2015年5月29日更新

猫にも血液型があるって知ってた? 猫の血液型と輸血について

ペット生活

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編集部

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あなたは自分の猫の血液型を知っていますか?実際、長く猫を飼っている飼い主さんでも血液型があることすら知らないことが多いようです。

猫の血液型にはどんな種類があるのでしょうか?輸血の際には人間と同じように輸血ができない血液型の組み合わせがあったりするのでしょうか。今回は、猫の血液型についてご紹介しましょう。

 

猫の血液型は3種類

猫の血液型はA型、AB型、B型の3種類。人間と違ってO型はありません。3種類の中で一番多いのは、A型で93%がこの血液型、AB型は5%、B型は3%だと言われています。

ちなみに猫の種類によって出やすい血液型が異なります。例えばアメリカンショートヘア、サイアミーズ、バーミーズはほぼ100%の確率でA型。スコティッシュフォールド、ソマリは80%の確率でA型ですが、B型、AB型のすべてが確認されています。

日本の猫は雑種も含めてほとんどがA型のようです。

輸血できる組み合わせは?

基本的には同じ血液型から輸血をします。しかしながら、B型の猫への輸血でB型の血液が入手できない場合、A型の血液を使用することはあるようです。

A型のB型抗体は弱く副作用も比較的弱いためで、逆にB型のA型抗体は強くA型の血液の赤血球が破壊されてしまうため、B型の血液をA型に輸血することはできません。

 

血液型を把握するメリットとは?

猫の血液型はすぐに判定することができないため、知っておくと急に輸血が必要となった場合などに大きな助けになります。

通常、輸血の際には輸血を受ける猫の血液と輸血する血液を混ぜ合わせて凝固しないかどうかを調べるクロスマッチ検査を行い、輸血の可否を判断しますが、血液型を知っておくとその検査をしなくても輸血が可能です。

さらに血液型を知っていれば、血液型の違う母親から授乳されることで起こる新生子溶血を防ぐことも可能です。

これは、B型のメスがA型のオスと交配してA型、AB型の子猫を産んだ場合に起こるトラブルで、B型の母猫の初乳に含まれている強いA型抗体がA型、もしくはAB型の子猫の体内に入ると、子猫の赤血球を破壊してしまい、2日~3日で死に至らしめます。

事前に血液型を把握し、母親がB型だと把握していれば、生まれてすぐに母親から離して人工ミルクで授乳することで新生子溶血を防ぐことができ、子猫を救うことができるのです。

猫の輸血はどのようにして行うのか?

動物の場合、輸血用の血液がストックされている訳ではありませんので、輸血を受ける場合はドナーを探して直接、輸血を受けることになります。

病院によっては輸血用に犬や猫を飼っている場合もあり、病院の猫から血液型の合った猫から輸血を受けることができます。
また、病院によってはドナー猫を登録しているところもあり、必要に応じて登録している猫に輸血をお願いしているようです。

最後に

健康に過ごしていれば知らなくても何の問題もない血液型。それでも自分の猫がどの血液型なのかは、飼い主さんとして興味があるところでしょう。最近では動物病院で検査をしてくれますので、何かの機会に調べてもらっても良いかもしれません。