ハムスターが巣箱でオシッコをして困っている飼い主さん、結構多いのではないでしょうか?巣箱の掃除がアンモニア臭がキツくて大変。さらに掃除の回数も増えるので、手間もかさむ。と、悪いところだらけですね。
今回はハムスターが巣箱でオシッコをしてしまう理由と、ハムスターの排泄に関わる習性、そして巣箱でオシッコをすることに対する解決策をご紹介します。
ハムスターの排泄・排便の習性
ハムスターは本来、オシッコに関しては巣箱とトイレは分けて使う習性を持っています。反対に、排便は決まった場所でする習性はないので、巣箱のあちこちでやってしまう傾向があるようです。
しかし様々な理由や個体差によっては排泄する箇所がバラバラになってしまい、巣箱の中でもオシッコをしてしまうハムスターも決して少なくないようです。
ハムスターが巣箱でオシッコをする理由
それではなぜ、本来はあるべきところでオシッコをしてしまうハムスターがいるのでしょうか。考えられる理由は「トイレの環境が悪い」「膀胱炎などの泌尿器が病気を患っている」といったことが挙げられます。はっきりと断定することは難しいでしょう。
ハムスターのオシッコの対策法
ハムスターはしつけが出来ない動物なので、巣箱でオシッコをしてしまう癖は治りません。病気が原因ではない場合、一番確実なのは「環境」を変えてあげることです。
巣箱のなかでオシッコをされても、掃除を簡単にするため、「巣箱を2個以上設置する」「巣箱を使い捨てにする」「そもそも巣箱を設置しない」といった方法をおすすめします。
ハムスターは巣箱を設置しなくても、巣材を集めて勝手に巣を作り、そこで生活してくれます。また巣箱がティッシュペーパーの箱でも十分な寝床になるでしょう。
ハムスターを人の都合に合わせるのではなく、なるべく飼い主の方が掃除の手間を省けるよう努力しましょう。
ハムスターのオシッコの放置は厳禁です
面倒臭くてついつい嫌厭しがちな巣箱の掃除ですが、放置してはいけません。
不衛生なのは言うまでもなく、気温が高く、湿度が高い時期ではカビの原因にもなってしまいますし、アンモニア成分によって呼吸器疾患にも繋がってくるので、発見し次第すぐに掃除するようにしましょう。