2016年3月6日更新

【獣医師監修】犬の鼻炎。原因・症状から治療法まで

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鼻水ずるずる。くしゃみ連発。鼻炎が辛いのは人も犬も同じです。人の場合は耳鼻科へ通ったり、ドラッグストアで薬を買ったりして対処する人が多いでしょう。犬は一体どうすれば鼻炎を治すことができるのでしょうか。

悩まされている飼い主の方も多い、犬の鼻炎について解説します。

 

犬の鼻炎の症状

犬の鼻炎の症状は人とよく似ています。

主な症状は鼻水とくしゃみです。鼻水の色や性質は、鼻炎の原因によってさまざまで、水のようなサラサラとしたもの(ウイルス感染の初期)や、黄色や緑色で粘り気のあるもの(細菌感染や腫瘍、歯根部の疾患など)などがあります。

くしゃみの頻度が少なく、鼻水が水気の多いものだと、そもそも鼻水を垂らしていることに気づかない飼い主さんも多いようです。症状が進行すると、くしゃみの回数や鼻水の量が増えてきます。

さらに悪化し慢性的な鼻炎になると、鼻の奥にも膿みが溜まり、副鼻腔炎という病気を引き起こしてしまう恐れもあります。

犬の鼻炎の原因

鼻炎とは名前のとおり、鼻の中に炎症が発生することで起こります。

炎症を起こす主な原因には

  • ・ウイルス、細菌、真菌などの感染
  • ・花粉、ハウスダストに対するアレルギー反応
  • ・鼻の中に出来た腫瘍
  • ・異物の吸引などにより鼻の中にできた傷や異物そのもの
  • ・口蓋裂や歯根部の疾患など口腔内疾患

があります。

 

犬の鼻炎の治療法

鼻炎の原因によって異なります。

鼻の中に異物があれば、それを取り除きます。

また、他の病気により発生したのならば、その病気の治療にあたります。ウイルスや細菌、真菌などの感染が原因の場合は、それらに対する薬を投与します。消炎剤を併用することもあります。

また、アレルギーが原因ならアレルゲンの特定と抗アレルギー剤を投与します。ただし、アレルゲンの特定はとても難しいのが現状です。

いずれにしても飼い主さん一人では解決できませんので、獣医さんの指示に従い、きちんと対処しましょう。

犬の鼻炎の予防法

ウイルス感染症に関してはワクチンを接種しましょう。また、愛犬の体や飼育環境を清潔に保つことも、鼻炎予防には有効です。

体の免疫バランスが崩れていると、感染症などにもかかりやすくなり、結果的に鼻炎を起こしてしまうリスクも高まります。

食生活に注意したり、ストレスを避けたりといった、日々の愛犬の健康管理で免疫力を高めておくことが大切です。