2015年10月20日更新

猫の医療にも大切。骨折や手術後のリハビリテーション猫の医療にも大切。骨折や手術後のリハビリテーション

ペット生活

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編集部

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人間の場合、骨折や神経疾患、手術などで長期間入院した場合、退院の前にリハビリを行うのが普通です。ベッドの上にいて衰えた筋肉を回復させ、失った機能を回復させるためにはリハビリは欠かせません。理学療養士の指導のもと、数日~数週間のリハビリを行い退院してからの違和感なく生活ができるように準備をすることはとても大切なことなのです。ところが猫の場合、リハビリがあまり積極的に行われていません。たとえ猫であってもリハビリを行えば治療結果は大きく変わってきます。今回は術後や高齢猫に必要なリハビリについてご紹介しましょう。

 

術後の猫や老化した猫へのリハビリとは?

昔から一緒に散歩に行く習慣のある犬に関してはリハビリメニューが充実していました。動物病院でも針灸やマッサージを駆使したリハビリを行っているところは少なくありません。

これに対して猫の場合、家で寝ていることが多いためか、術後や老化してからリハビリを行うことを考える飼い主さんは多くないようです。それでは猫の場合、どんなリハビリを行えば良いのでしょうか?

家でもできる猫のリハビリ

マッサージ

リハビリの中でも素人が比較的簡単にできるのはマッサージでしょう。マッサージを行うことで痛みを緩和したり、筋肉の張りを解消したり、血液やリンパの流れを活発にすることができますので、リハビリには最適です。

プロが行うマッサージには軽擦法、揉擦法、圧迫法などさまざまな方法がありますが素人が行うと逆効果になることがあります。飼い主さんにオススメなのが足腰を手で撫でるマッサージ方法です。動きの鈍った脚全体をゆっくり撫でるだけでも効果があります。

他動運動

他動運動とは固く凝り固まった関節や筋肉、腱などを解すストレッチのような運動で猫の後脚に対してよく行われています。長い間動けなかったり、年をとったりすると関節や筋肉が固くなり動かなくなりますがこれを解してあげるのが目的です。

よくあるのが後脚をゆっくり伸ばしたり曲げたりする運動。脚の関節や筋肉が固くなって突っ張った状態になると歩行に影響することがあります。人間でも柔軟運動で体を柔らかくすることが健康にとって大切だと言われますが猫でも同様なのです。

運動療法

猫に運動をさせながら機能の回復を図る運動療法は残念ながら猫には難しい療法です。犬と違って猫は人間のコマンドによる歩行訓練や立ち座り運動は難しいでしょうし、水泳なども猫には向かないでしょう。また運動療法を行うにはプロのスキルが必要なのも事実です。

家で猫に対して簡単にできる運動療法は、猫じゃらしなどを使って猫の機能回復を図る運動でしょう。これならば家でも簡単にできますし、回復の度合いによって運動量を変えることもできます。

物理療法

電気、温熱、超音波などを使ってリハビリを行うのが物理療法です。電気や超音波、熱などを動かない部分に当てることにより機能回復のスピードアップを図ることができ、痛みの緩和も可能です。

機器が必要な治療だけに病院で行われるのが普通ですが、最近では家庭で機器を購入して使用する飼い主さんも増えています。また、機器がなくても熱いタオルを使った温熱療法なら家で簡単に行えます。電子レンジで濡れたタイルを2分ほど温め、ビニール袋に入れてリハビリが必要な部分に当ててあげると良いでしょう。これなら家にあるもので簡単にできますね。

 

家でのリハビリは事前に必ず獣医さんに相談を

家でのリハビリは飼い主さんと猫とのコミュニケーションにもなりますし、何より猫に通院の負担を掛けずに機能回復をサポートできますので積極的に取り入れたいものです。しかしながら病気や症状、年齢によってはリハビリが逆効果になることもあります。

リハビリを行う前には必ず獣医さんに相談し、リハビリの方法や時間などについて指示を仰ぐようにしましょう。方法さえ間違えなければ退院後の猫、もしくは高齢の猫の健康にとってきっと役に立つでしょう。

 
 

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