2015年6月11日更新

「猫にまたたび」喜んでいるけれど悪影響はない?またたびの正体と効用

ペット生活

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編集部

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猫の飼い主さんなら、猫に「またたび」をあげると、喜んで酔っ払いのように、ふにゃふにゃになるのをご存知でしょう。

猫が興奮するので、元気がない時や、食欲がない時に「またたび」を嗅がせると言う人もいるようです。

しかしながら、あんなに恍惚状態になって大丈夫なのでしょうか?人間のアルコール中毒のようにならない?

今回は意外に知らない「またたび」の正体についてご案内しましょう。

 

「またたび」って一体、何モノ?

「またたび」は粉末や液体で売られていることも多いので、その正体を知らない人は意外に多いのではないでしょうか。

「またたび」は、実はツバキ目マタタビ科のつる植物で、6月~7月にかけて白い花を咲かせます。日本では北海道から九州に至る広い地域の山林に生えています。

果実は、生食のほか、塩漬けやみそ漬けにしたり、お酒に漬けて薬用酒にされることもあります。

さらにつぼみの時期にマタタビノアブラムシという虫が寄生した果実は、いびつな虫こぶ状になりますが、これは漢方薬として珍重されてきました。

猫だけでなく、人間も結構「またたび」のお世話になっているのですね。

なぜ、猫は「またたび」が好きなの?

猫が反応するのは、「またたび」の持つ特殊な臭いで、「β-フェニルエチルアルコール」「マタタビラクトン」や「アクチニジン」などと言われる成分です。

これらの成分をヤコブソン器官で感知すると中枢神経が麻痺するため、猫はゴロゴロと喉を鳴らしながら「またたび」に体を擦りつけ、涎を垂らしたりします。

この状態は恍惚や性的興奮に近く、1回で大体、20~30分続くと言われていますが、猫によって個体差があり、メスや子猫よりはオスの方が強い反応を示すことが多いようです。

 

「またたび」に危険性はないの?

多くの猫がしばらくすると、けろっとして元の状態に戻るため、「またたび」は害がないと言われてきました。

しかしながら、最近では「またたび」によって呼吸困難に陥るケースも報告されていますので、手放しで安心という訳ではなさそうです。

自分の猫に「またたび」を与える際は、量や時間に注意しましょう。最初は、お試しで少しの量をあげ、適度な時間で取り上げた方が良いかもしれません。

ちなみに、「またたび」はさまざまな形状で売られていますが、効果の強い順に、粉末、液体、果実、枝、葉だと言われています。