猫は飛行機に乗せられる?国内線・国際線で違うペットの搭乗ルールとは

猫は環境の変化を嫌う動物ですが、故郷へ帰省する際や旅行時などには、やむを得ず飛行機に乗せなければならないときもあるかと思います。

そんなときは、航空会社にどうお願いをし、何に気を付ければよいのでしょうか。

 

航空会社には必ず確認を

猫を飛行機に乗せたいときは、まず航空会社に確認を取ってみましょう。

中には猫を乗せられない飛行機もあるので、事前にHPや旅行会社で確認することが重要になります。

また、飛行機は猫にとって必ずしも安全な乗り物ではありません。

実際に、アメリカの動物愛護団体ASPCAは騒音や気圧の変化が激しい飛行機での移動は猫の体に大きな負担をかけるため、できるだけ避けるようにと勧めています。

猫にとって飛行機はストレスの原因ともなり得る乗り物だからこそ、できれば避けたい移動手段です。そのため、飛行機に乗せる前には回避策がないかを必ず考えましょう。

 

【国際線】猫を飛行機に乗せるには?


猫を飛行機に乗せるときは、国内線と国際線によっても手続法や必要なものに違いがあるので、あらかじめ確認しておきましょう。

ANA国内線

  • 事前予約:不要(ただし、搭乗日前日までにANAウェブサイトまたはANA電話窓口事前予約をすることは可能)
  • 料金:ペットケージ1個につき6,000円(一部路線は4,000円)

ANA国内線では出発の15~30分前まで、空調の効いた空港カウンターや保管スペースでペットを預かってくれます。

また、外気温の影響を受けやすい5月1日~10月31日の期間中はペットケージに保冷剤や給水器を取り付けるサービスも行ってくれます。

ただし、この期間中は通気性が悪くなるため、ペットケージにカバーを取り付けた状態では預けられなくなるので、注意しましょう。

搭乗させる猫には事前に、ワクチンを接種させておく必要もあります。

また、事前予約なしで預ける場合は当日、同意書を提出しなければなりません。

飛行機1機に乗せられるのは3檻まで(1檻/猫1匹)という規定もあるため、多頭飼いの方は気を付けてください。

JAL国内線

  • 事前予約:不要(当日は搭乗の30分前までに手続き)
  • 料金:ペットケージ1個につき3,000円~6,000円(1区間あたり)

事前予約不要ですが、「ペット料金事前お支払サービス」を使って、前日までにペット料金を支払っておくとスムーズに搭乗ができます。

出発前までは出発直前までカウンターで預かってもらえたり、いつも使っているタオルも一緒に預かってもらえたりします。

スカイマーク国内線

  • 事前予約:不要(当日は搭乗便出発時刻の30分前までにカウンターで手続き)
  • 料金:一律5,000円(1区間1ケージにつき)

スカイマークでは、ケージとの合計重量が32kgのペットまで預かってもらえます。

当日は同意書を記入した上で、料金を支払い、空調のある飛行機の貨物室に乗せてもらえます。

ただし、貨物室のスペースの関係上、1便あたりで預かれるペットの数が制限に達した場合は後続便に振り替えられる場合があります。

 

猫は国際線にも乗せられるの?

国際線にペットを乗せるときは事前に予約が必要となります。

ペットケージの重量や種類などを伝えたのち、後日結果が案内されるケースもあるので、前もって計画を進めておく必要があるでしょう。

出国前には輸出検疫を受けなければなりませんし、必要書類も国によって異なるため、各国の大使館に確認することが大切です。

また、持ち込むペットケージについても、安全ロックが施されているものや体の向きを変えられるほどの広さがあるものでなければならないなど、細かな規定があります。

そして、短期間の旅行であっても帰国時には輸入検疫を行わなければなりません。

マイクロチップの装着も徹底しよう

日本ではまだあまり浸透していませんが、マイクロチップは帰国時に必要となります。

マイクロチップは日本で識別できるよう、国際標準規格(ISO)のマイクロチップを埋め込むようにしておきましょう。

マイクロチップの装着を日本で行っている場合は、輸出検査時にマイクロチップ埋め込み証明書を提出しましょう。

 

飛行機に乗せるときの注意点

国際線の場合は、乗せたい猫の年齢も重要視されます。

実際に、ANAでは事前予約時に生後8週が経っているかを聞かれるので、預かりが難しいと言えそうです。

そして、Japan AIRLINEではバーミーズ、ペルシャ、ヒマラヤン、エキゾチックショートヘアといった猫種の預かりが厳しく、他の航空会社でも短頭種は熱中症や酸素欠乏になりやすいため、飛行機に乗せられない可能性があります。

なお、体力のない老猫にとって飛行機はより大きな負担になるため、できるかぎり避けるようにしましょう。

当日の流れは?

国際線の場合

事前予約をしていない場合は搭乗の30分前までに手荷物受付カウンターへ行き、同意書にサインをし、料金を精算した後、猫を預かってもらいます。

換毛期は抜け毛が激しくなるので、事前にアンダーコートをしっかりとケアしておくとよいでしょう。

夏季はANA国内線で行われているように、保冷剤をタオルなどで包み、ペットケージの中に入れておくのもおすすめです。

また、当日猫の体調が悪いときはできるかぎり対処してあげましょう。

例えば、冬であれば搭乗時にカイロや毛布などを一緒に入れてもよいか聞いてみてください。

ペットケージの中でのストレスを和らげるため、事前に慣れさせておくことも大切です。

国際線の場合

当日は輸出国、輸入国の検疫制度に則った必要書類をチェックインカウンターに提出し、同意書にサインを行い、料金を支払います。

国際線は飛行時間が長くなりますが嘔吐を防ぐため、食事は出発の3~4時間前に済ませるようにしましょう。

気温が高い日はペットケージの中に保冷マットやアルミプレートをいれてあげ、寒い日は体を保温できるよう、毛布などをいれておきましょう。

もしも当日に猫の体調が思わしくない場合は、下痢や嘔吐に対応できるよう、ペットシーツをあらかじめ敷いておくのもよいかもしれません。

興奮状態になってしまう子には、事前に獣医師から処方してもらったペット用の精神安定剤を飲ませるのもひとつの方法です。

事前にかかりつけの獣医師と相談をしよう

飛行機に猫を乗せるときは、少なからず危険が伴います。

ですから、やむを得ない理由で乗せなければならないときは、事前に獣医師と相談し、愛猫の体調をよくチェックした上で、飛行を検討していきましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

古川諭香

キャットケアスペシャリストの資格を活かし、さまざまな猫メディアにて猫情報を分かりやすく配信中。自身も猫サイトを立ち上げ、愛猫と楽しく暮らしていくための秘訣や猫に関する知識などを分かりやすく解説。猫と一緒に暮らせる猫仕様の家も建設し、人と猫が快適に生活していくための方法も伝授している。