2017年6月10日更新

【犬の虫歯】ちゃんと歯磨きしてますか?犬だって虫歯になるんです。症状・原因・治療法について【獣医師監修】

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犬って虫歯になるの?

人にとって虫歯はかなり身近な病気ですよね。実は犬も虫歯になることがあるのです。

ただし虫歯になってしまう確率はとても低いでしょう。なぜかというと

  • 犬の唾液は殺菌作用が人よりも強い(アルカリ性が非常に強い)
  • 一気にご飯を飲み込むので、食べ物が口に残らない
  • アミラーゼという物質が唾液に含まれていない

といった要因から虫歯になりにくいのです。

犬の口周りのトラブルの割合はほとんどが歯周病で、虫歯はほんの一割にも満たないようです。

それでも決して虫歯にならないわけではありません。また後述しますが、人と違って犬の虫歯の治療は意外と大がかりになりますので、日ごろからの対策はしておいて損はないでしょう。

犬の虫歯の症状

虫歯になると犬も人も同じような症状があらわれます。

  • 口臭がひどくなる
  • 歯が変色する(白から黒・黄土色へ)
  • 食欲不振、食べるスピードが遅くなる
  • 歯に穴が空いている

以上のような症状がみられる場合は、すぐに病院で診察を受けましょう。人と同様、放置しておくとどんどん悪化し、虫歯になってしまう歯も増えてしまいます。

 

犬の虫歯の原因

虫歯になりにくい体質の犬ですが「本来なら犬が食べないようなものを与える」と虫歯になってしまうリスクが高まります。特に砂糖が含まれる食べ物や、歯に挟まりやすい食べ物が虫歯菌を増殖させてしまう原因になります

加えて歯周病も、間接的に虫歯菌を増やしてしまいます。

犬の虫歯の治療

  • 虫歯になった歯を削る
  • ひどいときには抜歯する

といった治療内容は人と同じです。

しかし虫歯を治療するために、まずは犬に口を開いてもらわなければなりません。ところが大抵の犬は口内を触らせるのは嫌がります。中には暴れまわってしまう犬もいるようです。嫌がる犬を無理やり押さえつけて口腔内の治療を行うことは、犬にとって大変ストレスとなるため一般には行われません。

そこで一般的に犬の虫歯を治療する際には全身麻酔をかけます。犬の年齢によってはかなり大きな負担になってしまいますね。

負担が大きいのは犬の体だけではありません。治療費も抜歯するほど酷ければ治療費も高額になってしまいます。無駄な出費を抑えるためにも、虫歯はやはり日頃の予防が重要ですね。

犬の虫歯の予防法

一番効果的なのはやはり歯みがきです。

嫌がる犬も多いですが、ぜひ挑戦してみましょう。子犬の頃から習慣づけておくと後々楽になるでしょう。犬が歯磨きを嫌がらないようにチキンやバニラなどの味がついた犬用の歯磨き粉などのオーラルケア製品もあるので試してみてはいかがでしょうか。

虫歯は治療しなければ治りません!

虫歯の治療はかなり億劫ですよね。しかし風邪と違って、虫歯は放っておいて治る病気ではありません。一度なってしまったら、なるべく早く治療することが必要です。

 
 

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