しても長期の検疫期間を要求される場合もあるのです。

ペットを海外に連れ出す場合は、ペットの体調や相手国の検疫条件などをよく検討しましょう。

飛行機での移動や検疫所での留め置きなど、」ペットには非常に負担が掛かることを理解した上で本当にペットを連れて行けるのかをジャッジすることが大切です。