2015年10月30日更新

動物を虐待から守るアニマルポリスって何?

日本でも動物愛護法が改定されて愛玩動物に対する虐待や飼育放棄を罰することができるようになりましたが、海外には動物虐待や飼育放棄を取り締まり、場合によっては逮捕できるアニマルポリスが存在する国があります。海外ではペットの生きる権利が早くから認識され大切にされてきたのです。今回はアニマルポリスについてご紹介しましょう。

アメリカのアニマルポリス

ペット大国アメリカには大きな動物保護団体が2つあります。ひとつはHuman Society of the United States(米国動物保護協会)で政府の資金と寄付金で運営されている組織です。
もうひとつが100%寄付金によって運営されているASPCA(米国動物虐待防止協会)です。

これら2つの団体にはどちらも警察と同様の捜査権、逮捕権をもった捜査部隊があり、ニューヨーク市ではこの捜査部隊がペットを虐待、飼育放棄している飼い主を捜査し、場合によっては逮捕してペットを保護する活動を行なっています。捜査員は銃や手錠の携帯を許されていて日夜動物虐待に目を光らせています。

また、ロサンゼルスには公的なアニマルポリスもあります。ロサンゼルスのアニマルポリスはロス市警や動物管理局の捜査員などで構成されていてニューヨークと同じように逮捕権や捜査権を持ちペットを守る任務に就いています。

イギリスのアニマルポリス

イギリスのアニマルポリスは歴史が古く、警察の組織ができるより3年も早い1824年に生まれたと言われています。もとは鞭で打たれて体を壊す馬や酷使されて死んでしまう牛が多かったことからロンドンの貴族がポケットマネーで捜査員を雇ったのが始まりでした。この組織は1840年にはロイヤルの称号を受け、英国王立動物虐待防止協会という名で発展を遂げて今に至っています。

イギリスのアニマルポリスの捜査員になるためには獣医学の基礎や動物に関する法律などを学ぶだけでなく、災害時に動物を助けるための訓練も受けなければならず、合格は狭き門だと言われています。

ペット先進国のペット愛護のあり方

アメリカやイギリスなどのペットの先進国ではペットへの虐待や飼育放棄、ネグレクトなどは罪になると認識されていますし、国や組織によって多少の違いはあるもののアニマルポリスの権限は当然のこととして受け入れられています。

日本では愛護法の改正はあったものの、現在もペットに対する罪を専門に追及する専門組織はありません。最近では動物に対する虐待や飼育放棄がニュースになることが増えましたが日本にもこうしたペットに対する犯罪を取り締まる組織ができることを期待したいところです。

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