2015年11月28日更新

猫の舌はなぜ、ざらざらしているの?猫の舌の機能と秘密

ペット生活

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編集部

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猫に舐められたことがある人ならご存知だと思いますが、猫の舌は粗いヤスリのようにざらざらしています。舐められると結構痛くて思わず舐められた場所を引込めてしまうほど。犬の舌は人間のように比較的つるっとしているのに一体、なぜ猫の舌はあんなにざらざらしているのでしょうか。ざらざらした舌には何か機能があるのでしょうか?今回は猫の舌の秘密に迫ります。

 

生まれた時には猫の舌もつるつる

猫の舌の上には300もの突起が付いています。実は生まれたての猫の舌にはこの突起はなく、歯が生え始め離乳が終わる5週間目頃から徐々にはえてきます。

獲物の肉を骨からこそぎ取るため

原始の猫は野生の小動物を捕えて食料としてきました。猫の犬歯はナイフのように肉をちぎるのに役立ちますが、舌のざらざらは骨から肉をはぎ取ったり、舐め取ったりするのに便利な道具です。

 

毛づくろいする時のブラシ代わり

猫はよく自分で体を舐めてグルーミングします。この時にざらざらした舌はブラシのように毛を梳かすのに役立ちます。舌にある突起で毛を梳くと同時に毛についた汚れなども舐め取るのです。

抜けた毛はそのまま飲み込んで後から吐き出すのですが、吐いた毛玉を見ると相当な量の毛を梳いていることが分かります。

水を飲む時にはスプーンの代わり

猫は水を飲む際に口を水につけて飲むわけではありません。舌だけを水につけて上下に出し入れすることにより水を口に運んでいるのです。舌にある突起は水を絡ませやすくなっているため効率よく水を飲むことが可能になっています。

味わう機能はそんなにない

人間の舌には、味蕾(みらい)と呼ばれる細胞がありここで味を感じていますが、猫の舌にも同じように味蕾があり、辛さ、甘さ、酸っぱさ、苦さを感じることができます。ただし、猫の舌の味蕾は先端と奥にのみ存在していて中央部分にはなく、中央部分で味を感じることはできません。

猫は食べ物の好みは味よりも匂いで感知しています。舌では食べ物が腐っていないかどうか確認することが重要になるため酸っぱさを感じる部分が一番、敏感だと言われています。

猫の舌は猫にとって機能的な道具

猫の舌は人間と違って機能が多く、さまざまな役割を果たしています。猫が器用に水を飲むのも、お風呂に入らなくても体がきれいなのも舌のお陰なのです。ちなみに小さくて細長く可愛い猫の舌はお菓子の形にも取り入れられていて、フランスには17世紀から「ラング・ド・シャ」というビスケットがありますし、ドイツには「カッツェンツンゲ」という細長いチョコレートもあります。人間は昔から優雅な猫の舌に魅せられていたのですね。

 
 

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