2015年9月15日更新

なぜ、犬には大きさや姿かたちの違うたくさんの品種があるの?

同じペットでも猫と犬とではそのバリエーションが大きく違います。猫の場合、大きさに差があったとしてもせいぜい2kg~7kg程度、被毛の長さや色のバリエーションはありますが、姿かたちはほとんと同じです。それに比べて犬の場合は1kg~100kgまで大きさはさまざまですし、姿かたちもまったく違います。なぜ、犬にはこんなにたくさんの種類がいるのでしょうか?今回は「なぜ、犬は種類豊富なのか、について調べてみました。

ペットの中でも犬の種類の豊富さはNO.1

現在、国際畜犬連盟に公認されている犬の種類は331種類。公認されていない犬の品種も含めると800種を超えると言われています。

種類が多いだけでなく、体の大きさや姿もバリエーション豊富です。例えばイングリッシュマスティフやセントバーナードのように体重が90kgを超える犬から、2~3kg程度しかないチワワまでその差は何と80kg以上。さらに足の長さや尻尾の形、顔の形まで実にさまざまで、同じ犬として分類されて良いのだろうかとさえ思えます。その違いはどうして生まれたのでしょうか。

犬の種類は人間との暮らしに大きく関係している

オオカミを祖先に持ちながら犬がさまざまな姿かたちに変化したのは、犬の暮らしが人間と密接に結びついていたことが原因だと言われています。

犬は最も古くから家畜化された動物ですが、人間との長い共生の中でさまざまな役割が与えられました。その役割により適した犬を作ろうと長年、品種改良が繰り返されてきたのです。

最も古くから犬に期待されたのは狩りを補助する役割の狩猟犬でしたが、時代が進むに従い牧羊犬、軍用犬、番犬、そり犬、救助犬などが犬の役割として認識されるようになり、それぞれの役割に合った品種が改良されていきました。

一方、犬を愛玩動物として愛する人たちのために見た目が可愛い小型犬や中型犬も作り出されました。こうした人間のさまざまなニーズにより犬の種類はどんどん増えていったのです。

犬の種類は人間とのかかわりの深さを表す

役割に応じてさまざまな品種がつくられた犬ですが、現代になってその役割はさらに細分化し、範囲を広げています。そのため、姿かたちだけでなく役割に合った性格をもつ犬の開発も進められています。

私たちは普段、愛玩動物として犬を飼っていますが、犬はもともと役割に応じて作られた動物であり、それぞれの犬のDNAには役割に合った性質や習性が組み込まれています。ペットとして犬を飼う場合はそれぞれの犬の元来の役割を理解し、性格を理解したうえで飼うことが大切でしょう。

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