2015年9月7日更新

ペット一緒に愉しく暮らそう!犬・猫と住める賃貸物件の探し方&トラブルなく暮らすアイディア

ペット生活

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編集部

ペットとの暮らしを豊かにするお役立ち情報をお届けします。

 

ペットと一緒に住める賃貸物件は最近、増加傾向にあります。昔はペットが飼える賃貸物件を探すのは至難の業でしたが、最近では多くの賃貸物件で「ペット可」「ペット応相談」の看板を掲げるようになり、選択肢もかなり増えてきました。ペットの飼い主さんにとっては嬉しい限りです。

しかしながら、ペットと一緒に暮らせる物件にもさまざまなタイプがありますし、物件によって暮らし方も異なってきます。今回はペットが飼える賃貸物件を探しているという飼い主さん向けに、物件探しのコツや住んでから快適に楽しく暮らすアイディアをご紹介します。ぜひ、ペットとの新しい生活の参考にしてみてください。

 

物件探しの前に学んでおこう~ペットが飼える物件にもいろいろ種類がある

ひとことで「ペットが飼える物件」と言ってもペットへの対応や設備には違いがあります。ペットオーナーを積極的に受け入れるためにペット専用の設備を完備している『ペット共生』タイプから、「とりあえず、飼育するのはOKだけれど条件付き」という『ペット可』物件まで、受け入れ態勢には温度差があるのです。ここではそれぞれの特徴をご紹介しましょう。

『ペット可』物件

飼い主さんが物件を探す際に出てくる物件の多くは『ペット可』物件です。最近ではペットブームの影響か、もともとペットの飼育を許していなかった物件が管理規約を変更して『ペット可』に変えるケースもあるようです。『ペット可』物件の特徴を挙げてみましょう。

  • 管理組合やオーナーがペット飼育を了承している。
  • 飼育できるペットの数や種類が限定されていることが多い。
  • ペットのための特別な施設はない。
  • 集合住宅の場合、住民の中にはペット飼育に理解のない人もいる。
  • 敷金を1ヶ月分多く支払う必要があるケースが多い。

「ペット可」物件の場合、建物や部屋の作りは通常の賃貸物件と変わらず、ただ飼育が認められているだけですので、必ずしも暮らしやすいとは言えない場合があります。オーナーや周囲の住民とはマナーを守って上手にお付き合いする必要があるでしょう。

『ペット共生住宅』

ペットが暮らすことを前提に考えられ、建てられた物件です。ペットオーナーが多くペットに理解があるため、飼い主さんにとっては住みやすい物件です。その特徴を挙げましょう。

  • ペットと暮らすために必要かつ便利な設備が揃っている。
  • 住民の多くがペットを飼っている。
  • ペットがいないと入居できない場合もある。
  • 大型犬の飼育や多頭飼いもOKな場合が多い。
  • ペット管理料の支払いを義務付けている物件もある。
  • 賃貸物件が少ない。
  • 家賃が高い。

ペット共生住宅にはペットのためのさまざまな設備が揃っていますし、住民はペットがいることを前提に入居していますので、ペットへの理解はあるでしょう。ただし、ペット飼育に関するマナーやルールの認識には個人差がありますので、「ペットなら何をやっても許される」という甘えは禁物です。

こんなに便利。『ペット共生型』物件のペット用施設

ここで『ペット共生』タイプの物件に見られる設備についてご紹介しておきましょう。ペット飼育を積極的に受け入れているだけにペットやその飼い主さんに配慮した設備が屋内、室内ともに整っています。

ペット表示付きエレベーター

ペットがエレベーターに同乗していることを各階の乗り場でお知らせする表示付きのエレベーターです。ペットとの同乗を避けたい人やペット同士の鉢合わせを避けたい人に配慮した設備です。

足洗い場

犬が外から帰ってきた時に汚れた足を洗うことができる設備です。犬専用でない場合もありますし、犬の飼い主さんだけが使用できるよう鍵で管理されている場合もあります。

ペットの汚物捨て場

ペットの汚物をその度に出すことができるので大変便利な設備です。『ペット共生』タイプの物件の場合、専用のゴミ箱を用意しているところは多いようです。

ドッグラン

かなり贅沢な施設ではありますが、最近はドッグランを併設している物件もあるようです。ペットを飼っている住民同士がコミュニケーションを取ることができる嬉しい施設です。

ペット飼育に適したクロスや床材

室内において最も気になるのはペットが床や壁を傷付けることでしょう。『ペット共生』タイプの物件では壁の下半分に交換可能な腰板が付いていたり、傷つきにくい床材を使用していたりします。ペットの足腰に負担の少ない素材を床材に採用している物件もあるようです。

トリミングルーム

ペットの飼い主さんの共有スペースとしてトリミングルームが用意されている場合もあります。ただし、トリミングルームが完備されているような物件は数が少なく、かなり贅沢な物件と言えるでしょう。

リードフック

犬のリードを引っ掛けておくフックです。個人の玄関の前や共有スペースに設置してあり、荷物が多い時のドアの開閉などに便利です。

ペットドア

室内のドアについているペット専用のドアです。ドアを閉めたままでもペットが出入りできるので猫や小型犬には嬉しい設備です。

もちろん、これらの設備すべてが揃っている物件ばかりではありません。また、設備が整っていればいるほど家賃も高くなります。ペットによっては使用しない設備もあるはずですので、施設の必要性を冷静に判断した方が良いでしょう。

ペットと住める!こんな意外な物件も

実は『ペット可』物件、『ペット共生』タイプ物件の他にも、ペットと住める意外な物件があります。

猫付きマンション

猫のレスキュー団体が運営に携わっている物件です。「猫を飼いたくてもずっと世話することはできないかもしれない」~そんな猫好きのために部屋を借りている間、猫をレンタルしてくれます。もちろん、面接等もありますので中途半端な気持ちでは物件も猫も借りることはできません。

ペットシェアハウス

犬や猫を複数の住民で飼うシェアハウスです。犬、猫などペットが好きな人が集まるため楽しそうですし、大勢でペットを世話しますので出張や旅行の際にも安心です。ただし、まだ数が少なく空室ができてもすぐに埋まってしまうのだそうです。

ペットと住めるウィークリー&マンスリーマンション

もうひとつはペットの飼い主さんに、とりあえずの住まいを提供するという目的で作られたペットと住めるウィークリー&マンスリーマンションです。出張、家の建て替えなどで一時的に住む場所を必要としているペットの飼い主さんにとっては便利な仕組みでしょう。

当然、入居には制限やルールがありますが「もしも」のために覚えておいて損はなさそうです。例えばアドバンスネットが運営している「ペットマンスリー」の場合、入居するとトイレ等ペット用品が部屋についているそうですので比較的身軽に入居することができ便利です。

ペットがコンパニオンアニマルとして広まる中、さまざまなサービスが生まれ、選べるオプションが増えてきているのは飼い主さんにとって嬉しいことですね。

いよいよ、物件探し~まず最初に確認しておきたいのは「飼育制限」

ペットが飼えると謳っている物件でも、実際にはペットの飼育について制限を設けているところは少なくありません。サイトで「ペット可」「ペットと住める賃貸物件」で検索すると多くの物件がヒットしますが、実際にはペットの種類や条件によって飼えない場合もあります。例えば・・・・

  • 猫と小型犬のみ
  • 大型犬は不可
  • 多頭飼いは不可
  • 猫は不可
  • 他の住民に迷惑を掛ける恐れのあるペットは不可(条件がはっきりしていない)など・・・

せっかく見つけた物件を根本的な理由で諦める・・・などということのないよう、飼育条件については最初に確認しておくべきでしょう。不動産会社などに部屋探しを依頼する場合は、自分がどんなペットを飼っているのかあらかじめ伝えておくと無駄がありません。

 

やっと見つけた良さげな物件~賃貸物件を見に行く際には何に注目すれば良いの?

実際に賃貸物件を内覧する時にはどういったことに気をつければ良いのでしょうか?ペットが飼えると喜んで入居したのに「実際に住んでみたら思ったよりペットの飼育に向いていなかった」というのでは困りますね。特に『ペット可』物件の場合、受け入れ態勢には差があります。ここでは物件を選ぶ際のポイントを考えてみましょう。

まずは周辺や建物全体をチェック

超高層マンションは避けた方が無難

ペットが飼える物件の中には30階を超えるようなタワーマンションもあります。眺望は抜群ですし贅沢な部屋が多いのですが、高層マンションの上階に住むことについては子供の体に及ぼす影響が危惧されています。明確なエビデンスはないものの、ペットにも同じ影響が出る可能性はあるでしょう。

例えば、高層マンションの上階はゆっくり横揺れしていますので三半規管を始めとする感覚気管に影響が出る恐れがあります。敏感な動物の場合は揺れに酔うこともあるかもしれません。また、高速エレベーターの昇降時に生じる気圧の差はペットの耳に影響を及ぼす可能性もあります。

さらに猫の場合はベランダからの転落も心配です。猫は幅5センチもあればベランダの上に飛び乗ることができますが高層マンションから落ちてしまったら命はありません。ペットを飼う場合はなるべく高層マンションは候補から外した方が無難です。

新築より中古がオススメ

中古物件をオススメするのは「中古なら汚しても大丈夫だから」だけではありません。新築物件はシックハウスの影響が中古物件より大きい可能性があるからです。シックハウスに関しては平成15年に改正された建築基準法で建材や換気についての新たな指針が示され、かなり改善されています。

それでも敏感なペットは部屋の壁や床から出る化学物質の影響を人間より受けやすく、体調を壊す可能性があります。中古物件も入居前にリフォームしますので壁紙などは新しくなっていると思いますが、新築よりは影響が少ないと考えてよいでしょう。

物件の近所に必要な施設はある?

ペットを飼うのなら近所に良い動物病院が必要ですし、ペット用品を売る店もあった方が便利ですね。また、犬を飼うのであれば散歩するコースについてもチェックしておきましょう。散歩コースが通行量の多い舗装道路だけだとちょっと可哀想です。ドッグカフェやドッグランなどの施設がそばにあるかどうかを調べておくと、最終的に物件を決める際の判断材料になるかもしれません。

周辺にペットオーナーはどのくらいの割合住んでいる?

『ペット共生』タイプの物件の場合、より積極的にペットの飼い主さんを募集しているため、住民の多くがペットを飼っていると考えて良いでしょう。しかしながら『ペット可』の物件の場合、飼い主さんは少数派の可能性があります。建物内にどのくらいペットが住んでいるかが、暮らしやすさのポイントになります。もし現地を訪れた際に管理人さんや近所の人に会えるようなら、実際にペットを飼っている住民がいるのかどうか聞いてみましょう。また、ペットに関するトラブルがないかどうかも聞いてみると良いでしょう。

お部屋のチェックは飼い主さん目線で

『ペット共生』タイプの物件の場合は、先ほどご紹介したようにペットのための設備がある程度揃っていますので、設備の充実度や使用時のルールをチェックすれば良いでしょう。

『ペット可』の物件の場合は、もともとペット飼育を想定した造りにはなっていませんので、飼い主さん目線でチェックすることが大切です。

部屋の換気

ペットを飼っているとどうしても臭いが気になります。24時間換気設備があればベストですが、少なくても換気設備があるかどうか確認しましょう。2003年7月以降に施工された物件には常時換気できる設備の取り付けが義務付けられていますが、それ以前の物件の場合、換気設備が充分でない場合もあります。

防音対策

ペットが起こす騒音は時に近所とのトラブルになります。物件に防音対策が取られているかどうか確認しましょう。また、都心のにぎやかな場所だと、外部の騒音でペットが体調を崩す場合もありますので、騒音対策の上でも防音設備は大切です。

傷付きやすい壁や建具

部屋のつくりはペットの飼育に耐えられるようにできていますか?もしくは入居してからペット用に手を加えられるでしょうか?障子やふすまはもちろん、畳や凸凹のある壁紙などはペットのいたずらの餌食になる可能性があります。賃貸物件は原状復帰が前提ですので退去する時のことまで考えて検討しましょう。

実際に探す際にはこだわるポイントを絞って

ペット目線で考えるとチェックポイントはたくさんありますが、こだわり過ぎてハードルをあげてしまうと物件が見つからなくなるのも事実。チェックポイントの優先順位はペットによっても異なりますし、入居してから改善できることもありますので、こだわりたい条件を絞って探すことをオススメします。

ほぼ決めた!~本契約の前に契約書はよく確認して

本契約する前に管理契約をよく確認しましょう。物件によっては思いもよらない規則が細かく決められている場合もあります。一度、契約してしまうと契約書など見ない場合が多いですよね。後でトラブルに巻き込まれないためにも入居前にルールを見ておくことが大切です。

住んでからが大切~気をつけたい!飼い主さんとしてのマナー

マンションなど集合住宅のトラブルのTOP3は、騒音、ペット、違法駐車だと言われています。ペットはトラブルの種になる可能性が高いということを心得ておきましょう。最初からペット共生を目的に作られた『ペット共生』タイプの物件であれば住民もペットがいることを織り込み済みでしょう。

しかしながら『ペット可』の賃貸物件では、ペットの飼い主さんは少数派で、ペットに寛容な住人ばかりではない可能性があります。ペットを飼うなら他の住民とトラブルにならないように日頃からマナーを守り、ペットを飼っていない人の迷惑にならないよう気をつけなければなりません。どのような点に気をつけたら良いのかまとめてみました。

もちろん室内飼いが前提

集合住宅でペットを飼う場合、室内飼いが前提だと心得ましょう。管理規則で定められていることも多いと思いますが、どんなペットであっても完全室内飼いする必要があります。

バルコニーにペットを出さない

個人の部屋に直結していますがバルコニーは実は共有スペースです。(住民が持っているのはバルコニーの使用権のみです)このためバルコニーの使用には制限が設けられていることが多く、規約でペットを出しておくことを禁じているケースは少なくありません。

犬の場合、バルコニーに出ると吠えた場合に迷惑ですし、猫ならバルコニーのフェンスを伝ってお隣に行ってしまうかもしれません。ましてやバルコニーでのグルーミングなどは他の部屋への迷惑になりますので絶対にやめましょう。

廊下や階段で住民とすれ違う時にはペットを脇にどける

ペットを連れている時に廊下や階段で住民とすれ違ったらペットを脇にどけましょう。リードを短く持ってペットが吠えたり飛びついたりして迷惑を掛けないようにコントロールすることが大切です。

エレベーターでは他の住民優先に

住民の中にはペットが苦手な人やアレルギーのある人がいる可能性もあります。エレベーターに既に他の住民が乗っていたら「ペットが乗っても宜しいですか?」と聞きましょう。急いでいない時には次のエレベーターを待つくらいの気配りがあれば、ペットのいない住民とトラブルになることは少ないはずです。

ペットは清潔にしておく

ペットの臭いは住民とのトラブルの大きな原因となります。エレベーターなどで一緒になった時にペットが臭っていたら同乗者も良い気がしないでしょう。集合住宅ではペットを常に清潔にし、他人の迷惑にならないよう気をつけなければなりません。

ペットの躾はマナーの基本

ペットが人に吠えたり飛びついたりしないように躾けることはマナーの基本中の基本です。自分で躾けられない場合はプロのトレーナーさんに指導をお願いしましょう。

入居したら早めに~ペット向けに部屋をプチリフォーム

賃貸物件を明け渡す時に悩ましいのはペットがいると部屋の現状復帰が難しい点。入居当初から部屋が汚れないよう工夫しておくと退出時のトラブルを最小限に防ぐことができます。また、隣近所に迷惑を掛けないためには防音対策も必要でしょう。ここでは、賃貸物件をペット向けにプチリフォームするアイディアをご紹介しましょう。

壁や柱をガードしよう

特にペットが猫の場合、壁や柱は爪とぎの対象になりがちですので、しっかりガードしないとボロボロになってしまいます。簡単に壁をガードするには「ペット ツメ傷保護シート(吸着タイプ)」を使いましょう。今ある壁や柱の上から簡単に貼れますし、透明ですので下地を生かすことができます。犬や猫は立ち上がり背伸びして壁に脚をつきますので、なるべく高いところまでシートを貼るようにしましょう。吸着タイプならはがすこともできますので現状復帰も簡単です。

また、壁紙の中には賃貸住宅用に壁紙の上から貼れて剥がせるタイプもあります。インテリアにこだわりたいという方にはオススメです。

床は防音カーペットで防御しよう

集合住宅の場合、ペットが走る音は思ったより下の階に響きます。自分の家の床下は他人の家の天井であることを忘れてはいけません。借りる部屋の床の種類にもよりますが、床に防音カーペットを敷くと良いでしょう。洗えるタイプのタイルカーペットなら、ペットが汚した場合でも汚れたところだけ外して洗うことができ便利です。ペットのツメから床を守ることもできますので一石二鳥でしょう。

窓にも防音を施す

カーテンにも遮音、防音タイプを購入すれば外に漏れるペットの鳴き声を抑えることができます。ペットの声の質にもよりますが、小型犬のような比較的高めの鳴き声には比較的効果があるようです。低い声の大型犬の場合は通常のカーテンとあまり防音効果が変わらないようですので、ペットによって使用するカーテンを選びましょう。

玄関にペットゲートを付けよう

人が訪ねて来た時にペットが飛び出してしまわないように玄関の手前にペットゲートを付けると安心です。最近では取り付ける場所のサイズに合わせて幅が調整できるペットゲートが売られていますので活用してみてはいかがでしょうか。

まとめ~ペットと楽しい暮らしのために

ペットとの暮らしは人の心に癒しと喜びを与えてくれます。しかしながらペットと楽しい毎日を送れるかどうかは、ペットと一緒に暮らしやすい物件を見つけることができるかどうか、そして住み始めてから他の住民とトラブルを起こさないよう上手くお付き合いできるかどうかに掛かっています。また、賃貸物件の制約の中でペットが心地よく過ごせるよう部屋の中を工夫することも大切でしょう。賃貸であっても住宅は一度入居すれば長期間住み続けることになります。ペットのためにも飼い主さんのためにも、賃貸物件探しにはじっくり取り組みましょう。

 
 

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