2015年6月15日更新

犬はくさいものが好き!?臭いから多くの情報を得る、犬の嗅覚について

ペット生活

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編集部

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散歩時の臭い嗅ぎについて、体に悪いものを誤って口に入れる危険性があることから、習慣にさせない方がいい。という話はよく聞きます。

しかし、もしかしたら臭い嗅ぎは犬にとって意味のある行動なのかもしれません。今回はあえて日常生活における犬の行動について、犬の視点に立ってお話ししていこうと思います。

 

犬が砂や腐った草の上で転がり回る?!

近年、地面はコンクリートで固められ、なかなか砂や草だけの場所を見つけるのは大変かしれません。しかし、公園などで、土やちょっと腐ったような葉っぱの上でお腹を出して気持ちよさそうに転がり回る犬をみたことがありませんか?

一体何のためにやっているのか・・・私たちからしてみれば、あとで体を拭く手間が増えてしまうので、是非やめてほしいと思ってしまいますね。

実はこの行動には“臭い”が関係しているのです。

私たちにとってはただの砂埃や腐った臭いのする草も、犬の鋭い嗅覚ではもっとたくさんの情報を感じ取ります。私たちが感じているよりも多くの臭い(匂い)を楽しんでいるのです。

たとえば、最近引っ越してきた若い雌犬の匂い。犬の野生本能をくすぐるような新緑の匂い。

私たちにとってはいい香りでなくとも、犬にとっては全身にその匂いをつけたくなるほど魅力的な香りなのです。

石鹸の“いい香り”が犬のアイデンティティーを奪う?!

犬と一緒に過ごしていると、その動物臭さが私たちの社会では不要なものとされ、シャンプーをすることで臭いを落とそうとしたりします。

ノミ・ダニから守るという意味では犬にとっても悪いことばかりではないシャンプーですが、犬をシャンプーの香りにすることで、その犬のアイデンティティーを奪っていると考えることもできます。

私たちにとっての“いい香り”と感じるシャンプーの香りは、人工的な化学物質の香りであり、犬にとっては何の情報も入っていない空っぽの香りなのです。
だからこそ犬はシャンプーが終わると、一目散にマットなどに体をこすりつけて石鹸の匂いを落とし、代わりに自分の身にまとっていた匂いを付け直そうとしているのではないか・・・?

そんな風に考えることもできます。

犬が大事にしているボロボロの布団などは、あまり頻繁に洗濯せずにそのままにしておくことも必要かもしれません。

 

犬の楽しみを考える

犬が私たちと一緒に暮らすために守るべきルールは沢山あります。いうまでもなく、それを教えることは飼い主の義務といってもいいでしょう。

しかし同時に、犬にとって確実に楽しみが減少している人間社会の中で、愛犬の楽しみを見つけ、作ってあげることも飼い主にとっては必要なことなのではないでしょうか。

人間社会のルールを守らせながら、愛犬の生活も豊かにする・・・バランスは難しいですが、普段の生活の中で“犬の視点”も忘れずに暮らすことができれば、もっともっと人と犬は良いパートナーになれるのではないでしょうか。