2015年11月28日更新

アメリカで初めて自宅軟禁を命じられ犯罪者になった猫ルイス

ペット生活

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編集部

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アメリカの犯罪に対する刑罰は懲役刑が人間の一生より長いケースがあるなど日本人からみると驚くことが多いのですが、実は猫に自宅軟禁の裁判所命令を出した例が過去にあったのをご存知でしょうか?この猫はコネチカット州に住むルイスという黒白のブチ猫。近所で人を襲ったのがきっかけで裁判にまでもつれ込み、アメリカ中のニュースになりました。今回は前科のある猫ルイスについてご紹介しましょう。

 

ルイス、人を襲ったとして告訴される

ルイスはアメリカ、コネチカット州のフェアフィールド、サンセットサークルに飼い主の
ルース・シセロさんの家に住んでいた飼い猫。白と黒のブチ模様の長毛種です。

2006年、ルイスは複数の人を襲ったとして近所の人達と化粧品セールスレディに訴えられました。彼らによればルイスは挑発されてもいないのに理不尽に人を襲ったとのことで目撃者もいました。ルイスに2度も襲われたというジャネット・キャットマンさんは捜査に協力して白黒の猫が複数並ぶ中から正確にルイスを選び出したそうです。(ガラスの向こうに被疑者とその他の人を並べて目撃者に犯人を選ばせるおなじみのシーンです!)

ルイスに接近禁止命令が出される

この訴えに動物管理局員のレイチェルさんはルイスに接近禁止命令を出します。つまり、「ルイスは近所の人たちに近づいてはならない」という命令を下したのです。アメリカでも猫にこのような命令が下ったのは初めてでした。

ルイスは自宅軟禁され、飼い主のシセロさんはプロザックという抗鬱剤で猫を治療しようとしましたがうまくいかずルイスは再び家の外に逃げ出します。

 

今度は飼い主が逮捕される事態に

ルイスが再び家の外に出てしまった事態を重く見た検察は命令に違反したことを『無謀で危険な行為』として飼い主のルースさんを逮捕しました。ルイスに襲われた女性のひとりが「猫を殺してくれるなら飼い主の罪を執行猶予にしても良い」という主旨の手紙を検察に送り、検察はその方向で手を打とうとしましたが、飼い主のシセロさんは猫の安楽死を拒否。これによりこの件は裁判に持ち込まれることになったのです。

シセロさんは「もしルイスを安楽死させるならフェアフィールドから引っ越す」「猫はおそらく近所の人が水を掛けたり卵をぶつけたりしたので自己防衛のために人を襲ったに違いない」などと証言しました。

ルイス、安楽死を免れる

結局、飼い主のシセロさんは「ルイスは動物病院に行くとき以外は家に監禁すること」「動物病院に行く際には必ずケージに入れること」を約束し、安楽死を免れました。その後シセロさんは2年間の執行猶予期間を無事に終えて、2008年には犯罪履歴も削除されました。

外野はどちらかと言うとシセロさんを応援

この事件はアメリカ国内外で大きく報道されました。被害者は猫の安楽死を強く望みましたが希望はかなわず、さらにこのニュースを見た人たちが面白半分にこのニュースを取り上げたことで被害者側の怒りに火をつけました。逆にシエロさんのサポーターはmyspace.com にスペシャルコンテンツをつくり、シエロさんを支えるために500枚ものTシャツを売ったそうです。

猫はやっぱり室内飼いがオススメ

猫の行為が裁判にまで発展し、法的措置が取られることは日本ではあまりないでしょう。しかしながらここまで深刻な事態に陥らなくてもご近所と飼い猫のトラブルは後を絶ちません。猫はやっぱり室内で飼った方が良いという良い見本なのではないでしょうか。

 
 

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