2016年3月1日更新

【獣医師監修】犬がお腹を壊した!すぐに病院に連れていけないときの対処方法は?

犬の体調不良で最もよく見られるのが下痢や便の変化。
「お腹を壊したみたいだけど、今すぐできることは?」などというときに参考にしたい方法を紹介します。

愛犬がお腹をこわしたときの対処法

まずは便を見てみよう

犬の便の状態を見てみましょう。
形をとどめているか、水のような状態か、色は通常通りかなどを確かめ、犬の排便のたびにメモを取っておきましょう。

問題なければ半日は様子を見ても

もちろん、すぐに病院に連れて行くのがベストです。
しかし、犬にとってお腹を壊すことはよくあること。都合上どうしてもすぐに連れて行けないということもあるでしょう。
そんなときは、以下を目安にしてください。

色が通常通りで、形をとどめている場合は、半日は様子を見てもよいでしょう。
その間、新鮮な水を与え、えさやおやつはあげないでください。

形をとどめていない水状のものであれば、できれば病院にすぐ連れて行きたいところです。
すぐに連れて行けない場合は、えさやおやつを与えず、水だけにしてください。
さらに、市販の整腸剤を与えるのもよいでしょう。整腸剤は「下痢止め」ではなく、お腹の調子を整えるための薬にしてください。
普段から家に整腸剤を常備しておくことをおすすめします。

また、どうしてもお腹がすいてしまい、えさをほしがる場合は、くず粉をお湯でゆるめにとき、えさの代わりに与えてみてください。くず粉は胃の粘膜を保護する役割があります。くず粉がなければ、片栗粉をかなりゆるめにといたもので代用することもできます。

市販の下痢止めはどうしてものときだけ

市販の下痢止めは、下痢をしてすぐには飲ませないほうがよいことも多いです。胃腸にたまった悪いものが外へ排出されず、かえって具合が悪くなる場合もあります。

どうしてもすぐ病院へ行くことができず、数日経ってある程度最初にたまった便が出きっても症状がよくならない場合は、補助的に市販の下痢止めを与えてみてください。

下痢止めを使って下痢がとまったとしても、下痢止めを与えたまま放置することは避けてください。

病院へ

やはりすぐに病院へ行くのがベストです。お腹を壊しただけだから、といって安易に考えていてはいけません。

病院へ行く際は、今までの経過と、排泄した便を少しだけ新聞やペットシーツなどにくるんで持参すると、原因がわかりやすくなります。獣医の指示に従い、正しく投薬や処置をしてください。

ただの下痢ではないことも

便の色が緑色や濃い色、黒に近い色、血が混じっている色などの場合は一刻もはやく病院へ連れて行きましょう。さまざまな病気が考えられます。

一例として、抵抗力が弱っている犬などで、「芽胞菌」が便中に増えるなど腸内細菌のアンバランスが見られるケースがあります。

抵抗力が弱っていると、この芽胞菌が活発に活動し、下痢の原因になります。この場合は病院で抗生物質をもらい、治療します。
こういったケースでは市販の下痢止め・整腸剤などを与えても完治しません。必ず病院で処方された薬を飲ませましょう。

まとめ

身近な体調不良である便の不調。

軽いものから重篤なものまでいろいろな状態・原因があります。愛犬のためにぜひ、時間を作ってできるだけ早く病院へ行き、正しい治療を受けさせてあげてください。

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