2015年11月28日更新

【獣医師監修】犬はイチゴを食べても大丈夫?犬にイチゴをあげる場合の注意点とイチゴのレシピ

甘酸っぱい味が美味しく、いくらでも食べられそうなイチゴ。洗うだけですぐに食べられる手軽な点も魅力です。サイズが小さく柔らかいので犬にあげるのにもちょうど良いのですが、犬にイチゴを与えても健康上の問題はないのでしょうか。今回はイチゴを犬に食べさせて良いのかをご紹介しましょう。

犬とって危険ではないが過剰摂取に注意が必要

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イチゴの成分はビタミンC、カルシウム、マグネシウム、カリウムなど。これらの栄養分は犬にとって危険な栄養分ではありませんので食べさせても問題ありません。ただしイチゴに含まれているキシリトールは犬にとって低血糖を起こす可能性があることを覚えておきましょう。
また、糖尿病の犬ではキシリトールの摂取が命に関わるケースもあります
健康な犬では一度に大量に食べない限りは問題とはなりませんが、イチゴのメリットだけを享受するためにはおやつ程度にとどめておきましょう。

イチゴを食べると良い理由は?

ビタミンCが老化を防止する

イチゴはビタミンCの宝庫。犬は体内でビタミンCを生成できるため食事で補う必要はないと言われてきましたが、高齢になった犬や病気で薬を飲んでいる犬には体内で合成されるビタミンCだけでは足りない場合があります。そんな場合、イチゴはちょうど良いビタミンC供給源となるでしょう。

ポリフェノールがアンチエイジングに良い

イチゴにはアントシアニン、エラグ酸というポリフェノールが含まれています。ポリフェノールは視力改善の効果や抗酸化作用がありますので、犬の老化防止に効果があります。

カリウム

カリウムには体の中の余分なナトリウムを排出する働きがありますので腎臓病を患った犬にも良い食品でしょう。また、筋肉の痙攣、脱水、心臓病を改善する働きもあります。

ペクチンが腸の調子を整える

ペクチンとはジャムを作るときなどに使われる成分で食物繊維の一種です。ペクチンには整腸作用がありますので下痢、便秘などの改善に効果があります。また、腸内の悪玉菌やコレステロールを体外に排出する手助けをしてくれすので免疫力UP、成人病の予防も期待できます。

イチゴを与える時の注意点

どんな食材でも与えすぎには注意が必要です。イチゴも同様に与えすぎないよう注意が必要です。イチゴにはキシリトールが多く含まれています。キシリトールを摂取し過ぎると血糖値が低下してふらついたりすることがあります。
キシリトールの許容量は犬の体重によって異なりますが、3kg程度の小型犬なら1日1個程度にしておきましょう。

イチゴを調理するときの注意点

イチゴに含まれているビタミンCは熱に弱い性質があります。もしイチゴからビタミンCを積極的に摂取したいのであればイチゴは生で摂取させた方が良いでしょう。
また、キシリトールの働きは熱しても変わりませんので、加熱したからといってたくさんあげてはいけませんません。

イチゴは適度に取り入れて

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イチゴは小さくて食べやすいため、ついつい与える数が増えてしまいがちです。手作り食ではさりげなく取り入れて、量をコントロールすることが大切です。
他の果物と違って過剰摂取は体調を崩す可能性がありますので、注意が必要です。飼い主さんはイチゴの性質をよく理解した上で適切な量を犬に与えるようにしましょう。

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