2015年6月11日更新

猫は何故、日向ぼっこが好き? 猫と日向ぼっこの秘密を探る。

ペット生活

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編集部

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窓のCMで猫が室内の日向に合わせて移動するシーンがありましたが、猫は日向が大好き。夏の暑い日でも陽の当たる場所で悠々と昼寝をしていたりします。

猫は何故、日向が好きなのでしょうか?何か意味があるのでしょうか?

今回は、猫と日向ぼっこの関係について探ります。

 

日向ぼっこにはメリットがいろいろ

カルシウムの吸収UP

一昔前まで、猫は太陽に当たって皮膚でビタミンDを生成し、それを体内に取り込んでいるという説がありましたが、最近になってこの説は間違いだと判明しました。

ビタミンDは猫にとって必要な栄養素ですが、やはり食べ物から摂取する以外になさそうです。

ただし、日光に当たることでビタミンDが活性化することはあるようですし、その結果、カルシウムの吸収率が上がることも報告されています。

陽に当たって体温を保つ

熱い夏や炎天下は別として、猫は日向に寝そべることで、体温を一定に保つと言われています。

猫の体温は人間より高く、38℃位ですが、この体温を楽に維持し、健康を保つためにも猫は日向ぼっこをするのではないかと考えられています。

紫外線を浴びて体を殺菌

元々外を歩く動物だった猫にはダニやノミなどが寄生しがちです。また、体毛にさまざまな菌が付着する可能性もあるでしょう。

猫に限らず、動物の日向ぼっこは皮膚や体毛を乾燥させ、日光消毒させることで、皮膚を清潔にし、病気を防ぐためだと言われています。

単に気持ちいい

当たり前のことですが、元々外で暮らす猫にとって、温かい太陽の光はこたつや布団のようなもの。人間でも寒い季節は陽の当たるところで暖を取りたいですよね。

カルシウムの吸収や皮膚の殺菌などの効果は猫が意識しているかどうかわかりませんが、「暖かくて気持ちいい」というメリットには確実に猫の気持ちが反映されています。

日向ぼっこさせる際に気を付けたいこと

日向ぼっこは猫にとって健康に良い習慣であることは間違いありませんが、場合によってかえって危険なこともあります。

まず、日向ぼっこさせる場所は、飼い主さんが注意しなければならない大切なポイントです。

というのも、日向ぼっこなどでマンションのベランダに出していた猫がベランダから落ちるという事故が年に数百件も報告されているからなのです。

(※参考記事:フライングキャットシンドロームって知っていますか?高所から落ちる猫の危険について。)

猫はバランスの良い動物で高いところから落ちても見事に着地すると言われていますが、マンションの高層階から落ちることで骨折などの大きな怪我を負うことも珍しくありません。

マンションに住む飼い主さんは、猫がベランダから落ちないように充分な注意が必要です。

また、真夏の暑い時期は、日向ぼっこをしていた猫が熱中症になることもあります。特に高齢の猫は、体温調整が難しくなっていますので、様子を見て中に入れてあげることも必要です。

飼い主さんとしては癒しの日向ぼっこが悲劇にならないよう、気配りしたいものです。