2015年11月2日更新

知能はなんと5歳児並み! 足し算ができるヨウム、アレックスの天才ぶり

ペット生活

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編集部

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大型のインコの仲間であるヨウム。頭が良くおしゃべりも得意だということが知られるようになってペットとして飼う人も増えてきました。そんな頭の良いヨウムの中でも天才ぶりを発揮して一躍有名になったのがアメリカの心理学者アイリーン・ペッパーバーグ博士の飼っていたアレックスです。アレックスの死後に発表された論文はアレックスの天才ぶりを世に知らしめました。今回はヨウムのアレックスについてご紹介しましょう。

 

ヨウムって一体どんな鳥?

ヨウムは頭の良い鳥として有名ではありますが、初めて名前を聞いたという方もいるでしょう。そんな人のためにまずヨウムという鳥について少しご紹介しましょう。

ヨウムはアフリカ西海岸に生息する大型のインコで体長は30センチ以上あると言われています。派手な色のオウムと違いヨウムの体はグレーの濃紺の羽毛に赤い尾羽がアクセントのシックな姿が特徴です。

平均寿命は50年前後だと言われ、その間に2度の反抗期があります。反抗期には自己主張
が強くなり攻撃的になるそうですので、まるで人間のようです。

人の言葉をよく覚えますが言葉を真似するだけでなく、言葉の意味を理解して会話する能力があるとも言われ、この点は他の動物や鳥にはない能力でしょう。電話のベルやサイレンなども真似するので飼い主さんはだまされないよう注意が必要です。

天才ヨウム、アレックスとは?

1976年生まれのアレックスは比較心理学者アイリーン・ペッパーバーグ博士が飼っていたヨウムです。ペッパーバーグ博士がアレックスの死後に発表した論文によるとアレックスは50の物体、7つの色、5つの形を認識し、6つまで数字を数えることができたと言われています。さらに「0」の概念をも理解していたという驚くべき話もあります。

アレックスは天才と言われていましたが、ごく普通のヨウムの能力を調べることが前提だったためペットショップから普通に購入されてきました。アレックスにももちろん才能はあったのでしょうが、類まれな天才ぶりは1日10時間近いトレーニングのおかげだと言われています。

 

感動的なアレックスの最期

アレックスはヨウムとしてはちょっと短命な31歳でこの世を去りました。亡くなる前にアレックスがペッパーバーグ博士と交わした会話は非常に感動的な内容でTVなどでもずいぶん取り上げられました。

  • アレックス「明日もいい子でね。愛してるよ」
  • 博士「私も愛しているわ」
  • アレックス「明日もいるよね」
  • 博士「ええ、明日もいるわ」

そしてその夜、アレックスはケージの中で亡くなったのでした。アレックスの言葉は「自分の死を知っていたのではないか」と話題になりました。

アレックスのようなヨウムなら本当に家族になれそう

自分の希望を言葉にすることができるアレックスと博士との間には飼い主とペットを越えた心の通い合いがあったのでしょう。アレックスと博士の話はTVで取り上げられ、本にもなって多くの人を感動させました。こんなヨウムと30年も一緒に暮らしていたら、毎日が楽しくなりそうですね。