2015年11月28日更新

飼い主さんを幸せにしてくれる猫のゴロゴロ音。なぜ猫はゴロゴロ音を鳴らすの?

ペット生活

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編集部

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猫がリラックスした時や甘えたい時などに鳴らすゴロゴロ音。聴いているとなぜか人間も癒されてしまいます。このゴロゴロ音、猫が鳴らすことは多くの人が知っていますが、鳴らす理由や仕組みなどについては100%解明されているとは言えず、ベールに包まれています。今回は猫のゴロゴロ音についてご紹介しましょう。

 

猫のゴロゴロ音は母猫とのコミュニケーションツールだった

猫のゴロゴロ音はもともと生まれたばかりの子猫と母猫がコミュニケーションを取るためのもの。母猫は授乳できるタイミングになるとゴロゴロ音を鳴らして「ここにいるよ~。ミルクの準備ができたから飲んで~」と子猫に知らせます。

子猫がゴロゴロ音を出すのは生後1週間目位からだと言われていますが、子猫からは「ちゃんと飲んでるから安心して」というメッセージをゴロゴロ音に込めているのだそうです。
子猫のゴロゴロ音は母猫の母乳の出具合を良くする効果もあるそうで、母猫と子猫の間に生まれる信頼と愛情あふれる会話だと言えるでしょう。

大人になってからのゴロゴロ音の意味

ご存知のようにゴロゴロ音は大人になってからも残っていますが、成長してからのゴロゴロ音にはさまざまな意味があると言われています。

幸せや安心を感じた時のゴロゴロ音

ゴロゴロ音をもっとも多く鳴らすのは猫が安心し幸せを感じている時でしょう。猫を優しく撫でてあげたり抱き上げてあげたりすると猫はゴロゴロ音を立てますね。これは飼い主さんに甘え、信頼し、安心している証拠なのです。

緊張した時のゴロゴロ音

自分の置かれた状況を不快に思ったり、恐怖を感じたりする時にもゴロゴロ音を出します。
馴れない人に抱かれたり、病院に連れて行かれた時のゴロゴロ音は決して喜んでいるわけではないことは知っておいた方が良いでしょう。

要求する時のゴロゴロ音

猫が立てるゴロゴロ音の中には「何かしてほしい」という欲求が含まれている場合があると言われています。このゴロゴロ音には他の場合に鳴らすゴロゴロ音と異なり高周波の音が混じっていて聞く人に「何かしてあげないと」という気持ちを起こさせるのだそうです。

猫にご飯を用意している時に聞こえるゴロゴロ音には「早くごはんをちょうだい!」という要求が込められているのかもしれませんね。

体を癒す時のゴロゴロ音

通常、猫のゴロゴロ音の周波数はだいたい25ヘルツだと言われていますが、この周波数のゴロゴロ音には骨の細胞の活性化し骨密度を維持する効果があることが分かっています。怪我をした時に猫は自分で出すゴロゴロ音で怪我を癒しているのではないかと言われているのです。

高齢者が猫を飼うと高齢者にありがちな骨密度の低下を防ぐことができるのかもしれませんね。

死の直前のゴロゴロ音

猫は死の直前にもゴロゴロ音を出すことがあります。死の直前に猫が恐怖を感じているのか、安堵を感じているのか、それともまったく違う意味があるのかについては解明されていません。飼い主さんとしては猫が安息を感じながら眠りにつくのだと思いたいものですがどうなのでしょうか。

 

猫はゴロゴロ音をどうやって出しているの?

猫がゴロゴロ音を出すメカニズムについては下記にようにさまざまな説がありますが、こちらも正確なところは分かっていません。

  • 仮声帯と呼ばれる喉頭室皺襞(こうとうしつしゅうへき)を振動させている
  • 気管と横隔膜の筋肉を共鳴させている
  • 気管から静脈洞へ流れ込む時の血流の乱れから生じている

ちなみに猫だけでなくネコ科の動物はほとんどがゴロゴロ音と出すことができます。

人間の癒しにもなるゴロゴロ音

猫の出すゴロゴロ音は実は人間にも癒しの効果があると言われています。血圧を安定させる効果やストレスを解消する効果、免疫力を高めてくれる効果が知られています。飼い主さんにとって猫のゴロゴロ音は最強のヒーリングサウンドなのかもしれません。