2015年6月11日更新

猫のオシッコの臭い、どうやったら消せるの? 猫のオシッコ臭の秘密と脱臭方法

ペット生活

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編集部

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猫のオシッコの臭いって独特ですよね。オシッコの直後はそんなに臭いは感じませんが、時間が経つにつれて、臭いが強烈になってきます。

猫がトイレ以外のところでオシッコしてしまうなど、猫のオシッコトラブルに悩まされている飼い主さんは多いと思います。

トラブルの元となっている原因を解決するのが最も大切ですが、同時にオシッコの臭いを消す方法も飼い主さんにとって重要なことでしょう。

今回は、猫のオシッコの臭いを消す方法についてご紹介します。

 

そもそも猫のオシッコは何故、臭い?

猫のオシッコが臭い原因を解明したのは、理化学研究所と岩手大学の共同研究チームです。猫のオシッコの中に他の哺乳類に比べて大量のタンパク質が含まれていることに注目しました。

普通の哺乳類なら、オシッコにタンパクが出ていれば何らかの病気を疑わなければなりません。

しかし、猫の場合、健康でもタンパクの流失があったことから、研究チームはそこから猫の尿生成のメカニズムを研究しました。

猫のオシッコを分析したところ、尿に含まれるタンパクは腎臓から大量に放出される「コーキシン」というアミノ酸であること、そしてこのコーキシンが触媒となって猫の性ホルモン、フェリニンを大量に発生させていることが解かりました。

フェリニンにはイオウ成分が含まれていて、これが空気に触れるとチオールという物質に変わりますが、これが臭いの原因になっているのです。

フェリニンはフェロモンの元となっている物質で、このことから猫のオシッコの臭いは雌猫へのコミュニケーションの道具であることが解かります。

ちなみにフェリニンとコーキシンの量は去勢された雄猫や雌猫と比較すると、去勢していない雄猫で高いことが解かっています。

野良猫のオシッコが去勢した室内飼いの猫に比べて臭いのは、ここに理由があったのですね。

理屈はともあれ、臭いを消すにはどうすれば良いの?

猫のオシッコの臭いのメカニズムはともあれ、飼い主さんとしては臭いを消す方法が大切ですね。

猫のオシッコの臭いのメカニズムが解明されたためか、最近ではさまざまな脱臭商品が出回っています。

例えば、猫用バイオ消臭剤「ねこピタ」(株式会社クラウド)。これは微生物群の力で臭いの元を発酵させることによって臭いを消すものです。

洗濯槽の掃除や家庭菜園でも使われているEM(株式会社EM研究所)も同じく微生物群の力で消臭する商品として知られています。

また、家庭に手軽に入手できるもので言うと、オシッコされたところに熱湯を掛ける、重曹水やみょうばん水を作って拭くなどの方法もあります。

他にもさまざまな商品、方法があると思いますが、ここでご紹介したのは、自然に近く人間や猫の体に影響のある化学成分が含まれていません。

飼い主さんにとっては迷惑なお漏らしですが、あくまでも、猫に悪影響のない方法を選びたいものです。

 

お布団にオシッコされてしまう場合の最終手段

粗相の中でも、一番困るのが布団へのお漏らしでしょう。猫に粗相されて、何度も布団を捨てている飼い主さんもいらっしゃいますね。

布団はなかなか臭いが取れませんので、お漏らしが直らないようなら、一層のこと、洗える布団を買いましょう。

布団に熱湯を掛けてから、重曹を加えた洗剤水で洗えば、オシッコの臭いも、それなりに取れるようです。

猫の粗相には知恵とアイディアで対抗しよう

猫の粗相には必ず理由があります。その原因を突き止めて直すことが一番大切なのは言うまでもありません。

しかしながら、大抵の場合、お漏らしを直すには時間がかかるようです。

飼い主さんとしては、泣きたくなるような状況ではあるでしょうが、先人の知恵を活用して明るく乗り切ることをおススメします。