2015年9月15日更新

豊臣秀吉の朝鮮出兵に由来する鹿児島県の「猫神神社」

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編集部

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狐や犬はよく信仰の対象として神社に祭られていますが、猫を御祭神として祭っている神社があるのをご存知でしょうか?鹿児島県鹿児島市にある「猫神神社」は単に猫を祭っているだけでなく、豊臣秀吉の朝鮮出兵にお供し、無事に戦火を逃れて帰国した2匹の猫が祭られていると言われています。今回は、鹿児島県の「猫神神社」をご紹介しましょう。

 

「猫神神社」の由来

豊臣秀吉が天下を治めていた時代、朝鮮を傘下に治めようとした秀吉は数回に渡って朝鮮出兵を行いました。文禄慶長の役(1592年~1593年)で秀吉の命により出陣した薩摩藩藩主の島津義弘は7匹の猫を連れて出兵しました。

猫の役割は、なんと時計。猫の瞳孔は明るさによって大きさが変わりますが、島津義弘は7匹の猫を各陣営に置き、瞳孔の大きさを見て時刻を計り出撃の合図に使ったと言われているのです。

7匹の猫のうち5匹は戦死しましたが、2匹は無事に薩摩に戻ることができました。そのうちの1匹は義弘の次男久保(ひさやす)に可愛がられた猫でヤスと呼ばれ、もう1匹はミケと呼ばれていました。これら2匹の猫を祭ったのが「猫神神社」。今でも毎年6月10日は愛猫家のために猫の長寿祈願や供養が行われています。

島津家の別邸に残る「猫神神社」

島津家の猫だったためか、「猫神神社」は旧島津家別邸の中にあります。桜島を真正面に臨む海沿い山麓に広がる島津家の別邸は現在では仙巌園と呼ばれていますが、小川が流れ、島津家の邸宅や砲台など歴史的な建造物が残っていて、NHKの大河ドラマ「篤姫」のロケにも使われました。

「猫神神社」はこの庭園の一角にある小さな神社ですが、愛猫家が愛猫の長寿を祈って数多く訪れています。園内の桜華亭売店ではヤスとミケが描かれた絵馬も売られ、猫の長寿を願う絵馬がたくさんかかっています。また、招き猫が描かれた「猫神神社」のお守りも愛猫家に人気です。

 

鹿児島を訪れたらぜひ足を伸ばして

猫にまつわる観光名所はいろいろありますが、鹿児島の「猫神神社」は戦国時代の史実や薩摩藩島津家由来の名所だけあって猫好きでなくても興味深い場所です。鹿児島に行く機会があったらぜひ、足を伸ばしてみてください。

  • 仙巌園(「猫神神社」は仙巌園内にあります)
  • http://www.senganen.jp/
  • 所在地/鹿児島県鹿児島市吉野町9700-1
  • 電話番号/099-247-1551
  • 入場時間/午前8:30~午後5:30 (年中無休)
  • 入場料/大人(高校生以上)1,000円、小中学生 500円 (団体割引あり)
 
 

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