2015年8月28日更新

ふるさと納税で「犬の殺処分ゼロ」を目指す!広島県神石高原町の試みに注目!

ペット生活

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編集部

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数年前から話題になっているふるさと納税。自分の好きな市町村に税金を支払うことができる上に減税措置があり、さらに納税した“ふるさと”の物産や観光旅行を貰えるとあって利用する人が増えています。

人気の特産物を提供する自治体のふるさと納税枠は募集と同時に完売する場合もあるそうでふるさと納税の広がりを感じさせられます。そんな中、ふるさと納税の仕組みを利用して「犬の殺処分ゼロ」を目指した自治体がありました。今回はふるさと納税で犬を救った取り組みをご紹介しましょう。

 

ふるさと納税で「殺処分ゼロ」の仕組みを作った広島県神石高原町

広島県の東部にある神石高原町は緑豊かで蛍も生息する人口約1万人の町。この町でも過疎化と町の衰退を食い止めるため、他の自治体同様にふるさと納税を導入していますが、納税した人がその使い道を選ぶことができる点が注目されています。

税金の使用目的としては「教育推進」「小中高連携教育の支援」「高齢者・障害者支援」などがありますが、その中のひとつに「寄付を希望する町内NPO法人を指定できる」という選択肢があります。

昨年、寄付先のひとつとして認定された「ピースウィンズ・ジャパン」の「ピースワンコ・プロジェクト」は2011年に犬猫の殺処分ワーストを記録した広島県の実情を憂いて始められたプロジェクトです。

寄付された税金は犬の保護施設の整備や食費のみならず、獣医師の診察、健康診断、ドッグトレーナーによるしつけなどに充てられ新しい飼い主探しのために使われました。

保護した犬が2014年に起きた広島市の土砂災害で活躍

この運動を有名にしたのは2014年に広島市安佐南区で起きた土砂災害で災害救助犬として捜索に当たり、行方不明者1名を無事に発見した「夢之丞」という犬の存在でした。以前から「ピースウィンズ・ジャパン」に保護され救助犬として訓練を受けていた「夢之丞」は殺処分2日前に保護された捨て犬だったのです。

この逸話が広まるに連れて応募数が急増。2014年11月11日~2015年1月31日までの81日間で3495人による52,747,100円の税金が集まりました。保護された犬たちは現在もトレーナーの訓練を受け、新しい飼い主の下でペットとして生きるほか、救助犬、セラピー犬として活躍しています。

 

この取り組むを全国へ

ふるさと納税を利用した「殺処分ゼロ」の取り組みにより神石高原町の殺処分は既にゼロになっていますが、「ピースウィンズ・ジャパン」はこの取り組みを広島県全体、最終的には日本全体に広めるべく、活動を続けています。

残念ながら神石高原町のふるさと納税をからめた取り組みは終了してしまいました。今後は別な自治体で同様の取り組みが継承され、ペット達の殺処分がなくなってくれることを期待したいところです。また、ふるさと納税による取り組みは終わりましたが、「ピースウィンズ・ジャパン」の活動は今も続いていていて寄付を募集していますのでご希望の方は連絡してみてください。

ピースウィンズ・ジャパン

 
 

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